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Virginia

『Virginia』は一人称視点のインタラクティブなドラマです。これは、卒業したばかりの FBI 捜査官とそのパートナーが、少年の失踪にまつわる謎を解明しようとする物語です。アメリカ発祥の地では、見た目と全く同じものは何もありません。

みんなのVirginiaの評価・レビュー一覧

moiky(mono)

moiky(mono) Steam

2024年08月22日

Virginia へのレビュー
3

[h1]ゲーム要素の存在しないトンチキ混沌ムービー[/h1]
いままで様々なクソゲーだのウォーキングシミュレーターだのビジュアルノベルだのをプレイしてきましたが、これほどゲーム体験と無縁なソフトは初めてで、その意味では衝撃を受けました。
ほとんどの場面でプレイヤーの意図とは無関係にシーンが進行し、ただ次のシーンへのつなぎとしてマップを歩行できるだけ。探索しても見つける事ができるのはストーリーと無関係の収集要素。あらゆる操作は単にムービーの再生ボタンを押し続ける行為であって、ゲームのプレイヤーとしての意思や操作が介在する事は常に拒否されています。

ストーリーについても、ストアにある情報は残らず嘘だと思って間違いはありません。事件の謎とか、陰謀とか、FBIのなんたらとか、失踪人の行方とか、当初はそういう要素もありそうに思えますが、主人公アン・ターヴァーは途中でLSDをキメて意味不明で混沌に満ちた心象風景の彼方に飛び去ってしまい二度と戻ってこないため、何一つ解決しません。
彼女はFBIの捜査官でもなんでもなく、最初から一度も現実世界にいなかったのではないか、とさえ思えます。

[JP]YellowCab

[JP]YellowCab Steam

2024年08月16日

Virginia へのレビュー
3

私には難しすぎました…
場面は飛ぶは、時系列もよくわからなくなるわ、会話がないのも合わさって、何がどう進んでて、
現実なのか妄想なのか混乱するばかりでした
ローポリで作られた世界や雰囲気は素晴らしかった
地味に移動速度が遅いのもストレスだった
個人的にはオススメできない

otamajackson

otamajackson Steam

2024年08月08日

Virginia へのレビュー
3

ストーリーが難しい。途中からついていけなくなった。
会話が一切ないので自分の想像力で補う必要があるわけですが、自分には合わなかった。

toudo

toudo Steam

2023年08月18日

Virginia へのレビュー
3

歴史的背景を考えながらプレイすると、色々と推察などもできて楽しいとは思う。
しかしゲーム性が低い。

yumodoshi

yumodoshi Steam

2023年07月25日

Virginia へのレビュー
5

二周した。それでも自力だけでは理解不能だった。
私がこれまでプレイしたゲームの中でも最も難解。
賛否両論なのも当然で、だがこの難解さは周到に意図されたものだ。

まずこのゲームを楽しむにはデヴィッド・リンチ作品のような明確な解釈を拒む抽象的な表現に慣れている必要がある。
またアメリカの歴史、思想や文化、特に反共保守、黒人差別、薬物の影響、象徴の解釈などをある程度理解している必要もある。
このゲームではたまに文字情報はあるがセリフが一切なく、ほとんどのシーンが映画のようにカットされつつ自動進行するため
ほぼ映像の情報のみで人物背景や状況、ストーリーを解釈しなければならない。
アメリカ人だったら自然とわかる事も多いかもしれないが、日本人が予備知識も無しにやったら何もわからないだろうと思う。
私も一週目は登場人物の職業や人間関係などを判別できず、そのせいで後半の展開が全く理解不能になってしまった。

本作のようなカットのある無言劇という形式は「Thirty Flights of Loving(2012)」というゲームが初出のようで、
本作のスタッフロールでもわざわざリスペクトを表している。
10分ほどで終わるとても短いゲームだが、時系列を撹乱させたカットによる心理描写は秀逸で、内容の娯楽性も高くわかりやすい。
一方で本作のそれは明らかに挑戦的でありプレイヤーに対する要求水準が高く、
表現の解釈能力が試されるという意味での高難度ゲームと言える。

ひとつの解釈として、以下のブログ記事の考察が最も納得のいくものだった。
http://subcultureplus.blogspot.com/2016/10/virginia-story-explained.html
ここまで読み解くにはかなりの労力を割いたに違いないが、
正直なところ表現形式としてこれほど難解にする必要が本当にあったのだろうかと思えてくる。

