














Where the Water Tastes Like Wine
Where the Water Tastes Like Wine は、旅をし、物語を共有し、明白な運命を生き抜くことをテーマとしたナラティブ アドベンチャー ゲームです。豪華な手描きのイラストが特徴の「Where the Water Tastes Like Wine」では、2D ビジュアルと 3D オーバーワールド米国マップが組み合わされています。
みんなのWhere the Water Tastes Like Wineの評価・レビュー一覧

ksrgkanata
01月03日
日本語化MODをアップしてくれた方に感謝したいです。辞書まで付けてくれて、大変勉強になりました。
ゲームの内容についてですが、このゲームを通じて、以前知らなかったアメリカの歴史や都市伝説などを知るようになりました。そしておかげで、アメリカ歴史にはじめて興味を抱くようになって、特に先住民の歴史、土地の強奪、労働闘争などの研究の本を読みたくなりました。元々本を読むことが好きで、ゲームの物語性を重視していますので、このようなボリュームのある物語を読めて嬉しかったです。ナバホ族のデハヤが語る物語がもたらす感動、今でも忘れません。思い出すだけで涙を禁じ得ないほどです。ゲームが終わっても最後の実績が達成できなかったため、攻略を探したところ、開発者のインタビューを読みました。ゲームのテーマである「アメリカは国民に多くを約束しているが、その約束のほとんどが果たされていなかった」が、その達成できない実績でよく表していると思います。結局現実には、水がワインの味がする場所がなかった、という虚無感を無限に味わうことができます。
このゲームの中に語る物語どれも素晴らしかったのですが、やはり歩き回るシステムがどうしてもちょっとつまらなかったです。まさに「辛抱強くゲームする」という言い方にふさわしいゲームです。アクションゲームとか開放的な世界を探索したいとかそういう類のが好きな方はおそらくこのゲームをする時は喜びよりも苦痛を感じるのでしょう。私も個人的にはこの点についてどうしても褒めることができません。
結論としては、個人的に物語が好きと言っても、やはり友人とかに簡単に勧めることができないゲームだと思います。
「見ることができても到達できない、理想に沿って生きさせようとするけど現実には苦闘しかない」そのままです。これもまた「水がワインの味がする場所」の醍醐味の一つでしょうか……(苦笑)

Tamezou
2023年07月09日
日本語化MOD万歳!
テキストが重要な作品ぽいのに日本語が無いことで、
ウィッシュリストのお局様(?)と化していた当作品もとうとう消化の対象に。
(だいぶ前に出ていたのに気づいてなかった)
制作者さんありがとう!
まだ始めたばかりですが、オープニングをGoogleレンズ通して読んだのと、
パッチ適用後に再度見たのとでは理解度に天地の差があり、
心の底からありがてぇ・・・となりました。

OKN
2023年07月06日
[H1] カントリーと口笛と [/H1]
カントリーミュージックをBGMに古き良き時代のアメリカをてくてくと歩き回っては、さまざまな噂や小話や怪異譚を集めて回り、人々に話して聞かせるという放浪系アドベンチャー。
「怖い話を聞かせてよ」、「希望のある話が聞きたい」などのリクエストを受けるので、集めたストックの中からとっておきを話して聞かせるわけだ。
相手が満足すると、お返しに身の上話などをしてもらえる。
とにかく実在の人物のエピソードから、荒唐無稽なモンスター話、都市伝説の類まで古今東西ありとあらゆるアメリカ文化のごった煮のごとき「お話」の奔流がまたいい。
おそらくだが詳しい人ならば、それぞれの元ネタが分かるのではないだろうか。
また人に披露した話が口伝えで広まるうちに、なんだか訳のわからない尾ひれがついて、立派なヨタ話にアップグレードされていくのも面白い。
当然ながらアップグレードされたお話はウケがいいので、こんどはそっちを披露していくことになる。
ゲームオーバーも時間制限もないのんびりとしたプレイ感がよく、気が付くと最後までやっていた。
[table]
[tr]
[th]言語依存度[/th]
[th]★★★★☆[/th]
[/tr]
[tr]
[td]難易度[/td]
[td]★★☆☆☆[/td]
[/tr]
[tr]
[td]ヒッチハイク度[/td]
[td]★★★★☆[/td]
[/tr]
[/table]

