









ジラフとアンニカ
「キリンとアニカ」は PC 用 3D アドベンチャー ゲームで、猫耳の少女アニカと一緒に神秘的なスピカ島を探索します。 各ダンジョンはボスによって守られており、アニカは音楽ベースの戦闘システムと完全に同期されたアニメーションを通じてボスを倒す必要があります。ゲームシステムとエフェクトはすべて音楽と完全に同期しています。 アニカが島での冒険を通じて失われた記憶を見つけるのを手伝ってください!
みんなのジラフとアンニカの評価・レビュー一覧

hdmi
2020年09月25日
デザインは嫌いじゃない。雰囲気も好きな方。
でもリズムをゲーム性とするのに作品全体の操作系のテンポの悪さが足を引っ張る
同じアイテムを入手するのにいちいちセリフを出すのがその最たるもので、畑の作物を入手するだけでうんざりした
ダンジョンでエネミーから素早く逃げるのを要求する形なのにJRPGでよく槍玉に挙げる「見えない壁」の判断が難しく
蓄積するストレスが無視できない。多めに設置した回復ポイントが場当たり的処置に感じる
イベントのスマホ漫画風演出も絵が好きだと多く傾倒していなければ、白地も手伝い目の負荷が大きく感じて「それを言ったら終わり」と思いつつも「これがずっと続くの困るなぁ」と漏らしてしまった
制作側の作りたいものへの想いがプレイしやすさと相反する点が数多くないにしても1つ1つが大きく目立つ感じでした

nacii
2020年08月13日
とにかく可愛く、とにかく優しいゲームでした。
色彩鮮やかな世界とコミカルなキャラ、暖かな音楽。
基本的にアンニカは攻撃をしません。ボスへのトドメくらい?
ダンジョンはありますが敵を避ける事になります。
オブジェクトやアイテムを調べた時のリアクションが多数あったり、
モデリングやモーションの出来が良くとにかくアンニカがkawaii。
イベントシーンは漫画風に進みます。
クリエイターの方はDSの「押忍! 闘え! 応援団」シリーズのイラストを手掛けていたそうなので、
イベント漫画や絵のタッチが確かに似ていると思いました。
少し気になった点が、
[spoiler]実績の一つにクリア時間があることと、終盤まで進むと前のマップに戻れなくなったり、一部イベントが発生させられなくなったりする点です。
ただ、初回は何も気にせず遊んで、実績を取りたい方は2周目に入る方が楽しいとも思います。[/spoiler]

Ryuu
2020年08月09日
コンセプトと見た目は一致していると思う。
しかしゲーム内容には疑問が多い。
クリア率37.0%は見た目と違っているゲーム内容(アクション要素)のせいだと思う。
良い所
・かわいい。
・エンディングに感動した。
・所々で出てくる漫画みたいな部分が非常に良い。ほんわか癒やされる。
・各キャラクターの喋りがほんわかしていて良い。
悪い所
・見た目やコンセプトと反する要素が多い。このゲームを購入する層が望んでいない要素が多い。
・なぜかアクションゲーム要素がたっぷり。しかもそこそこ難しい。
・初見殺しのアクション要素が多い。小学生向けのゲームじゃないんだから初見殺しでプレイ時間延長とか要らない。
・扉を開けただけでは扉の向こうに行かない不親切仕様。
・微妙に広くて移動が面倒。
・相手に話しかけるたりする距離と方向が微妙に厳しい。調整不足。
・顔出し看板で写真が撮れないとか理解ってないなぁって感じ。

ぺしき (peshiki)
2020年07月24日
2周してリズムゲーと期間限定以外の実績は埋め終わったのでレビュー
1周目はゆっくり色々実績埋めながら。
2周目はスピードクリアの実績用。
リズムゲーは後から出来るので、これから埋めます
●全般
次に何をすれば良いのか迷うことがある。
話しかけることである程度のヒントは貰えますが、それでも分からないことあり。
1周目はスピードを求めず、その辺りを探りながらやった方が良さそう。
●アクションパート
ジャンプした時の動き(慣性?)に違和感があるが、概ね問題なし。
即死要素ありますが、何度かやれば慣れるので特に問題ないかと。
PS4コンですが、特に問題なく出来ました。
設定でPS4コンになっていても、ゲーム中の表示がXBOXコンになってしまうことがある?
(設定で1度変えて戻すとPS4コンの表記になる)
●リズムゲーについて
ぬるぬる判定かと思いきや、思ったよりしっかり。
(キャリブレーションから見るに、最上位判定のGREATで3フレーム)
後になるにつれ、敵の攻撃を避ける要素も加わってくるので、そこそこ難しい。
EASY/NORMAL/HARDから選べるため、苦手な人も問題ないかと。※実績全埋め除く
音ゲーにはよくある判定調整機能があるので、気になる人はオプションから調節可能。
ストーリー含め楽しめましたので、お勧めとします。