難解さとは何なのだろう。
感情を感情として見せないための機構なのか。謎が謎としてあり続けるための儀式なのか。
それとも形式や様式の快楽の希求にすぎないのか。

おそらくVirginiaという作品の目的は「無念」の昇華だと思うし、それはネガティブな怒りの発露と同時に普遍的な願いでもある。
だがその熱量が大きければ大きいほどストレートにはぶつけることができなくなり、難解さで包み込む必要が生じるのかもしれない。
難解さに特別な価値や権威を付与する必要はないが、なにか特定の表現に必要な難解さというものはあると思う。
それで非難されたり無視されては元も子もないかもしれないが、
無味乾燥な歴史年表や「無念」という言葉だけでは絶対に片付けてもらいたくない。
それを予定調和の大団円で救った、救われた気になってほしくない。
ともかくそういう執念がVirginiaという作品には必要なことだったのではないかと思う。

zakuro666

zakuro666 Steam

2023年03月18日

Virginia へのレビュー
3

グラフィックの綺麗さや音楽に惹かれ、ミステリーゲームということでプレイを始めたが、いつまでたってもWASDで移動してマウスを動かして◇をクリックするだけであった。違和感が否めないのが、マウスをクリックするまでもなく、おそらく移動ポイントに達するか時間なのかで、勝手にシーンが切り替わるところ。所々に書類を見せられるなどの情報提供はあるが、会話が無く、書類も投げられるだけなどの演出なので、かなり前のめりでプレイに向き合わないと物語を進めることが困難だと思う。
何かがありそうな雰囲気はあるので、そう言った雰囲気を味わいたいなら良いかもしれないが、強制的にシーンが切り替わるので、気持ちがついていかない印象をどう許容するかか。

KTNatSapporo

KTNatSapporo Steam

2023年03月06日

Virginia へのレビュー
5

昔はナラティブもの大好物だった気がするんだけど、面白そうに見えても、実際に遊んでみると表現がクドい・野暮ったいと感じることが少なくない。でもこれはそういうクドさがないし、自分でどう読み解くかという部分が遊びになっている感じで楽しめた(音楽は人によってはクドいかな?)。あとやたらスムーズな場面転換が素敵。余白のある映画や表現が好きな人向きかな。

積んでるならサントラだけでも是非聴いてほしい。

[spoiler]プレイ時間が多いのはカードが出なくて粘ったせいです[/spoiler]

gindako

gindako Steam

2022年09月19日

Virginia へのレビュー
3

内容はミステリでも推理でもなく、哲学や人生観に近い。ゲームというよりも無声劇の映像作品。

内容の面白さ以前に、主観視点がぐりんぐりん動き回って揺れるので、かなり酔いやすい。

そして情報量不足が原因で、ストーリーの理解が及ばなかった。
現実のシーンと、想像のシーンと、いわゆる深層心理のグチャグチャした夢のシーンとがこんがらがって、何が現実で何が夢なのかが分からない。プレイヤーに伝える情報もっと整理して描写してくれると良かった。丁寧に作られた作品ではあるけど、作り手が何を伝えたいのか。自分には伝わってこなかった。残念。

トロロアニマル

トロロアニマル Steam

2020年07月21日

Virginia へのレビュー
5

陰影のきれいなローポリ画面。歩いて、特定のものを選択するだけの一本道ストーリー。
新聞記事などを読めるものの、セリフは無い。場面展開が激しく、現実と妄想が入り混じり次第にカオスへ。
田舎町で発生した少年の失踪事件を追うFBI捜査官二人の話。

ミステリを期待してはいけない。事件を解決するための話ではない。
捜査官の抱える事情などがメインであり、少年を見つけて家に返してあげてハッピーエンド~というスッキリした終わり方ではない。少年の生死、自らの意思でどこかへ行ったのか、誘拐されたのか、事故に遭って身動きできないのか……そういったことが全くわからないまま終わる。エンドロールが流れた時、困惑した。

http://subcultureplus.blogspot.com/2016/10/virginia-story-explained.html
こちらの解説で理解できた気がする。
舞台となるヴァージニア州は先住民と入植者の熾烈な戦いが起こったところ。人種問題が関わってくる話なんだろうなーとはプレイしながら思ったが、歴史にうとく色々とよくわかっていなかった。

