







アンメタル
1972 年、特攻隊があなたを無実の罪で投獄しました。 UnMetal は、敵の軍事基地から脱出することを目的とした 2D ステルス/アクション ゲーム (ちょっとしたユーモアあり) です。
みんなのアンメタルの評価・レビュー一覧

kamioka
2021年10月18日
あの名作をオマージュしたステルスアクションアドベンチャー。コメディのほとんどはオリジナルなので何も知らなくても十分楽しめます。
見張りの兵士を華麗な三段攻撃でノックアウトできるほか、あえて物音を立てたり、ちらりと姿を見せて誘導したり、選択肢はいろいろあります。便利だったり面白かったりするアイテムもたくさん。
さらに道中では様々なハプニングが発生。兵士が物音を聞きつけたら……ニャーと鳴く?とにかくあらゆる場面で笑わせてくれます。本人たちはいたって真面目なのがまた面白い。また、このゲームは回想で語られており、あの時は夜だったと言えば突然場面が暗くなり、狼の遠吠えが聞こえてきます。思い出す内容によってはとんでもないことに。
見た目はレトロですが操作は快適。細かくセーブポイントがあるなど現代的で遊びやすい作りです。あと、ローカライズがとてもいい。格好いい声や映画的な音楽と合わさると洋画を見ているような気分になります。
パロディだけどオリジナルなところもしっかり面白いゲームでした。

ムヒ(JP)
2021年10月11日
いや…これ…面白くないよ…なにこれ…
残念ながらこのゲーム デモ版が最高潮でそれ以降は作業ゲーである、新たな楽しみや発見は殆どなく非常に退屈な出来だと言わざるを得ない
このゲームの製作元はUNEPICやGHOST1.0を作り出した所であり、この二作は文句なしに名作だ、しかし今作はびっくりするほど面白くない なぜだ…
*良いところ*
主人公フォックスは尋問されており時折尋問官が言う「君はどうしたのかね?」「ああ、俺は…」と回想するのだがその回想がゲーム中に反映される どれだけ馬鹿な内容でもしっかりと反映されるため変化が楽しい
残念ながら良いところはこれぐらいである
*悪い所*
主人公フォックスは不殺の誓いを立てており例え敵兵でもその誓いは守る さて、このような条件をゲーム側が突きつけてくるのなら当たり前だが打開策をある程度用意していてもらいたいものだ…が4つしか解決策はない
1・殴るか銃撃で無力化する(撃った場合は応急処置をしなければならない) 2.クロロホルムで眠らせる 3.パチンコで気絶させる 4.隠れてやり過ごす
しかし3のパチンコの玉は少ないし、4は必ず気絶させねばいけないシーンがあったりするのだ 正直対策が少ない
2.基本的にリカバリーはできない 失敗したらお終いである、さあオートセーブから巻き戻そう!となる場面が多い 一応任意でクイックセーブができるが不親切な場面が多い
本当にこのゲームは「クソゲーを真似して作ったクソゲー」という評価がしっくり来るゲームである、本当に残念
確かに初代のメタルギアとメタルギア2はかの小島監督から「僕が関わっていないメタルギアはクソですよ(笑い)」と言われていたがだからと言ってオマージュ品までクソにする理由はないし、GBCで発売されたメタルギアは名作と言っていいほど打ち直されていた、どうせならシステム的にそちらも参考にして欲しかった
総評としては「めんどいアドベンチャーゲーム」だろう、エッジが効いたオマージュゲームではない あまりお勧めはできない