Mwu
2020年07月03日
一通り進めクリアまで遊んだ際の感想になります
良かった点
・ほのぼのした世界観なので初めは歩き回るだけでも楽しい
・何も分からない状態から徐々に紐解かれていくストーリーの面白さ
・ボス戦は音ゲーだが難易度選択可能なので苦手な人でも一通り進めることが可能
・衣装やイラスト等のコレクション要素が多少あるので探す楽しさがある
悪いと思った点
・移動中の乗り物などで垂直にジャンプをしたら慣性がかからずスライドしてしまう(物理エンジンの関係?)
・道中では攻撃手段が無いので敵と対峙した場合対抗手段がアイテムでの回復頼りの強行突破になる場面が多い(一部ギミックは除く)
・衣装変更が可能だが、イベントムービーやボス戦には反映されない(デフォルトの衣装に戻る)
・マップやガイドが無いため次に向かう場所が迷う事が多々あり
全体としては楽しんで進めることができました
悪い点に関しては今後のアップデートなどで改善されることを期待してます

ti
2020年06月28日
[h1]穏やかな気持ちで遊べるとってもKAWAII掌編アクションゲーム[/h1]
あの国民的アニメのような柔らかいビジュアルで楽しめる一時の思い出のようなアクションゲームです。
オススメ
主人公となるアンニカのキャラクターが非常に注意深く作り込まれており、例えば地上と船の上で異なる待機モーション、椅子に座ったときの手足の動き、連続ジャンプしたときのスキップ、台詞のひとつひとつなど、どこを切り取っても彼女の性格を細かく表していてとても可愛らしい。
登場人物の間にプレイヤーの心を騒がせるようなあからさまな悪意や色恋沙汰もなく、どこまでも穏やかにスピカ島の冒険に集中できます。
エンディングまでのんびり遊んでも~10時間。アクションゲームに慣れた人ならもっと短い時間でクリア可能な掌編ですが、このスタイルのゲームにはぴったり合っていると感じました。
そうそう、リズムゲームはクリア後にタイトル画面からぜんぶ遊べるのでゲーム内でがんばらなくても大丈夫です。
オススメ
# 期待する向きに一言お知らせしなければならないとしたら、百合はないです。そうでないものもないです。

uma'n'darin
2020年05月16日
主人公のアンニカがとてもかわいらしい
モーションキャプチャを活用した細かいしぐさにこだわりを感じる
癒しの強い作品
曲もシーンにマッチしていてすきです

suouta
2020年05月09日
[h1][b]スピカ島で、冒険しない?[/b][/h1]
●クリア済み・全実績解除済み
<2023/5/9 レビューを若干更新>
猫耳少女のアンニカとゆるく冒険できるアクションアドベンチャーゲーム(音ゲーもあるよ!)
種類は少なめですが、着せ替え要素もあります
[b]・アドベンチャー部分について[/b]
舞台は小さな島だがしっかりと昼夜の要素があり、ロケーションを堪能することも出来る
ベンチに座ってぼーっと夕日を眺めるのもまた一興
島民達もそれぞれキャラが立っていて良かった
アクションについては若干挙動に癖があるが、通常は問題ない範囲だと思う
ジャンプが大きすぎて目標を飛び越したり、手前の岩に足が引っ掛かって落下したりもするけれどご愛嬌
[b]・リズムゲーム部分について[/b]
難易度は個人的には程よい感じでした
HARDになると若干覚えゲーになってくるが、それもまた味かなあと
GREAT/GOODのみで埋めようとすると、
リザルトでいつの間にか混入していたOKさんにげんなりさせられる事があり
某ゲームのSAFEさんを思い出しました・・・
後半、背景が白っぽい場合にロングノートが見え辛い時がありますが
なあにタイミングを覚えれば大丈夫だ \OK/
・・・・・・大丈夫だ(リスタート)
[b]・その他[/b]
BGMも島のビジュアルと合わせて良好
のんびりした気分を味わえる
気に入った方はデジタルサントラも出ているのでそちらもどうぞ(ダイマ)
会話でパートボイスが入る部分があるが、文字を読むのを邪魔しない程度のもので良かった
[strike]マップハマりを見つけたので一応報告しておきました[/strike]
<2020/11/09 追記>
これについてはVer.1.10で修正されました
対応ありがとうございました