1ku0

1ku0 Steam

2020年07月01日

Virginia へのレビュー
3

勝手に音楽が盛り上がっていきますが、まったく気持ちがついていけません。
話は分かったような分からないような、正直まったく興味が持てなかったので、考えたくもないです。

nego_jp

nego_jp Steam

2020年06月10日

Virginia へのレビュー
3

インターフェイスと字幕に日本語が入っていますが、初期設定だとおそらくチェックが入っていません。設定しても、報告書?などの表紙はほとんど和訳が入っておらず、黄色と赤色の報告書っぽいものがパッと見ても何なのかさっぱりです。
自分が拾い忘れているのか、ゲームの中の書類や張り紙など(中身があるドキュメント自体が少ない)を見ても難解なストーリーすぎたのかさっぱりわかりませんでした。少なくとも何時にも誰がどこどこで何をしてといった5W1Hを駆使し推理するゲームではありません。

登場人物たちは近くにいるが、話している事だけが伝わるといった感じなので、置いてあるオブジェクトやキャラクターの持っているもの、立ち居振る舞いを見てなんとなくこうだったんじゃないのかなと推測するほかありません。ネットで考察しているサイトなどを見て、そういうストーリーだったんだと理解する感じでした。
多用されるシーンカットの中でキャラクターを少しだけ動かせる操作方法も相まって、ある程度のアメリカについての教養と英語力がないとストーリーが全くわからない雰囲気ゲーだと感じました。

良かった点
・ポリゴンめいたキャラクターが可愛いし、風景も綺麗
・音楽が綺麗
・血がでない表現で探索も怖くない

悪かった点
・短すぎるシーンカット(現実なのかそうじゃないのか、過去なのか現在なのかもわからない白昼夢状態を強く感じて不気味)
・中身がほぼないドキュメント
・会話している人のすぐ近くにいるのに話している内容は聞こえるわけではない

全レビューを見て気になった人はセールで買うといいと思います。

OmeKobaton

OmeKobaton Steam

2020年04月29日

Virginia へのレビュー
5

推理系のゲームを想像して購入すると痛い目にあうという良い例だと思うぞ。
色々な場所を歩き回って証拠や証言を集めて事件を解決するのかと思ったら、ただ単に怪しい場所をクリックすれば勝手に話が進む方式だったぞ。
でもって、その怪しい場所っていうのは、露骨に怪しすぎるから一切考えなくても話が進んじゃうぞ。
それでもわからないって人には、アプリサイドで怪しい場所を教えてくれる親切設計だぞ。
何しろカーソルが勝手に・→〇→◇と露骨に変化するのだから、どんな馬や鹿でも答えがわかっちゃうぞ。
操作方式は、FPSでもおなじみのWASD方式だぞ。
でも、アクション性は皆無だからASDはいらないぞ。
もちろん、SHIFTでダッシュとかCTRLでしゃがむとかスペースでジャンプとか、そういうのは無いから安心して遊べるぞ。
肝心のストーリーだけど、完全な無言劇でいわゆるお察しください系だぞ。
僕はお察しできないタイプなので話が全然わからなかったぞ。
こういうお察しの能力がないやつは若いころからもてなかったんだぞ。
そんなわけだから、若いころもてなかった自分を思い出して辛かったぞ。
最後にこのゲームが作らるまで2年半かかったって書いてあったけど、98分で終わっちゃったぞ。
最後にコバトンとのお約束。
このゲームを購入するときは90%オフの時に買うんだぞ。
じゃあのう。

sXsaba_jpn

sXsaba_jpn Steam

2019年12月30日

Virginia へのレビュー
3

レビューに目を通すほど気になっているのなら遊んでしまうことをお勧めしたいが、2hもあれば遊び終わってしまう上に表現手法が独特で、「わけがわからない」となってしまうと楽しめない人も多くいるかも。

個人的にダメだこれと思ったポイントはゲームの紹介文がデタラメとは言わないまでもゲーム内容と違うものになっており、期待していた内容とまるで違うゲームであったこと。
良くも悪くもこういう物の売り方にはがっかりする。

SirMoBariq

SirMoBariq Steam

2019年12月27日

Virginia へのレビュー
5

メニュー周りとゲーム内で読む必要のある文章は日本語化されています。ゲーム内はセリフがないので言語の問題はありません。
(意図的に多様な解釈が可能なつくりにしてあるので、想像力をフルに働かせないと全く面白く感じない可能性が高いです)