Bliz
2022年12月04日
お話を求めてアメリが大陸をのんびりと歩く、癒しゲーです。
歩いているだけで結構楽しいゲームです
バーボンを傍らに置いて、良いBGM、ナレーターの良い声で癒されてください。
私はサントラまで買いました。
探せば日本語化MODがみつかるかもしれません。
レベルとしては3つあります。
●レベル1 英語がわからないが、雰囲気を楽しむ。
適当にクリックしていれば物語は進みますので、何となく雰囲気に癒されれてください。
テキストはクリックするまで進みませんので、PCOTなどで翻訳してもいいですが、かなり難しい英語です。
機関翻訳では、???な翻訳が多々出ますので、癒しゲーでストレスを抱えることになるでしょう。
●レベル2 英語がわかる
ここからが、本来の楽しみ方になります。アメリカ大陸の海外旅行を楽しんでください。
出てきた物語のバックボーンを調べるとより楽しめるでしょう。
かなり英語レベルが必要になります。英語勉強して、これをやろうと言うレベルでは太刀打ちできないように思います。
英語の勉強として、これをやるなら他をやる方が良いでしょう。
●レベル3 アメリカの文化、歴史を知っている
随所に歴史文化を知っているとにやりとさせられる物語が現れます。
また、歴史的背景を知らないと、意味がわからない部分もあります。(特にキャンプファイヤー仲間)
ゲーム内には、随所に文化、歴史をベースにした物語が現れます。
まあ、そう言うゲームですし、当たり前なのですが。
なので、そのバックボーンを知っていると知らないでは、楽しさが全然違います。
例えば:
あなたは、海辺を歩いていると、一人の青年に出会う。彼は武器を携えどこかへ戦いにでも行くような恰好をしていた。
彼は、犬と、奇妙な事に猿を連れている。
彼はあなたに、ここら辺に船はないかと聞いてくる。あなたは向こうの浜辺に船があったと教えてあげる。
彼は感謝の言葉を述べ、お礼に団子を1つあなたに渡して去っていった。
空からキジの声が聞こえてくる。
と、こんな文章が出てきます。日本人なら、すぐにわかるでしょう。

takora
2022年11月15日
BepInExとXUnity.AutoTranslatorで日本語に自動翻訳が可能です。フォントの指定はしないと文字が出ません。
ゲームの最初の起動時に強制的にプロローグをやらされて、それが終了するまでメニューにも行けないのは面倒でした。カントリー調の音楽が良いのでサントラとセットで買うのがおすすめ。

bluehaze
2020年12月23日
旅人・奇譚・伝承というキーワードが好きな人にはかなり刺さるゲームだと思います。
音楽とボイスが素晴らしいです。アパラチアの"Vagrant song"が個人的にどハマリしました。
ゆっくりのんびりプレイする感じのゲームなので、長編小説を読む気持ちでプレイしています。
おおざっぱな内容としては、各地を旅しながら、怪しげな二人組に声をかけたり、喧嘩に首を突っ込んでみたりしつつ、小さな物語(話のネタ)を集めていくゲームです。ある程度の物語が集まったら、大陸中を旅している旅人たちに会い、彼らに話を披露することでイベントが進行します。旅人たちもそれぞれ個性的で、一晩語り明かした後、また別の土地で会うのが楽しみになります。
日本語がサポートされていないのが惜しい……辞書なしで読むのは結構つらいです。ただ、画面をWindowモードにして、キャプチャした部分を翻訳するフリーソフトを併用すれば、だいたいの内容は把握できます。また、自分のように英語が得意でない人でも、心地よいボイスと音楽、特徴的なイラストは十分に楽しめると思います。「うわー英語かぁ…どうしようかなぁ…」と悩んでいる方は、ぜひプレイすることをお勧めします。