poe_yama
2021年10月10日
この作品は8ビット見下ろしステルスアクションゲームをベースに、”記憶で美化された”16ビット時代の色彩を施した、某鋼鉄歯車(無印)のパロディゲームである。
本作最大の特徴は「事後の後に主人公が語る、一連の脱出劇」の追憶体験という形で物事が進行してゆくが、「途中途中で出てくる荒唐無稽な選択のいかんによって、難易度がバカみたいに上がるか、アホみたいに下がるか」という点にある。
例えば、「それじゃあ君、施設内に敵は何人いたんだ?」という尋問に対し、「1人」と答えるか、「5人」と答えるか、「256人」と答えるか・・・といった選択肢があり、選んだ選択によってシリアスな戦闘になるか、単なるおバカなシーンになるか・・・といった点が本作を(カッコよく言えば)オンリーワンの作品に成立させている。
クレイジーな主人公が「事後報告」すればこそ、この要素が成立する点に注目すべきだろう。
「くだらねー」と思わせる本作だが、このC級パロディ映画的ノリのバカさ加減に対し、その作りは大マジメ。
今の時代、容量的にも技術的にも盛り込もうと思えば幾らでも盛れるが、あえてそうはせず、(本作の魅力をかえって損ねるような)大風呂敷は広げず、挙動に不備がなく、遊びやすく、と、「ゲームの動的根幹」を成す部分は徹底的にチューニングされている。
「ウデに覚えのある職人が、マジメにバカをやっている作品」なのだ。
このあたり、作者は「面白いゲームを成立させるにあたり、やってはいけないこと」を良く分かっていると感じる。あるいは作者に相当のゲーム美学があると思われる。
見た目通りのバカさ加減で、ゴリ押しできるのも最初だけ。
徐々にアクションパズルじみた要素がプレイヤーの行く手を阻み、ボス戦に至っては「キチンとした手順を踏んでやらないと勝てない」仕様になっており、緩みがちな本作をキリリと締める。
またその戦闘バリエーションも変化に富んでおり、プレイヤーを飽きさせない作りになっている。
何のかんのとバカさっぷりを発揮しつつも、後半戦ともなればそれなりにシリアスな展開を見せはじめ、途中のステルスアクションと相まって緊迫感を保ちながら、ラストバトルを迎えることになる。
内容はおおよそPVの印象のまんまで、「あ、これは」と思ったのなら、おおよそイメージ通りの体験ができるのではないかと思われる。
映画館で一本の映画を見ることを思えば、プライスもちょうどいい塩梅。
腹八分目のボリューム感で、キッチリと遊べる一本だ。

svlsphp0
2021年10月07日
どこかで見たような風貌の男を操作して遊ぶステルスアクションゲーム
第一章では基地からの脱出劇を自身の口から語るという回想で始まる。
彼の語りがそのままゲームに反映されるので、彼自身の認識に基づいて「ここに何があったか思い出せない」となると、思いだすまで(ゲーム化が進行するまで)何もない更地のままだったり、「敵は何人だった、眠っていた」などの状況を自分が選択してゲームに反映させることが出来て、とても面白い体験だった。
また、英語圏っぽい誇張表現なんかもゲーム画面にそのまま表示され、こちらを笑わせてくれるような表現を多用する楽しいゲームだ。

get in the EV
2021年10月05日
メタルギアのユーモアを10倍、シリアスさを1/10にした2D見下ろし型ステルスゲーム。
アクション(特にボス戦)・ジョークともにかなりの完成度。ボス戦の難易度は高いが難易度は随時下げられる。ステルス要素は思ったより少なめ。
自分のプレイ時間(目安にしてください)
ノーマルクリア 13時間
ハードクリア 7時間
全実績コンプリート 6時間

Rinjin28
2021年10月04日
どうみても固体じゃない方の鋼鉄歯車なゲーム。
といってもゲーム性とガワこそ似ているがストーリーにシリアス感はほぼない。
冤罪で投獄されたために脱走してきた男、ジェシー・フォックス(主人公)の回想……といった体で進行する。一見、伝説の工作員のコスプレイヤーにも見えるが、言動がどうにもアレ。理解に苦しむ内容もクソ真面目に語る。
時折、回想の内容を選択することが所々にある。
選択した結果、とんでもなく突拍子もない事態になったりする。
色々とリスペクト・パロっているので、元ネタを知っていると笑える。
シナリオこそふざけているが、アクション部分などは真っ当なので某鋼鉄歯車が好きだった人にはオススメ。
なお、翻訳精度はかなり良好。違和感などはほぼない。
[strike]まさか「性欲を持て余す」ネタまで翻訳されてあるとは…[/strike]