映画のようなジャンプカットでテンポよく進みます。英語が大丈夫な方は、クリア後にフォーラムを読むと詳しい分析・解釈をしている方がいるのでお勧めです。

Satojo

Satojo Steam

2019年09月01日

Virginia へのレビュー
3

「このゲームについて」を読むと、あたかも推理要素のあるアドベンチャーゲームのようにも思えますが、実際には特に推理や調査といった要素はなく、決まった場所をクリックするとシーンが進むインタラクティブなビデオ作品といった風なものです。実績解除を狙わないなら、プレイ時間は2時間程度。

「ゲームの特徴」で触れられていないこのゲームの最大の特徴は、登場人物のセリフが皆無ということです。ボイスだけではなく、字幕もありません。書類等のテキストも非常に限られた短いものがあるだけで、それでさえ読み切る前にシーンが切り替わることも。

そういう仕組みですから、ただでさえ"現実感が希薄な"映像が多い中、物語は徐々に難解になっていきます。シーンとシーンの繫がりが唐突だったり、時間軸が飛んだり、空想と現実が交差したり……ちょっと強めな「アート系」の雰囲気の中、行方不明者の捜索や田舎町の秘密といった物事の真相も明確には示されません。意味深なシーンから何かを想像して、ユーザーなりの答えを探すタイプの作品なのかも?

とはいえ、あまりにも説明が限られていることから、世界観へ入り込むことも、登場人物に感情移入することも容易ではありません。セリフがないにしても、例えば日誌とか新聞記事、捜査報告書のようなテキストがあれば、田舎町やそこに住む人々に生きた印象を感じ取ることができたかもと思ってしまいます。

「このゲームについて」で書かれているものを期待していると、悪い意味で裏切られるかもしれません。でもまあ、高いゲームでもなし、セールの常連でもあるので、ちょっと変わった映画を見るような気分で買うなら……

Bキチ

Bキチ Steam

2019年03月27日

Virginia へのレビュー
5

[b] 映画・映画音楽・ADV・アメリカ・田舎・自然・ローポリ・ライティング・マシニスト [/b]

以上のフラグメントが興味の指向としてある者はまず買え。しょっちゅう100円になってる。
この作品を1時間少しプレイすれば、理解した気になろうがなるまいが、心は確かに動かされているはずだ。

ジャン

ジャン Steam

2018年11月29日

Virginia へのレビュー
5

サイレントウォーキングシミュレーターAVG

新人FBIの主人公の約1週間の記録、一応テキストはあるがほぼ内に等しい、サイレント映画を観ているような演出、ウォーキングシミュレーターとしては自由に動ける個所は少ないチャプター形式で、一応コレクション要素の鳥の羽や花を採ったりなども隠れている、取りあえずクリックできる場所でクリックしていけばいつの間にかクリアしている作品

ストーリーに関しては後半は精神的、心の内面などを演出してきて分かりづらいように感じるかもしれない

ボリュームは約2時間程度、コレクション要素や実績を取ろうとすると2週目も必然的にやらないといけない、セールで100円とかになるので映画好きならいいかもしれない、純粋にミステリーアドベンチャーなどを期待してはいけない

D6-Ironfist

D6-Ironfist Steam

2018年09月19日

Virginia へのレビュー
5

週末の夜に映画を見る代わりにどうぞ。
内容も映画の様だ。
映画のジャンルでいうとサスペンス風の文芸作品。
あくまで文芸作品、映画賞や批評家に受けるがシロクロ分からないアレだ。
空間を歩いて次に進むなどの操作は出来るがストーリーには影響しない。
進行に関係のない隠されたオプジェクトを見つけて実績を解除するのが唯一のゲーム要素。

yoheihey

yoheihey Steam

2017年12月12日

Virginia へのレビュー
5

2周クリア。
謎解き推理アドベンチャーと見せかけて、完全リニア型のウォーキングシミュレータータイプ。

プレイヤーはFBIのアン捜査官の視点からとある事件の捜査と、相棒である捜査官の内偵の展開を追っていくことになる。
このゲームの最大の特徴は、登場人物が一切しゃべらず、人物のリアクションと周囲の状況を見て物語の想像を膨らませていくことがメインになっている。ということ。