nameless
2020年05月03日
PV見て雰囲気が好きなら買って損はない。
良い点
・ミスしてもリトライが早い。
・最初から最後までPVで期待した内容が展開されるので、不満よりも良さみが勝つ。
悪い点
・「この雰囲気のゲームにしては」アクションパートが難しい。
苛烈な攻撃は大量の回復アイテムでケアされているが、
細かなジャンプは操作性の悪さもあって辛い。
要望
・リズムゲームだけ再挑戦できるモードが欲しい。
・「迷ったら鳥を追え」とゲーム内で明示すべき。
・[spoiler]三日待つイベントで明示的に紙片探しを促すべき。
この時点で全部発見可能な事を示せるし、
ベッド連打という無為で没入感を削がれずに済むだろう。[/spoiler]
・HP死、溺死、落下死などの描写が雰囲気にそぐわないように思える。
[spoiler]光に包まれて暗転、から再開しても設定的に問題ないはず[/spoiler]

ARICE「アリスの部屋」
2020年03月12日
ほんわかした気分になれるいいゲームです!リズムパートもそこまで難しくないので得意でない方でも十分に楽しめると思います
まったりのんびりかわいいもの好きな方には是非プレイしてみてほしいです^-^

DontacosMk-2
2020年03月09日
優しい世界が広がっていました。
キャラクター、ストーリー、アート、サウンド、全てが素晴らしいバランスで調和しジラフとアンニカという世界を作り上げています。
リズムゲーム部分も癖が無く遊びやすく十分楽しむ事が出来ます。
一部の人にとって、アクションパートの操作感は少しストレスになるかもしれない。
しかし、それは極めて些細な事でしかないでしょう。
------------------------
There was a gentle world.
Characters, stories, art and sound are all in perfect harmony, creating a world of Giraffe and Annika.
The rhythm game part is also easy to play and you can fully enjoy it.
For some, the action part experience can be a bit stressful.
But that would be a very small thing.

智琉乃
2020年02月29日
あくまで1周目クリアまでの評価として、おすすめしないを選択しました。
ゲームをどのような目的で遊ぶかによって評価が分かれてしまうので、普通の遊び方の範囲内としての評価です。
なお、実績は音ゲー関連とクリスマス以外を解除済みです。
毎年12月30日くらいに思い出すの勘弁してほしい。来年こそは、きっと......。
【悪かった点】
4面、5面でのアクション面での不親切な設計、復活ポイントの位置が少ない。
キャラクターの操作について、グリップ力が弱く終始フィールドを滑るような感覚で、
ジャンプの踏切りのタイミングをつかみにくい。
そして、ジャンプ力が低すぎてキツイ上り坂で使うとほとんどジャンプできない。
これによって、5面での致死率が跳ね上がった。
復活地点もかなり手前まで戻されるので、5面の初見時は2時間ほどクリアに要した。
また、岩の落下に物理エンジンを搭載したことにより、
毎回微妙に挙動が異なるためタイミングを外して進めないことも多かった。
1~3面は開発前期、4面と5面は開発後期に追加で作られた。
開発者の腕前が上がっていることを補正せずに、難易度設定している可能性も高い。
音ゲー関係は、もう諦めました。私には無理でした。
【良かった点】
かなりニッチだが、豊富なグリッチが魅力的な作品です。
まともに遊んだのは実績解除も含めて最初の50時間くらいでした。
残りの300時間強は、この世界の成り立ちを求める旅となりました。
世界の果てに行ってみたり、この世界がどのような段階を踏んで
完成まで至ったのかを探ってみたり、フラグ管理をどのように制御しているのかを探ってみたり。
そうやって、ゲームを壊すのが好きなニッチな需要には充分に応えてくれる逸材でした。