ashi_yuri
2020年06月27日
[h1] 在りし日のアメリカの物語を求めてさまよう最高の旅シミュレータ[/h1]
[u]有志による日本語化パッチあり(「Where the Water Tastes Like Wine 日本語化 MOD」で検索)[/u](2023/3追記)
このゲームの目的は、悪魔と契約して骸骨となってしまった主人公が、アメリカ合衆国の「生きた」物語を集めて回ることだ。
主人公は、19世紀後半から20世紀初頭を思わせるアメリカ各地をめぐって、いろんな噂話を聞いたり奇妙な体験をする。
そして行く先々で出会う旅人、ギャンブラー、WW1帰還兵、黒人牧師、カウボーイ、メキシコ移民、ネイティブアメリカン、ヒッピーなど様々な人たちに、その物語を話してあげる。
彼らの多くは傷つき、苦しみ、哀しみを抱えながら、一方で貪欲で夢を見るのに必死だ。物語を必要とする人たちなのだ。彼らが望む話を披露できれば、お返しとして彼らが持つ物語を聞くことができる。
旅人たちにしてあげた話は、また別の町で誰かの噂話として聞くことがある。その時には、大げさになったりもっと面白くなったりしているかもしれない(ネコをかごに入れた変わった女の子に会った話が、いつのまにか魔法の猫を飼った魔女に出会った話になるなど)。
それは彼の国の人たちが生活する中で生み出し、伝え、育て上げた「生きた」物語だからだ。
ゲームの中心要素となる各地で出会う物語は、どれも短編小説の断片のように印象的で、怖い話や謎めいた話、良い話など様々な種類がある。旅人たちが背負う物語はどれも特徴的で、一筋縄ではいかない悲しみや情感にあふれている。200を超える物語と16人の旅人たちとの会話は、最後まで飽きずに楽しめると思う。
また、グラフィック・音楽・演技など総じて演出の質が非常に高く、物語の持つ力を非常に良く引き出すとともに、旅気分を心地よく盛り上げてくれる。
各物語に付いた単色のラフスケッチや旅人のグラフィック(特に交流を重ねて最終段階で見られる真の姿!)は最高に格好良いし、カントリー・ジャズ・ブルースなど地域ごとにシームレスに変わる音楽はどこか寂し気で聴いていて心地よい。ストーリーを読み上げてくれるナレーターの声は渋くて聞きやすく、旅人たちとの会話は方言や地域特有のアクセントも取り入れながら情感豊かに演じてくれている。
クリアまでの目安は20~30時間程度だが、クリアより過程が楽しいゲームだと思うので、特に気負わずプレイすればよいのではないでしょうか。
テキストが多いのに日本語対応がない、後半になると単調に感じやすい、エンディングがさっぱりしすぎなど難点もあるけれど、それを上回る唯一無二の魅力を持っているゲーム。
PVを見て気になった人や、在りし日のアメリカを旅してみたい人は、(セールで買って)はじめの1時間だけでもプレイしてみてほしい。
そして気に入ったなら、物語を聞き、語ることの魅力にあふれたこの旅を続けてほしい。
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[b] 以下は補足 [/b]
[b] (英語について) [/b]
自分はTOEIC500点代(高校基礎程度)でgoogle翻訳片手になんとか最後までクリア。
知らない単語や口語的な言い回しが頻出するため細かいニュアンスはだいぶ見落としていると思うが、とりあえず進められるので問題ない。文章自体はさほど複雑ではなく、急がされることもないのでゆっくり読める。アメリカの歴史や文化について知っているとより読みやすくなると思う。
[b](ゲームプレイについて)[/b]
各地をめぐってstoryを集める→焚火で各キャラクターが求める種類の話をするのを繰り返し、キャラクターとの親交を深めることでゲームを進めていく。
全体の大きなストーリーの流れはないため、ゲームサイクルに慣れる後半になるにつれて単調に感じられるかもしれない。一方で、各地で集めるstoryや各キャラクターの話などコンテンツ自体は最後まで変わらず面白い。
ほかのゲームの合間に少しずつプレイするようなスタイルがおすすめ。飽きたら途中で旅をやめるのもあり。
[b](Tips)[/b]
チュートリアルが分かりにくいため、Tipsをまとめてみました。さらに困ったらSteamのガイドでほぼ解決!
・Shift+矢印キー:口笛を吹く(早歩き)
・M:マップを見る
・I:インベントリを開く
“Story”でタロットを選択すると焚火で話すことができる3つのstoryの入れ替えが可能
・ヘルス・お金・眠気の管理は適当で大丈夫。
デスペナルティはなく直近に寄った都市から再開となるだけ
・電車にただ乗り(Hop)しないとフィールドに表示されない未読ストーリーがある
・旅人の話が最終章になると特定の都市に飛べるポータルがもらえる
(インベントリで確認できる)
[b](最後に)[/b]
サントラも歌詞付きで非常に良いのでおすすめです。あっさりしたエンディングの後に読む“Heavy Hands”の歌詞は、このゲームを数十時間も楽しむような人には必ず感じるものがあるはずです。
Well, stories end and I’m closin’ mine
Where the water tastes like wine
So, have a nice trip!

hr.
2018年06月15日
好き!大好き!
ウエスタンや自由な一人旅が好きな人全員に勧めたいですが、かなりの英語力が求められます。海外の小説が普通に読めるレベルの英語力を。でも、プレイヤーを置いて勝手に話が進むことはないです。もしかしたらGoogle翻訳や辞書を使えば楽しめるかもしれません。
勧めたいのに身の回りにこのゲームが楽しめるほどの英語を理解してる人がいないもどかしさがツラい。

fri_freeman
2018年06月05日
A story game about collecting stories and telling stories. That's it. You travel across the country, randomly, or following the train track with a destination in your mind. Whistling and walking, hitchiking, or stealing a ride in a train car. You listen to people's stories, and tell it to other people. Melancholic, hopeful, adventurous, stylish, and making you want to pick up your bindle and never look back. Great music, writing, and voice acting, If there's any downside, it's that the gameplay part (control, walking around) is relatively awkward and unoptimized, but it's still 100% recommended if you like to listen or read stories beside campfire while listening to folk music playing in the background.