正直、ゲームとしての体裁はほとんど整っておらず、プレイヤーができることはアン捜査官を移動させることと決められたオブジェクトを調べてみること。基本的にストーリー分岐のような選択肢は無い。
あまりにもできることが少ないが、では退屈か?というとそのようなことは無く少なくとも1周目のプレイでは、映像を追いながらストーリーの展開の把握とその裏側に想像を巡らせることを楽しめるはず。

個人的にはこんなにストーリーに引き込まれ、『これはこういうことか?』『実はこういうことがあったのではないか?』などと思いを巡らせたのはアランウェイク以来のことだった。
他人にお勧めする際に気になる点は、『ゲーム性そのものは無い』『おそらくハッピーエンドではない』『明確な答えは出ない』という3点。
どれか一つでも引っかかるという人は手を出さ無い方がいいと思ふ。

あ、あとFBI捜査官円形脱毛症の人多過ぎぃ!

12587415

12587415 Steam

2017年12月01日

Virginia へのレビュー
5

FPS視点で特定のポイントをクリックするごとに進行するアドベンチャーゲーム。
会話等は一切なし。すぐに場面が転換していってまるで映画をみているような感じ。
クリアまで2時間程度。
いろいろと謎が多く、プレイした人で考察してみてね的なゲーム。
考察を載せているサイトもいくつかあるのでプレイ後はそちらをみるのもいいかと。

Reversal!

Reversal! Steam

2017年11月13日

Virginia へのレビュー
5

ヴァージニア州の田舎町を舞台に繰り広げられるウォーキングシミュレーター的なADVです。
あらすじは、新人のFBI捜査官の主人公が先輩のFBI捜査官と一緒に行方不明の少年を捜索することになるものの、上司から先輩捜査官の内務調査も命じられるのであった…というものです。

ストアページのあらすじを見るととてもミステリーチックな書き方がされていますが、本格的なミステリーを期待するとかなり肩透かしを食らいます。
導入こそミステリーなものの、進めていると主人公を始めとした登場人物の内面を深く描くことがメインであることがわかるからです。
さらに登場人物が一切喋らない上にテキストも最小限なため、解釈の多くがプレイヤーに委ねられています。
しかも「Xファイル」や「ツインピークス」のように夢と現実がないまぜになったような演出が多々挟まれ、言外に示唆されることも多いため、よくわからず終わりかねません。
私は解説サイトを見てようやく意味が分かりました(半ギレ)。
解説を見るとかなり納得でき、よくできた脚本だなと思いました。

システム的には、完全に一本道な上に調べられる場所も基本的に1か所なので、自分から何かをするということはありません。
実績に関係した収集要素があるくらいです。
プレイ時間的にも内容的にも、映画を1本見るような感覚で臨むと良いかと思います。
「Gone Home」などと同じ感じですね。

Ysui

Ysui Steam

2017年10月13日

Virginia へのレビュー
3

一周のみ、テキスト翻訳なしでのプレイ(レビューを見て存在に気づきました)なので100%参考になるレビューではないと思います。

「アート寄りの手法」「夢と現実の交錯」「明示されない真相」…
レビューを見て受けたこれらの印象を元に購入を決めました。
そして、実際にプレイして自分の期待していた、求めていたものではなかった…そう感じました。

大まかなストーリーラインはなんとなく掴めたのですが、主人公の内面描写を深めていくための要素が物足りません。主人公が苦悩していること、FBI捜査員としての自分と自分の心との間で板挟みになっていることは伝わってくるのですが、そこまで苦悩する理由が見えて来ないのです。
[spoiler]内部調査対象となっている同僚とどの程度の関係性なのか、が解らない。[/spoiler]
夢と現実が交錯するような手法と物語の設定、テーマがあまり噛み合っていないようにも感じます。

操作面においては、決まったオブジェクトしか調べることができないことにフラストレーションが溜まりました。一本道なのは良いのですが、「次に調べるもの」を見つけ出してそれを選択する、という動作に楽しさよりも煩わしさを感じてしまいます。
また、同じものを何度も調べる時にカメラがいちいち戻ってしまうのも地味な部分ではありますが気になりました。