MoonShadow
2020年02月27日
2020年期待のインディーズゲーム。猫耳少女のアクションアドベンチャー、ボス戦はリズムゲーム。
ゲーム難易度自体は決して高いものではなく、キャラクターの可愛らしさや、ほのぼのした世界観からして万人に受け入れられるタイプ。隠しアイテム探しにマップの隅々まで探してしまいがちですが、意外とそういうことはなく”見えてるけどどうやって行くか”みたいなパターンが多いです。アドベンチャーシーンでは食べ物で体力が回復出来るので、炎の隙間をかいくぐっていくような動作が苦手な方もごり押したりで来ます。アクションゲーム 初心者~中級者 な内容でしょうか。
ボス戦は音ゲー中級者~上級者レベル。難易度は選べますのでまずはEASYでとりあえずクリアを。
ライトユーザー向けなほのぼのした作品。操作関係では一部不具合や要望なども多いが、購入しても損はないでしょう。

Neu
2020年02月25日
[b]● 良い点[/b][hr][/hr]- プラットフォーマーとリズムゲーム、どちらの要素も難しすぎずリトライも容易です。
- コミック風の演出を随所に含んだ、小気味良いストーリー進行は素晴らしいの一言です。
- 可愛くも不思議な世界観と絶妙にマッチした、美しいグラフィックや音楽が味わえます。
[b]● 悪い点[/b][hr][/hr]- 特定の日付でのみ発生するイベントがあり、OSの日付設定を変更する必要があります。
[b]● 総評価[/b][hr][/hr]- ストーリーの完成度が非常に高く、世界観や登場キャラクター達も魅力に溢れています。
- 全体的に難しすぎず、簡単すぎもしないレベルデザインであり、プレイヤーを選びません。
- ゲームの腕やゲームジャンルの得手不得手を問わず、広くおすすめしたい良作品です。

Parilla
2020年02月24日
猫耳少女のアンニカちゃんが主人公の3Dアクションアドベンチャーゲーム。
心温まるストーリー・優しい世界観・可愛いキャラ(ケモノ)が特徴の作品。
[h1]基本システム[/h1]
大きく分けて探索パート・ダンジョンパート・ボス戦パートがあり、基本的にこのサイクルを繰り返していくことになる。
[list]
[*]探索パートでは美しく描かれる箱庭ステージ内でお遣いや謎解き、アイテム探しをすることで、ダンジョンの入口を探すことが目的。
[*]ダンジョンパートでは、敵キャラやトラップを交わしながら最奥を目指すのだが、アンニカちゃんは一切の攻撃手段を持たないため、逃げることしかできない。終盤では結構シビアなアクションを要求されることも多く、このゲーム最大の難所かも…とは言ってもミスしてもペナルティなしで直前からやり直し可能ですが。
[*]ボス戦パートはこのゲーム最大の特徴で、何と[b]音ゲー[/b]である。難易度は三段階で変更可能で、クリアするだけならイージーでも問題なし。ハードはかなり歯応えあるので、腕に自信のある人はどうぞ。
[/list]
他にも「ねこ絵」という収集要素や豊富な実績もあり、やり込み要素も十分。
[h1]可愛いキャラと心温まるシナリオ[/h1]
主人公アンニカをはじめとして、登場キャラがみんな可愛らしく、個性豊か。敵として登場する魔女もどこか憎めない愛嬌のあるキャラとして描かれる。
シナリオも優しさに満ち溢れており、読んでるだけで心が浄化されること必至。コミック風に展開されるイベントシーンが良い味を出しており、キャラの魅力を存分に引き出してくれる。
なお終盤の展開はかなり涙腺に来るので注意。
[h1]優しい世界観と良質なBGM[/h1]
舞台となるスピカ島が非常に美しい。また大半のオブジェクトは調べることでアンニカがコメントしてくれるため、世界観に深みを出すことに成功している。
音ゲーを売りにしているだけあってBGMのクオリティはかなり高い。シーンとの調和性も非常に高く、グイグイ世界に引き込まれる。
[strike]俺もスピカ島に永住してえなあ…[/strike]
[h1]総評[/h1]
可愛い・癒し・ほのぼのゲームを求めている人に強くオススメできるゲーム。
音ゲーマー的にも、ステージ数は少ないもののそれなりにやり応えあるのでオススメ。
もちろんケモナーにもオススメですが、健全なゲームなのでパンチラすらない(中は見えるがかぼちゃパンツやスパッツ装備)のであしからず。

