








くまのレストラン
最後の食事は何を食べますか? このレストランでは死者が最後の晩餐をすることになる。ハンバーガー、オムレツ、寿司、プリン、何でも。あなたが生前に好きだった料理を作りましょう。
みんなのくまのレストランの評価・レビュー一覧

Imamura
03月12日
ゲームのクオリティが低いというわけではありませんが、正直面白くありませんでした。
ファンシーな雰囲気に反して題材が重めというギャップは面白いのですが、全体的な描写が浅く全く入り込めません。
キャラクターの死ぬ理由もリアルに寄せたいのかギャグなのかよくわからないのでこいつらが消えてもどうでもいいなと感じてしまいました。
なんとなく雰囲気で感動に寄せているだけという感じが拭えませんでした。
途中挟まるメタ表現も唐突で、題材にマッチしているかというと微妙でした。
元が無料ゲームということを考えるとよくできていると思いますが、販売価格1300円と考えるとおすすめできません。

人の服であやとりしないで
01月08日
とても良いゲームに出会えた🐻🐱🐰
ゲームでこんなに涙腺ユルユルになるとは思わなかった…。
絵柄がほんわかしてるので騙されますが、内容がかなり攻めてます。
何も情報を入れない空っぽな状態で是非プレイして下さい。
胸が締め付けられる描写が多々ありますが感動します。

地獄変
2024年01月22日
[h1]思っていたより攻めているゲーム[/h1]
「メグとばけもの」が大いに楽しめたので本作も買ってみることにした。
この作品の概要自体は以前から知っていたのでどんなゲームかはふんわり知っていた。
舞台は死後の世界でレストランに現れる死者の食べたいものを提供すると相手が消えていく。
また相手の記憶や死ぬ瞬間を見ることができ、2010年代半ば以降で増えている死因やトラブルを扱っていることもあってプレイヤーに身近なもとを感じさせてくれる。
ゲームとしてはレストランに来た人物を満足させて逝かせるわけだが、BGMとの組み合わせがいい具合に調和を生んでいるのが本作の魅力。またドットもリズミカルかつバリエーション豊かに動くので見ていて飽きず、よく動くものだと感心。
そのまま時には涙を流しつつプレイして無事にクリアと思ったら二段構えである。メグとばけものと同じだ。
そこからラストまでは飽きることなく楽しむことが出来て余韻も良かった。
[h1]死の不可逆性[/h1]
個人的に印象的だったのがこれ。
どうあがいても「登場人物の死」は最後まで覆ることがなく、ちゃんと「死」という現実的なものを正しく扱っているのが良かった。
あとどことは言わないが、特定の登場人物を殺すかどうかのところではしっかりプレイヤーの選択で殺せるのもこれまで描いていた流れからして意外ではあったが、ここも良かった(とはいえ多分どちらを選んでも殺すのは変わらないっぽいが)。
[h1]おや? となった点[/h1]
第一部のほうでは現代社会をテーマにしているシーンが多かったが、第二部のほうで急にファンタジーな死因が出てきて、ちょっと唐突な落差を感じた。
ファンタジーというなら作品世界観そのものがファンタジーではあるが、「死ぬまでの過程」と「登場人物のいた世界」が現実ベースであるため、そういった部分をファンタジーにされると少し困る。
[h1]問題点[/h1]
強制終了。
第一部で1回、第二部で1回起きたのは勘弁してほしかった。
すぐに起動できてオートセーブもどうやら細かくされているので強制終了をくらったプレイヤーのフォローは十分だが、そういう問題ではないのである。
シーンによっては没入感を一気にリセットさせられるのでもう少しどうにかしてほしかったか。
[h1]まとめ[/h1]
ツッコミどころはあったが、物語自体は極めて満足度が高く、サントラも購入した。
第一部自体も楽しめたが、第二部では取り扱う人物の雰囲気が一気に変わり、それもけっこうテキストや設定が攻めている感じだったので意表は突かれたが、かといって面白さが損なわれるわけではなく「買って良かった」と思わせてくれた作品だった。

yukikageren
2023年08月24日
ストーリーは一本道で進んでいくので迷うことはありません。
内容がある意味王道なので先の展開が読めてしまいますが、楽しめました。
ただ定価で買うにしてはすこし高いのかなとも思ったので、セールの時に買えば満足できると思います!

