













メグとばけもの
この不気味でかわいいインディーズ アドベンチャーで、アンダーワールドで最も不機嫌なグールを操作して、迷子になった少女が家に帰るのを助けましょう。注意してください。彼女が泣いたら、全世界が滅びます。
みんなのメグとばけものの評価・レビュー一覧

mtknht
2024年10月13日
まあ1650円だったらいいかなと言う感じ。
悪くはないけど、諸手を上げて絶賛するほどかと言われると微妙。
コマンドバトルは売りにしているほどオリジナリティはないし、終盤の演出ありきのギミックでしかなく、敵の行動パターンを覚えるだけ。
探索やレベル上げや装備品もないので、ほとんどADVと言っていいだろう。
RPG的な楽しさはほとんどないと言っていい。
シナリオ面から言っても、悪くはないのだがかなりご都合主義が目立つというか、”感動させるためだけに作った世界観とストーリー”という感じがどうしても拭えない。
アルマゲドンとかああいう感じを想像してもらえればいい。そんなにカンの良くない自分でも一部を除いてだいたい展開も読めてしまった。カンの良い人ならほぼすべて読めてしまったのではないだろうか?王道といえば聞こえはいいけども。
個人的に納得いかないのは世界観とストーリーだ。
主人公らの境遇や心情に寄り添った”だけ”のエンディングに過ぎないと言わざるを得ない。
要は、この物語や世界の孕む構造的な問題が何一つ解決されていないのに、なんとなくいい話という感じで終わってしまうので、すごくモヤモヤするというか寧ろ理不尽を感じてしまう。
社会に対する問題提起的なテーマを入れたにも関わらず、対する解決や提言などが一切明示されないため、そういった要素が単純に悲劇のヒロインを生み出すための舞台装置にしかなっていない。
灰汁と思想を抜いたセカイ系という感じがしてならない。
あと、中途半端にネットミーム的パロディを入れたのはなぜのか全くわからない。
そういったパロディがダメと言っているわけではない。むしろ、そういう要素は好きな方なのではあるが、今作においてそれは全くのノイズであって、オタクに対する目配せにしか成っていないような気がする。
お話の展開的にも非常に不自然で、世界観にも全く合致していないし、正直言って冷める。
感動できるゲームで言えば、オリジナリティ、ストーリー、ゲーム性の全てにおいて勝っているOne shotを強くおすすめしたい。

(V)・∀・(V)かにぱん。
2024年07月29日
[h1]自分で予想していた以上に泣いた…[/h1]
体験版が出てすぐにプレイ、期待が膨らんだので発売後すぐ購入!
システム的にもUI的にもJRPG風の印象なのだが、クリア後には絵本や児童書を読み終わったあとのような感覚になるシナリオアドベンチャーとも言えるかもしれない。
[b]誰かに「こんなお話を読んだよ。君も読んでみてほしいな」と伝えたくなる[/b]ような読後感がある。
[h2]ストレスのないプレイ体験[/h2]
ゲームとしては、JRPGによくある「フィールドでのザコ戦」に相当するものがなく、すべてのバトルが物語上必要なイベントバトルであり、必然的にレベルアップなどの作業をしてから挑まないと勝てないようなバトルも存在しない。よって、詰む箇所もない。ただし、計画的にコマンドしていかないとバトルに負けてゲームオーバーになってしまうことはままあるので、それぞれの[b]バトルのバランスがよく練られている[/b]と言えるかもしれない。
ゆっくりめにプレイしても7時間ほどでクリアだったので、ボリューム的にはライト。
裏谷玲央さんのサントラも良い雰囲気なので、BGMも堪能してほしい。
2023年の心に残ったゲームのひとつ。

jako_chirimen
2024年07月04日
3時間くらいで遊び終わりました。コンパクトでちょうどよい。MOTHER3やUNDER TAILを彷彿とさせる温かみのあるドット絵。バトルもミニゲームみたいなものがちょこちょこ入ってて飽きずにできてよかったです。あとみんなよくしゃべる。非情な人間(そうじゃない人もいますが)と心優しいモンスター(そうじゃないモンスターも略)。最後のほうは涙腺じわじわでした。もっと世界観深堀したものもやってみたい。同じ世界観の続編…はむずかしそうなので、別編ですかね。おすすめです。