keeakore
2020年02月24日
「お勧めしない」にしましたが、中間があったらそれにしてました。酷評する気にはなれないけど絶賛する気にもなれない、そんな感じです。値段相応だとは思います。綺麗ですしムービーにものすごく力が入っていて見ていて楽しい。ただ終盤のアクションがかなりストレスでした。動きがふわふわしているので走り回るのは楽しいけどアクションには向いていないと感じます。低評価は主にその辺が理由。でもまあオチを見て最後までやってよかったとは思いました。あとリリィさんの最後のダンス(おばあさんのではなく)がとてもきれいです。それなりに楽しみましたが、最後の2ステージは正直二度とやりたくありません。

Haco Slacker
2020年02月23日
Ver.1.0にて約4時間半で初回クリア。Ver.1.02にて約20時間強で全実績解除に至ったのでレビュー。ファイルサイズはVer.1.02時点で約3.2GB。購入しようと思ったきっかけは、初報の後にBitSummit6で展示されていたものを見て。
[h1]Pros:[/h1][list]
[*]可愛らしいキャラクター
[*]躍動感のあるモーション
[*]昼夜の時間経過によって表情を変えるスピカ島の色彩
[*]やさしさに満ちた物語
[*]ゲームオーバーにならない
[*]多めに配置された回復ポイント
[*]難易度設定が可能なリズムゲーム
[*]状況にマッチしたサウンドトラック[/list]
[h1]Cons:[/h1][list]
[*]一定の進行度以降に回収不能となる時限式のイベント[/list]
[h1]かわいらしいリアクション満載で心が癒されるアドベンチャー[/h1]
記憶喪失の猫耳少女アンニカが顔見知りだという少年ジラフにお願いされて、スピカ島にある星のかけらを探しに行く3Dアドベンチャー+リズムゲーム。本作の設定などはストアページに詳しく掲載されているので割愛します。
[b][u]アドベンチャーパート[/u][/b]
スピカ島での移動がプレイ時間の大半を占める部分で、移動範囲は物語の進行に応じて制限されています。慣れるとそこまで広くはないと分かるのですが、「追加アクションや鍵を入手することで移動範囲が広がっていく」というルールが把握できるまではそれなりに広く感じます。最初は移動が徒歩のみのためにそれなりの時間を食うものの、途中でダッシュできるようになるのでそうした移動にかかる時間は気になりませんでした。
島には様々なモノが存在していますが、そのほとんどに干渉することができます。底抜けに明るい少女(アンニカ)の視点で描かれる感想や反応は見ていて本当に癒されます。また登場する人物にも明らかな害意を持ったキャラクターがおらず、空の青さもあってホワホワとした日だまりの中にいるような感覚が味わえます。時には切ない気持ちになったりもしますが、物語として全くイヤな気持ちになりませんでした。小さなお子様にも安心して遊ばせることができる内容だと思います。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2001015518
ストーリー進行上のリアクションの他にも写真撮影を行った際に、[url=https://www.slideshare.net/atsushisaito31/ss-147626476]画面中央が緑色に光るものをNPCに見せる遊び[/url]も楽しかったです。脇道に逸れてはいるものの、物語をより掘り下げたり、キャラクターの意外な一面を垣間見ることができて没入感を得ることができました。色々とこれは見せられないか試してしまったり、SteamオーバーレイのSSとは別に写真フレームの中で構図を考えるのが楽しかったです。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2002552642
一方で、アドベンチャーパートにも残念に思ったところがあります。それは探索要素に時限イベントのものがあることです。ストーリーのクリア後であっても回収できる「ねこ絵」と異なり、「光るナゾの紙片」から派生するイベントはステージ4前のセーブデータが残っていないと取り返しがつきません。現在の状況から達成可能なのかどうかという情報はインゲームからはなかなか判断がつきづらく、私が「これは達成できないかも…」と判断するのは10数時間ぐらいウロウロした後でした。[url=https://twitter.com/kamipallet/status/1231044469157330944]Twitterで情報開示が行われていました[/url]が、ゲーム外の情報でないと分からないのが(とても良いユーザー体験にケチがつくので)残念でした。ゲーム起動時のPC時間が影響する[url=https://twitter.com/kamipallet/status/1209404217246355456]コレ[/url]も…。