aboo_oxo
2023年07月16日
かわいいドット絵と優しいBGM
難しいアクションも謎ときもなく、ストーリーは一本道。
言うなれば、大人の絵本でしょうか?私は、ほろっとしました。
このレストランには亡くなった方が来店します。
そのお客さんの記憶を探り、思い出の品を出します。
死というテーマを扱い、
割と直接的な表現もあるので敏感な方は注意が必要ですが、
あっさりと描き、作品の雰囲気も優しいため嫌な後味はないです。
自分の人生をちょっと見つめなおす、
素敵な時間を得るきっかけになるのではないでしょうか?
といい感じに書きましたが、
優しい雰囲気であまり癖がないため、物足りない人はいるかも?
また、3時間程度で全実績解除できるため、お値段(コスパ)が...という人もいるかも?
私は気になりませんでしたが、そのあたりも含めて「絵本」という感じです。

むめめん
2023年07月13日
まず、ほのぼのゲームだと思っていたらホラー要素もあったので、ホラーが苦手な方には注意していただければと思います。目安としてソフトホラーが行けるなら大丈夫です。
人の死を扱うゲームなので前提的にメンタルが落ち込んでるときにやるものではない(余計に落ち込むかも)と思い積みゲーにしていましたが、この度メンタルも回復傾向にあったのでプレイしてみました。
キャラクターの設定も丁寧に作りこんであり、この価格でこのクオリティは大変満足できるものだと思います。後日談には少し泣かされてしまいました。
難しい要素もなく、絵本を読んでいるようにサクサクプレイできます。お時間さえあれば是非自分の目で内容を確かめてもらいたい作品です。

至近南蛮
2023年04月14日
天国と地獄の間で、くまさんがレストランを開いています。出す料理はお客さんの最後の晩餐。主人公のネコはお客様にどんな料理がいいか聞いて、聞いてもわからないときは思い出の中に「ダイブ」します。
本当に素晴らしい作品でした。ゲームをプレイしている最中、ずっと泣いていました。個人的に「栄養ドリンク」の下りがやばかったです。最初小鳥が出てきたとき、コイツ口悪いなと思っていたのですが、そういうことだったのか。というような気づきが多くて楽しかったです。あと、エンドロールのところで引きこもりの人と病気の子が一緒にゲームしてたのがなんだか嬉しかった。仲良くなれたのかな。
温かな料理に、優しい思い出。どれも大切なものです。大事にして生きていこうと思いました。このゲームを作ってくれた人に感謝を。

LGFC0316_twitch
2023年03月22日
プレイ時間6時間程度でクリアしました。
ほかの方がたくさん内容についてのレビューされていると思うので、
ゲーム配信向きかどうかについての評価をします。
結論:単発もの配信では◎
・数時間でクリアできる内容ですので、1~2回の配信で単発ものとしてサクッとできます
・特に難しい要素もなく、少し道に迷う程度で進められるのでテンポもよいです
・泣きゲーですので涙腺の弱い方はテキストが読めなくなってしまう可能性があります
・ただドラマティックであることは間違いないのでリスナーさんとの一体感が生まれます
・続編、新作もあるので長期タイトルの配信の合間にいくつかつまめるシリーズになっています
ボリュームは少ないため、長期間の配信は難しいです。隙間にプレイするのがベストです。

DAITOUA1208
2022年07月23日
猫と熊のレストランを舞台にしたアドベンチャー。
2時間ちょいで全実績解除の上、セールでなければ1300円と決してコスパは良くない。
だけど、コスパだけでは語れないお話だった。僕はセールで安く買ったし、後悔はしていない。
興味のある方は是非プレイして、この世とあの世の狭間にあるレストランの結末を見届けて欲しい。
きっと優しい気持ちになれるだろう。