絵の雰囲気や演出、音楽は良いものでしたが、軸となるシナリオとしっかり噛み合っていたかは疑問が残るように感じました。

mcr_b2_old

mcr_b2_old Steam

2017年05月21日

Virginia へのレビュー
5

ユーチューブ(おついちTube)のライブ配信で、このゲームを知りました。
ずいぶん前の事ですが、ライブを見て感動し即購入しました。
グラフィックはポリゴン調ですが、ミュージックはとても素晴らしいです。
ストーリの内容はサイレント映画を見ている感じだったので、最終的にこうだったと説明が難しく感じます。
しかし、攻略後に仲間内で意見を交えたのですが、人によって見解が異なっていた事に驚きと楽しさを感じました。
こういうゲームもありかなと思いました。

masamasa

masamasa Steam

2017年04月10日

Virginia へのレビュー
5

■推測することを強いられる快感
世の中には、
アドベンチャーゲーム/推理小説/推理ドラマ
それぞれメディアは違えども、
プレイヤー/読者/視聴者が物語を見聞き,体験して、
謎に触れ、
それが(あるいは探偵役の手によって)解けていく快感
...を供給する物語/エンターテインメント作品
が数多く存在する

このゲームもそんな作品のひとつではあるけれども、
そういった類似作と一線を画している点がある。

ゲームの内容として、背景には
アメリカ、1990年代、南部側の都市と空気感,黒人差別,FBI,裏切り者狩り
とあるが、それより目につくゲームの在り方として最も大きな特徴。
それが「会話内容についての描写が全く行われない」ということ。

他作品でもそういう演出が行われるシーン
(会話しているが音が聞こえない)
を目にすることはあるが、
全編を通してそれが行われることで、
プレイヤは常に推測することが強いられる。

あれ!? 推測させてもらえることって、
こういったジャンルの作品の本質、
快感につながる予備動作みたいなもんじゃない?
...そう、推測することを強いられる快感がこのゲームでは断続的に続く。
またそれが大幅に作品のテーマに結びついているように、私には感じられた。
詳しくは説明しない...いや説明することができない...ので、推測して欲しい。

ゲームを一通り最後まで"見終わって"も、推測しきれないこと、あるかもしれない。
それがストレスになるであろう人には全くすすめられないが、私にはそれが格段の快感だった。

この余韻を全力で味わいたい。

moja_nixen

moja_nixen Steam

2016年12月28日

Virginia へのレビュー
3

小さな田舎町で進行する恐らくUFO、宇宙人絡みの何かの
証拠を掴んだ少年が失踪、その調査を進める中で暴き出される
平凡な町に隠された驚くべき真実!

といった感じのミステリー、展開を想像して
やってみようかなと思っている人には
おすすめできません。

少年の失踪事件が、このゲームにとって
何の意味があるのかもわかりません。

"さあアメリカはバージニア州の小さな田舎町の
不思議世界に足を踏み入れましょう"

という文句にワクワクして
やってみようかなと思っている人にも
おすすめできません。

プレイヤーが足を踏み入れるのは
主人公の不思議世界です。

私個人の感覚ですが、
ストアの紹介文は明らかにミスリーディングです。
そういった風なゲームではありません。

Stukalied

Stukalied Steam

2016年11月06日

Virginia へのレビュー
5

このゲームのストアの日本語説明について
>「Virginia」は小さな街に潜む秘密を解き明かす、1人プレイ1人称視点のミステリーゲーム。
>調査は不穏な方向へと進んでいき、容疑者の数は奇妙なまでに増えていく。
>ひとつひとつの決断がアンとハルペリン捜査官の運命を、命の行方を決めていく。

このあたり、プレイしていないか、あえて嘘を書いたとしか思えない。
まず、主人公が決断して話が分岐したりすることないですし。
一般的な探偵・捜査アドベンチャーを期待して買うとがっかりすると思います。
(私はそうでした…)

「ゲームの特徴」以下に書かれていることがこのゲームを正しく表していると思います。
それなりの低価格と、雰囲気が素晴らしい(特に音楽)ので、「おすすめ」としておきます。

以下、初見プレイで恥ずかしながら個人的に理解が不足していた部分です。
・ジョン・エドガー・フーバーと彼の時代のFBIについてWikipedia等で事前に一読しておくとストーリーが分かりやすいかもしれません。
・派手な色の切手のようなものはLSD(幻覚剤)です。舌にのせて使うようです。

Cafenez

Cafenez Steam

2016年10月17日

Virginia へのレビュー
5

[h1]ストーリーを楽しむだけでなく、本当の意味で物語の主役になれるゲーム[/h1]
内容自体は単調気味なクリックアドベンチャーですが、
楽しもうと思った分、応えてくれる素晴らしい世界が広がっています。