本作には見た目とコリジョンが一致しない状況(空気壁はその代表例でこの先に何もないことを示したり、想定外の場所へいけないようにするための安全柵として機能している意図された事例)は結構あります。鋭角の窪みがあった場合に、真面目に見た目通りのコリジョンが貼られていることがあり、稀に足を取られることがありました。何度かジャンプしながらグリグリしてると抜け出せるのでどうということはないのですが、ちょっとだけ気になりました(Ver.1.02で修正されているかもしれません)。
[b][u]コミックシーン[/u][/b]
3Dのモデルも演技上手ですが、細かな感情の機微を漫画としてうまく表現されていました。特に表情を構成する目や口の動きは3Dモデルをリアルタイムで制御するよりも大きく変化を感じ取れるので、キャラクターへの感情移入や共感をしやすかったと思います。呆けた顔をしているアンニカに対してツッコむギャグ演出との相性もよく、笑みを絶やさずに見ていられました。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2001018520
可能であれば、本当のコミックみたいな体裁でこのコミックシーンだけを見返すモードとかがあってもよかったかも。
[b][u]ダンジョン探索[/u][/b]
色彩やロケーションが豊かなので、毎回新鮮な気持ちで冒険できました。プラットフォームアクションとしてのギミックも豊富で、追加されたアクションをその都度学習していける構成も良かったです。アドベンチャーパートと同様に細かく回復ポイントが配置されており、アクションが苦手な人でもクリアできるような配慮がなされていると感じました。また落下などによるミスで体力がなくなった場合でも、ゲームオーバーなどは発生せずに即近くの足場から復帰できるようになっているのもユーザーフレンドリーだと思います。
初見では獲得できない「ねこ絵」のために再訪しないといけない場所も、慣れてくると分かりやすかったです。ダンジョン内ではそこまで凝った収集要素の隠され方がされていない点は、進行方向の定まっていないアドベンチャーパートと異なり、アクションや進行の腰を折らない程よい案配となっていました。
[b][u]リズムゲーム[/u][/b]
三段階の難易度設定により、クリアだけを目指すなら特に難しくはなく、実績に絡むような評価を獲得しようとすると、ノーツの配置も異なるのでそれなりに練習が必要となる絶妙な難易度になっていると思います。最初はGREATの評価を出すタイミングが奥から手前にノーツが飛んでくる都合上、把握しづらく感じていましたが繰り返しているうちになんとかなるように思います。
1曲ごとの長さがそこそこ長めで慣れるまでは途中で集中力が切れがちでした。特に間奏部分での演出で踊りを見せるところでは、ついつい[url=https://atl-hiroo.recruit-tech.co.jp/2018/10/giraffe-and-annika/]キャラクターの踊り[/url]に目を奪われて、手が覚えてきたタイミングを外されがちです。「これは絶対ミス誘うためだよね」と思ってしまうぐらいに、聴覚だけでなく視覚でも楽しむことができました。リズムゲームの場面だけでなく、躍動感のあるモーションは本作の琴線の一つです。
[b][u]総評[/u][/b]
ゲームの核となる物語だけを追えば、進行上必須アイテムを取るために最低限必要な「ねこ絵」を集める必要はありますが、速ければ2・3時間、遅くても6時間程度で完結できるボリュームで時間のない大人にとってありがたい。また話の描かれ方が子供の視点で描かれていることもあり、純粋な気持ちで遊ぶことができます。キャラクターの造形や身振り手振りの様子、紡ぎ出される言葉の細部に温もりを感じることができ、単なるkawaiiを通り越して癒されました。重箱の隅に目をやれば気になる挙動はありつつも、そんなことは全く気にならないぐらいどっぷりとスピカ島の生活を満喫できました。アドベンチャーゲームが苦手でなければ、プレイしない理由はありません。オススメです。

Funky_Mossa
2020年02月23日
ハートフルアドベンチャーというキャッチコピーに相応しいゲーム。
心地よい音楽と淡いスピカ等の体験。
最後は『このゲームを遊んでよかった』と清々しい気持ちに包まれ
頬には涙が伝っていた。
暴力的なゲームや対戦ゲームでイライラするのを見て
ゲームに批判的になっている人にこそ、このゲームを遊んで欲しい。