Rlyeh
2022年06月07日
[h1]記憶を無くしてしまった人たちのお話[/h1]
天国と地獄、くまのレストランがあるのはその間の世界
そこに訪れる人達がストーリーを紡いでいく感じ
テーマがテーマだけに凄く悲しいお話が多い
しかしそれを差し引いてもオススメしたい気持ちがある
私は続編のフィッシングパラダイスをクリアしてから
こちらをプレイしたのでビックリした
あまりにも平和だな~のんびりゆったりだな~と思っていたから
出てくるくまとかネコは続編にも重要な役割で出てくるが
そんなに重く受け止めていなかったのだ…
言える事としては「くまのレストラン」も「フィッシングパラダイス」も
滅茶苦茶にオススメだという事だ
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Steamキュレーターで紹介しました
[URL=https://store.steampowered.com/curator/41056472/]「3D酔いでもゲームがしたい」[/URL] [URL=https://twitter.com/_Rlyeh]Twitter[/URL]
毎日更新してます!
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puuti146
2022年06月03日
[h1]概要[/h1]
一言で、『Oneshotテイストなゲーム』となるだろうか。
パッとタイトルだけ見ると、動物たちと仲良く平凡なレストラン経営みたいな感じ見えるが、
そんなシュミレーションゲームではなく、歩いて謎解きつつ、流れを見ていく、そんなゲームだ。
[hr][/hr]
[h1]○○ってなに?[/h1]
[b]『死ってなんだ?人生ってなんだ?』[/b]
そんな感情が湧き出すゲーム。
もちろん登場する人物の死に方は、
当然の報いのものもあれば、それは正義なのかと問われる部分もあった。
ここで死に対する何かを語りはしないが、
これらを考えるのもこのゲームの楽しみ方ではないだろうか。
[h1]一度やるとそれっきり[/h1]
Oneshotと同様で、これをプレイした時の感情は[b]一度きり[/b]である。
もし気になったならば、実況動画は見ずに、購入をすることをおすすめする。
やったときに、ほんわかと心が暖かくなるのは初回特典だ。
[h1]BGMのよさ[/h1]
プレイしていて思ったのが、
ピアノやオルゴールのやさしいBGMがとても頭の残った。
曲数そのものは少ないが、
作業BGMにしたい人はOSTを購入してみてはどうだろうか?
[hr][/hr]
[h1]総評[/h1]
全体を通して、気兼ねなくプレイすることができるゲームだった。
一周限りしか楽しむことはできないかもしれないが、
その1周が人生の1つとなるならば、私に後悔は無い。
[strike]ダイブって聞くと攻殻機動隊を連想する。[/strike]

Vtuber鯱おじさん
2022年05月18日
タグはRPGですが、ビジュアルノベルのようにストーリーを楽しむゲームです。
アクション性や戦闘を要求されることはありません。
ドット絵がとても可愛く、またそれゆえに切ない。
ゆっくり読み進めてプレイした結果、ゲロ吐くかと思うほど泣きました。