[h1]日本語対応です!(抜けも若干あります)[/h1]
英語が全く分からずとも大丈夫です。字幕ONで日本語字幕が出ます。
(追加字幕を選択すると[*ドアの開く音*]など、テレビドラマのような字幕を出す事も可能です。)

[h1]購入する時は絶対にサントラ版購入を!![/h1]
壮大な音楽と、素晴らしい背景、ドラマの様な演出が素晴らしいです。
1000円タイトルとは思えないオーケストラサウンドがスゴい。

目一杯楽しみたいなら、ぜひ大げさに身振りをしてみてください。

空を見上げると満面の星空が広がっています。
同僚とビールを飲みながら横に目をぶらすと夕日が輝いています。
車内から横向きに窓を覗くと、山林風景がとても美しく流れてゆきます。

オーケストラサウンドと素晴らしい背景、ドラマのような演出の全てが折り重なり、
あなたを単なるプレイヤーではなく、作品の主人公として迎え入れてくれます。

Kotajiro

Kotajiro Steam

2016年10月08日

Virginia へのレビュー
5

最高の映画体験ができる。

この映画の売りは、「謎」。

物語展開がとても早く、観ている途中で「えっ、これってどういうこと?もしかして・・」と考えさせられる部分が多々ある。
ストーリーに分岐がないが、多くのシーンに残された「謎」を検証する余地があるため、リプレイ性がある。
はっきりと「これはこういう意味だ」と語れるものでないところが面白い。

映画館に行くより安く、楽しめる作品となっている。
映画好きには超おすすめ。

Haco Slacker

Haco Slacker Steam

2016年09月25日

Virginia へのレビュー
5

設定の「一般」内左下画面表示によればクリア時のVer.はリリース版の1.00。クリアに所要した時間は初回で114分。私自身の嗜好として昔はアドベンチャーがそれ程好きではなかったのですが、近年は長時間拘束されるタイプのゲームより手軽さがあってプレイの頻度は増えてきています。

Ver.1.0.2で全実績解除までプレイできたため不具合に関する記述を削除しました。

[h1]Pros:[/h1][list]
[*]映画のようなサウンドトラック
[*]簡素ながらも印象に残るビビッドな配色
[*]非言語的なストーリーテリング[/list]

[h1]Cons:[/h1][list]
[*]字幕とテキスト翻訳字幕のデザイン
[*]ゲーム性はほぼ皆無[/list]

[h1]頻繁に発生するシーンの切替と抽象的表現が数多の解釈を招く[/h1]

 Virginiaは女性の新人FBI捜査官Anne Tarverとなり1992年米国ヴァージニア州の片田舎Kingdomで発生したLucas Fairfax少年の失踪事件を調査すると同時に、相棒となるベテラン捜査官Maria Halperinの内偵を行う3Dアドベンチャーゲームです。場面はシーンごとの小さな行動エリアによって区切られており、[u]一度行ったエリア(厳密には同じエリアはあってもシーンのID管理が異なる)には二度と戻ることができない一方通行のゲーム[/u]です。プレイヤーが行うことは場面場面でクリックすると反応するオブジェクトの近くまで移動してマウスクリックするだけです。

http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=768554188

 シナリオや脚本については大きくその好みが分かれると思います。シーンの切替や夢/現実の交錯が頻繁に発生する表現手法によって、ユーザーの理解を妨げています。またストーリーの結末ですら[u]明確な答えは提示されない[/u]ので、ハッキリ答えが提示されないと嫌だという人には合わないと思います。劇中に出てくる鳥や鍵などのメタファーをどのように捉えるかも、結局はプレイヤーによって解釈が異なり、抽象性をどれだけ容認できるかによって良いとも悪いとも受け取ることができる内容になっているように見受けられます。

http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=768554249

 この作品において[u]手放しに賞賛できるのはサウンドトラック[/u]です。いかにもこれから何か起きますよといった怪しげなサスペンス調の曲から、Anneの心情が伝わってくるような穏やかな曲まで状況に応じて流れてきます。この音の配置や盛り上げ方だけで、このゲーム買って良かったなと個人的には思っている次第です。ストアページのトレーラーからもその雰囲気は垣間見ることができるかと思います。特に鮮烈な赤を絡めたオープニングのスコアは痺れます!なんでサウンドトラック別売してくれないのかしら…。