enavelca
2024年06月30日
[h1]泣きゲーだと思って買うな[/h1]
ゲーム夜話という動画のインディー特集で紹介されていて気になったのでセールを機に購入。
クリアまでは4時間弱。
PVで受けた印象のとおり、RPG風の大人向け絵本といった感じだった。
BGMがかなり良いのでゲーム音楽好きはサントラセットで買うのを勧める。
後から買おうとすると俺のように定価で買う羽目になるぞ。
本編の話。
泣ける作品としてレビューしている人が多いが、泣きゲーを目的に買うのはやめた方が良い。
「泣きゲーらしいじゃん。泣かせてみろよ」ってスタンスでは多分泣けない。
だから俺も泣きゲーとしては勧めない。話としてもあまり意外性があるわけではない。
優しい気持ちになりたいって時にやろう。
俺か? 泣いたよボロボロに。

Aura
2024年06月23日
RPGタグはあるが、装備を整えたりレベルを上げたり、といういわゆるJRPG的な要素は一切ない。基本は読み物なADVゲームであり、表現の方法としてRPGのインターフェースを使っているに過ぎない。
正直おすすめにするかかなり迷った。「買って後悔したか?」と言われると断じてNo。じゃあ「胸を張っておすすめできるか?」と言われると、うーん。
乱暴者のロイと幼い子供であるメグの交流によって育まれるそれぞれの内面。そしてそれを見守るゴラン。この三人組の冒険はプレイヤーとして見守っていて感じ入るものはたくさんある。だからこそ、この世界における不条理に明確な元凶が置いてあるのは、なんというかすわりが悪い。我々の世界にも三人組が相対するようなどうしようもない理不尽があるわけで、それを元凶をなんとかしておしまい、というのはやっぱりご都合主義的なところを多少なりとも感じしまう。キャラクターの交流と成長が丁寧に描かれていた分、余計に。
とはいえRPGの戦闘フォーマットを使った話の語り方はとても良いと思うし、ドットも愛嬌がある。プレイ時間が短いのも手軽さがあって良いので、おすすめにします。

DragonZaghnal
2024年06月22日
必ずハンカチを用意してからプレイしてください。
ゲーム性、と言うか戦闘がちょっとアレな感じがするものの、あのシステムだからこその演出があったりして……
その、くまのレストランと同じ開発元なのであちらをプレイ済みの方は察してください。
泣かせにくるタイミングがこれ以上ないくらい上手いですんですよ、本当に。
あのシーンがここに響いてくるのかー!ってなったりして……

ねこまち中華街
2024年05月06日
とても心に残るゲームでした。
BGM、ストーリーの展開の仕方、敵(?)を含めたキャラクターの暖かさ、どれも切なさと暖かみがあります。
ネタバレになるので多くは語りませんが、
・ロイがメグに関わることで生じる心の変化や、メグ自身の成長
・ロイとゴランの友情や、ゴランの葛藤
・最初はただの敵役だと思っていた評議会のメンバーたちのストーリー
・独特な戦闘システムによるストーリー演出
・切ないBGM
...などなど
好きになる要素がたくさんあります。
涙無くしてはプレイできないような内容で、私自身も、結構涙を堪えながらプレイしました。
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5時間くらいでクリアできるので、短期間でさくっとプレイするにはちょうど良いです。
Steamの実績も道中のサブイベント含めて普通にプレイしていれば簡単にコンプリート出来るのですが、それを含めて5時間くらいです。
気になった方には、ぜひプレイをおすすめします。

こあらちゃん
2024年05月02日
日々、仕事や家のことに追われてなかなかゲームができない人にも、おススメの愛のあふれた作品でした。プレイ時間は短そうだったので、最後は違うゲームとかやってエンド迎えるのが少し寂しかったりして、かなりまったりプレイ。やることはわかりやすく迷うことなどはありません。ゲーム内方向音痴な私でも迷うことはありませんでした。終始音楽が最高でした。ドット絵好きなかたにも。ラストにつながる映像ではハッとさせられる事間違いないでしょう。ホロリホロリとわかっているのに、あたたかい涙がでました。癒されたい人、仕事や時間に追われている方にこそ、プレイしてもらいたい優しい作品でした。