








Dreamwild
Dreamwild は、数多くのユニークで奇妙なサイケデリックな世界を舞台にした、テンポの速いアーケード スタイルの FPS です。呪われた剣で無限の大群を切り裂き、DreamWilds が提供する秘密を発見し、マインドスペース全体に広がる暗い疫病の真相に迫りましょう!
みんなのDreamwildの評価・レビュー一覧

K.M.I.Y?
2024年08月14日
以下未クリアのレビュー。
無料配信ながら圧倒的好評を誇る「サイコポンプ」と同じ開発元のFPS。
作りこみは粗いが光るものがあり、価格もボリューム相応なのでビジュアルが気に入ったら買ってみても良いと思った。
是非アプデやDLC等で拡充してほしいところ。
細かい点は以下に記す。
ビジュアルがとにかく強烈で、主人公こそオーソドックスな鎧の騎士だが
キャラクターや敵は奇怪かつちょっぴりグロテスク。
また、オーソドックスなファンタジーよろしく騎士や城が出てくるが、敵キャラにパソコンのモニターが出てきたりBGMや効果音に謎の無線会話が入っていたりと、カオスで奇妙さがあって良い。
ゲームの本筋にはほとんどストーリーは無いが、キャラクターの会話やジャーナルも存在するのである程度の背景は窺い知ることができる。
ゲーム内容はローグライトに近く、1プレイはそこまで長くはならない(というかセーブ・中断不可)。
自分を強化しつつ世界を歩いて鍵を集め、ラストダンジョンに臨むという形式。
操作感は結構スピード感があり、バニーホップでめちゃくちゃに加速する事ができる。
とにかく動きながら剣ビームを連打するのはBoomershooter感が強く、割と面白い。
武器のバリエーションは一つしかないが、敵のバリエーションはステージ毎にしっかり入れ替わるのは感心する。
ゲームの欠点は大きく2つ。
1つ目は、とにかくとにかく説明が無い事。
アイテムの使い方や効果の説明なし、ゲームの目的も説明ほとんどなし、有志ガイドを見ても理解が難しい。
2つ目は、ゲームとしての作り込みの粗さ。
最大HP(厳密には5以上)で出せる剣ビームが唯一まともな戦力というバランスの悪さ、ステージ中にあるアイテム入手はポーションが必要かつアイテムは1種しか持てないという不親切さ
(ポーションを使って手に入れたアイテムと引き換えにポーションを捨ててしまうので取捨選択も不可能)
ゲーム中にコンフィグを開いたりできずセーブや中断もできない不便さ等々…色々と目立つ粗が点が多い。
粗さだけで言えばとても2022年とは思えないのだが、独特な雰囲気を形成する一要素になっている所もあるので中々憎めない…

Bruticus
2023年04月22日
[h1]超高速マラソンLSD[/h1]
なんの事前情報もなくBoomer Shooterだと思って買ったら超変なゲームでこれはこれでありだったのでレビュー。
DREAMWILDというタイトルに違わず、だだっ広い荒野にほっぽり出されて敵に猛追されながら探索し、ショップのある2Dの拠点やいろんな世界をポータルを使って行き来し目的地を目指すシンプルなゲーム性。
一貫性のない不条理な各ワールドを行き来させられるのはまさしく夢の中といったところか。
[b]良いところ[/b]
・何はなくとも90年代中盤ぐらいのポイントアンドクリックゲーやOddworldのような荒いプリレンダCGがそのまま顕現したかのような特異なアートワーク。個人的にPS1で有名なカルトゲーのLSDとの類似性も感じる。
・スピード感が凄く、超現実的アートワークと相まって謎の高揚感が生まれている。
・アクションと探索に集中させるため余分なものは極力削ったシンプルな操作性。
・探索補助アイテムやゲーム内通貨を次回のランに繰り越す銀行などが用意されており、案外クリアまでの導線はしっかりしてる。(ただ最初だけは何を足がかりにすればいいか困惑する)
・そこそこあるどうでもいいシークレット。
・ある意味バニーホップ養成ギブスとしての価値はあるかもしれない。
・レビュー時現在、作者にかなりやる気があり、コンテンツの追加、機能の改善など頻繁に行われている。
[b]微妙なところ[/b]
・出来なきゃ敵に圧殺される、いけない地形があるとバニーホップでの加速が必須のゲーム性でアクション性がすこぶる高く人を選ぶ。(割りとふんわり目のジャンプで猶予を多めに持たせてあり最近のゲームらしく平易にはなってるが)
・悪く言えば彷徨ってちょっとアイテムを集めて最後にボス倒してクリアするだけのゲーム性と薄っぺらい。(一応ハイスコアを競うと言う要素はあるがオンラインリーダーボードとかはない)
・ローグライト的にマップをいくつかのパターンから生成してると思われるが多分あんまりパターンがない。オブジェクトの密度もスカスカと言った感じ。
・シークレット的にセカンダリ武器が設置されているがこれもバリエーションはそんなにない。(これらは値段相応といった所ではある、コンテンツの追加に期待)
・拠点に戻るポータルに比べて別ワールドに飛ぶポータルの接触判定が小さく、なかなか入れないところを敵のラッシュの餌食になりがち。
・キーアサイン不能。
・人によってはこのグラフィックは酔い等で気持ち悪くなったり、不快感を覚える可能性がある。
変なゲームだし見た目の割に技術介入度ありと人を選ぶがこのゲームにしかない体験というのは確実にあるのでオススメではある。
最後に、チュートリアルがアクションのトレーニングモードを兼ねているので不慣れな人はやったほうがいいということと、拠点ではノイバウテンのロゴみたいなキャラがいる建物へ入ったとこの泉をクリックすることで無料で回復できることをアドバイスしておく。