 字幕の表現について言及します。[u]言語化された重要な情報は「字幕」がONの状態で該当箇所をオーバーレイする[/u]ことで得られます。このオーバーレイする箇所が1つの対象オブジェクトの中で複数ある場合に、それとは初見で気付きづらかったです。別に見なくてもストーリーは進められますが、なるべく見落としはしたくないものです。[u]テキスト翻訳字幕は状況描写を字幕化したもの[/u]で、あってもなくてもどちらでも良いのですが、文字が画面をデカデカと占めないよう英語版に準じてローカライズ後のフォントやフォントサイズの見栄えにも気を配って欲しかった(要はダサイ)ように思います。

 私が思うにVirginiaは分かりづらい(90年代の海外ドラマの影響など映像表現手法などについては詳しい人にお譲りする)ので、決して一般受けするゲームではないなと感じています。ただ、ニッチであっても「これの意味はああじゃないかしら、あ、ひょっとするとこういうことかも?」と[b]描かれる可能性に思いを馳せることが好きな人[/b]には、是非手に取って欲しい作品です。

Stella Hoshimi

Stella Hoshimi Steam

2016年09月24日

Virginia へのレビュー
3

えっと、自分もあんまり展開が分かってないんで自信がかなりないけど、
多分「FBIの内部調査頼まれて内部調査対象者の人と一緒に捜査してく」ってのがあらすじだと思います。

ストーリー全般についてはこんがりすぎて全く説明できないけど、
どうやらそうなるのを狙ってるゲームらしいので(確証はないよ!真相わかったら教えてね!)、
まあ雰囲気だけで語るとかなり面白かったんじゃないかなあと思いました(小並感)
世間の評価もいいみたいだしね。
ボクみたいなアスペ予備軍はともかく、考えたいって人、考えられる人なら楽しめると思ってます。
あと音楽はいいと思います。あーなんか盛り上がってるなーとかそんな感じを教えてくれます。
音楽自体も結構好きでした。

で、じゃあなんでおすすめしないんだって話なんですけど、
「確かに操作できる映像作品として見たら面白い」けど「ゲーム」としてはどうなんだ、と思ったからです。
具体的に気になった点を述べていきますと、
[list]
[*]最初に内部調査の書類を貰うとこで、中身を読んで無くても時間経過で勝手にシーンが進んでしまうところ。下手するとストーリーが全く掴めなくなります(なりました)。こここそクリックで進むようにすればよかったじゃねーか。
[*]一本道すぎ。一本道なのはまあいいんですけど、ファイルや本なんかが目に入るシーンがあっても、中身を読めることは殆どないです。
知的好奇心が削がれます。調べさせてくれないんじゃ映画でいいじゃん。
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…とまあ正直ゲームである必要がないといった感じが強めでした。
「ゲームならでは」な部分もそんなになかったかなーと思います。

他に細かい点では、
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[*]レターボックス、画面移動の独特な挙動、公式による30fps推奨による眼の疲れやすさ。3D酔いする人はきつそうな気がします。
FPS酔いとか3D酔いする人にはキツいんじゃないかなと思ったりします。
 [*]「字幕」項目。このゲームには会話がない(はず)なので、表示されるのは所謂クローズドキャプション、効果音なんかをテキスト表示します。アクセシビリティを考えると素晴らしいことであるのは確かですが、はっきしいって通常プレイには雰囲気を壊されるだけです。
一方でテキスト翻訳は作中のテキストを翻訳して表示(バイオショックのアレみたいな感じです)してくれるのでON推奨。もうちょっと分かりやすくならなかったんですかね。
 [*]メニュー画面のチンタラさ。項目出てくるのが遅いので、ちょっとイラっとくるときがあります。あとEscキーでポーズメニュー入ってEscキーで再開できないのはまずいでしょ。
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と細かいとこで「ゲーマー」に対するマイナスポイントが存在するわけです。
それらが積もり積もってでたボクなりの結論として、
「ストーリー大好きでストーリーさえ良ければなんでもいい」みたいな人にしか勧められないわけです。
映像作品としてみれば良作だけど、ゲームとして目線を変えると途端に気になる部分がポロポロ出てきてしまうのです。

…とまあ長々と書いたくらいですから、きっと愛着はあるんだろうなあと思ってます。
ストーリーモノが好きで、上記の欠点を受け入れられるなら、買えばいいのではないでしょうか。
[strike] 映画と同じで2時間ないくらいで終わるから面白くなかったら返品できるしね[/strike]

Virginiaに似ているゲーム