belfaste
2022年01月26日
お料理記憶ダイブアドベンチャー。
元のスマホアプリ版は基本無料(広告つき)だったという。
それならば「オススメ」していたかもしれないけれど、1300円のゲームとしてはなかなかどうして。
本作はざっくり分けて、前半と後半に分かれている。
前半部では、あの世とこの世の狭間に位置するレストランでウェイターのネコとなり、コックのクマさんが調理した料理を客(すなわち死にたてほやほやの魂たち)に提供する。オーダーは客が生前もっとも執着していたり思い出深かったりする食べ物となっていて、たまに注文に反して「おまえが本当に食べたかったのはこれや」とクマが強引に別の料理を出したりもする。
料理の詳細がわからないときは「ダイブ」と呼ばれる能力を使い、客の記憶へ潜り、料理に関する思い出を拾う。
この「ダイブ」が使えるのは注文を取るときだけではない。
ネコの自室で訪れた客たちの名簿を閲覧し、それぞれの死に様を垣間見ることもできるのだ。ここが本作のゲームプレイのキモのひとつとなっている。客の中には赤ん坊やネズミといったものたちもいて、それぞれ「見ていた風景」が他の客と同様に記述される。「万人に死は等しく訪れる」というこのゲームのコンセプトのようなものが透けて見える。
後半パートでは(ネタバレゆえに詳細は省くが)あるキャラが失踪してしまい、行方を追って”地獄”へと冥界下りをすることとなる。ここでは料理を行わなくなるものの、「ダイブ」要素は残っている。基本的に”天国”行きの客ばかりだった前半パートに比べて、”地獄”行きの人間たちは愉快でない人間が多く、そこがアクセントとして効いている。
そうして、前後半全体を通じて語られるのは”愛”の物語だ。どういった”愛”が、どのように演じられるのかは各自の眼で確かめていただきたい。
本作の大きな魅力として挙げられるのは、緻密であたたかみのあるクオータービューのドット絵だろう。マップこそ限定されているものの、キャラクターのアクションにもいちいち気が配られていて、本作のテーマ的には欠くべからざるエッセンスであろう人間味や親密さが宿っている。特に終盤にクマがネコに対して行うあるアクションは、ほんとうにさりげなくも心動かされるものがあった。
また、前述したように人間以外のキャラも登場するのだが、ドット絵のアクションの豊かさのおかげで人間のキャラに負けないパーソナリティが描かれているように見える。もっともそれは人間のキャラクタテリングの貧相さの裏返しでもあるわけだが……。
マイナス点は大きくせざるをえない。それは本作のコアの部分に関わることだ。
「ダイブ」機能によってキャラの生前の生活や死に様を見ることができる、と上に書いたが、そこのあたりの描写にセンス・オブ・ワンダーが欠落していてつまらない。
ビックリさせられるほどトンデモない死因があるわけでもないし、逆にリアルさが丹念につきつめられているわけでもない。
悪い意味で定型的でお話っぽい。
死を通じてキャラクターを描こうとする物語においてこれは致命的だ。前半部の終盤でそれまでの客たちが一堂に会する場面があるのだが、それぞれのキャラへ十全な感情移入が果たされていてこそ盛り上がるシーンであるのに、数十分前になんかいたなってやつらばかりなのでなんだか感情的にかみあわない。コンセプトは良いだけに、非常にもったいなく、はがゆく感じた。
寓話であること自体は否定しない。だが、寓話にも寓話の面白さというものがあり、それはどこかで見たような、物語全体のメカニズムからも外れたどうでもいいエピソードを並べることではない。
本作のアプリ版と同時期に、似たような「あの世とこの世の狭間にあるカフェ」というコンセプトでオーストラリアのディベロッパーが作った[url=https://store.steampowered.com/app/725270/Necrobarista/]『Necrobarista』[/url]というゲームがあって、あれはなにからなにまでピーキーでクセがあったけれど、あのくらいの個性があったほうがまだ遊べる気がする。
結果としてキャラクターにおけるストーリーのディベロップメントの不足が、ゲーム全体のストーリーの不足感にもつながっている。
本筋もあまりよく練られていてないのかな、と見受けられるところが多々ある。
特に後半部であるメタ的な仕掛けがなされるのだが、それがメタであることにびっくりするくらい意味が無い。本来であればゲームのメカニクスを自覚した上で利用する仕掛けであるはずなのに、本作ではその自覚がまるでどこかへ行ってしまっている。
劇中ではオタクの青年が作者の代弁なのかわからないゲーム評論(タイトルこそ変えられてあるが『FF』や『ペルソナ5』や『ラストオブアス』)が滔々と語られるのだが、『Undertale』や『NieR: Automata』についてもそれっぽい評を語っているのにそのプレイ体験を完璧に忘れてしまったかのような代物になってしまったのは疑問というか、困惑すらおぼえてしまう。
忘れがたい愛嬌や美点を具えた作品であることは間違いない。限りなく少人数でこれだけのクオリティのルックを作られるのは頼もしい。
ただ、自分の基準ではセールであっても選択肢に入るかはや微妙な作品だ。