kunshomo
2021年10月01日
某有名ステルスアクションゲーのMSXだった頃風のステルスアクションゲー。
某蛇になんとなく似てる感じの様子がおかしい男の供述という形で
ステルスアクションを追体験する・・・という体で、パロディネタや
元ネタでなんとなく世界観や演出の良さで納得させられてしまうけどシュールな点が
改めて描かれていたりと元ネタのシリーズが好きな人だったら楽しめるかと思います。
ただパロディに終始しているのかというとそうでもなく、供述内容によって
その場に出現する敵や罠の種類が変わったり思いも寄らない展開になったり
きちんと独自色を出している部分もあり、そのバランスが良い。
主人公のボイスも英語版某蛇に寄せてる感じじわじわ笑える。
ゲーム内容自体は良くも悪くも元ネタのMSX(や、その移植のFC版)風で
目の前に障害→突破に必要なアイテムを探してくる→先に進むという展開が多め。
メタ含む謎解き要素、謎が解けるまでは割と死にゲーな所があるので
元ネタの方を一切やったことがない人は少し苦戦させられる所があるかもしれません。
全チャプタークリアしましたが、唯一躓く要素があったのがチャプター5。
チャプター5では恐らく詰みセーブ防止の為だと思うのですが、無力化した
敵兵を屋外に放置しているとセーブポイント・アイテム両方で一切セーブできません。
ヒント表示される通り「無力化した敵兵は全員室内に隠す」という一手間が必要です。
敵を一時的に隠しておく事ができ、巡回兵士にも見つからない物陰が屋外にもありますが、
チャプター5後半はセーブなしだとキツいのできちんと指示に従った方が良いです。
このセーブできない際に出るメッセージが「周囲の安全を・・・」「先に衛兵を・・・」というものなので
その点についてはちょっと混乱するかも。

ninespider
2021年09月30日
とても面白かった。エンディングまで到達したがまだ遊ぶつもりだ。
このゲームはとある人気シリーズ……特にそのMSX版のオマージュ的な側面が強いのだが、これからプレイする人に先入観を持ってほしくないのでそのゲームのタイトルは伏せた上でのレビューとなる事をご理解いただきたい。
基本は見下ろし視点のステルスアクション。ストーリーは80年代映画的な王道モノ……と思いきや少々違う。
物語はスパイ容疑で尋問を受けるジェシー・フォックスという男の述懐という形で展開していくのだが彼がいわゆる『信頼できない語り手』というやつで話の内容は荒唐無稽。この冒険譚のどこまでが本当でどこまでが嘘かわからないが少なくともプレイヤーはその全てを体験する事となる。この要素はゲームプレイにも活かされていて途中で出てくる選択肢で「ここには1人の兵士がいた」と言えば1人の兵士が現れるし「2人の兵士がいた」と言えば2人を相手取る展開になる。もちろん彼のうろ覚えは兵士の数にとどまらず次第にでたらめさを増していく。この手のゲームでギャグがちゃんと面白いのは貴重だと思った。
個人的に見下ろし型のステルスアクションがあまり好きではなかったのだがこれに関しては満足。ゲームとしても文句なく楽しめた。途中に挟まるボス戦もシンプルながら適度な歯ごたえがあって良いアクセントになっている。アイテムを使った謎解きもアクションとしての面白さを損ねない丁度良いバランスだ。
あとは選択肢を選んだ途端に死ぬような理不尽なトラップを笑って許せるかくらいだが、これに関してはアイテムを消費して行えるクイックセーブで乗り切れという事なのだろう。クイックセーブを使わずクリアする実績があるのだが初回はこれを狙わない方がストレスなくプレイできると思う。とにかく完成度は高めなので安易なメタルギアパロディだと敬遠している人にもオススメしたい良作だ。

寿限無寿限無五劫擦切
2021年09月29日
現在、体験版からセーブ引き継いで6章までクリア
エンディングまでどのくらいかかるのかわからないので、とりあえず現時点でのレビューです
ソリッドではない頃のどこかの金属歯車のようなイメージそのままにプレイできます
主人公の性格は蛇と比べるとけっこう違うし、シナリオの選択によって難易度などの展開が変化します
体験版の感じそのままなのであっちをプレイして気に入ったなら買って問題ないかと思います
日本語訳は十分な出来で自然にプレイできます
難易度はちょっと高いですがイージーに下げることはできます(イージーから難易度を上げることは無理)
現時点でバグがいくつか見つかりました
体験版でもあった、ゲームを起動してからロードやコンティニューするにはゲームパッドからでは無理でマウスで操作しないと駄目な点
無線機を組み合わせたあと死んでコンティニューしたら、無線機は組み合わせる前の状態のまま残ってるのにストーリーフラグは組み合わせ後の状態なので余計なアイテムが残って邪魔になります(今の所はゲーム進行に支障はないですが)
他にも気づかないような些細なバグはあるかもしれませんが、今のところ進行に支障が出るものは有りませんでした
バグではないもののぜひ改善してほしい点として、メッセージが読みづらいところがあります
黄色い吹き出しに白い文字や、彼女とのドライブ中の会話で白っぽい背景に白や薄紫の文字を重ねられると読みづらいので改善をお願いしたい