













メグとばけもの
この不気味でかわいいインディーズ アドベンチャーで、アンダーワールドで最も不機嫌なグールを操作して、迷子になった少女が家に帰るのを助けましょう。注意してください。彼女が泣いたら、全世界が滅びます。
みんなのメグとばけものの評価・レビュー一覧

Ghastly-Dream
2024年04月09日
死ぬかと思った
[spoiler] UNDERTALEかと思ったらNieR:Automataだった [/spoiler]

yami_vreco
2024年04月05日
こどもが泣くとゲームオーバーのゲーム[spoiler]を遊んでいたはずなのに、泣いていたのは自分だったってワケ[/spoiler]

no_name
2024年03月26日
ストーリーは短く、数時間で終わります。キャラクターとかも掘り下げられず、急展開故に心境なども劇的な変化になるときも。
2週目や引継ぎは(途中それっぽい展開はあるが、あくまでそれっぽいだけで)ないため、定価ではボリューム不足が目立つかもしれないです。
しかし、ゲーム音楽はすごくいい。特にメグが関わるシーンは名曲ぞろいだと思います。
短いとはいえ、ストーリーはよく作られており、ロイに感情移入できるなら、十分に名作になるとおもいます。
研究所ではハンカチかティッシュを用意しておきましょう。涙脆い人なら泣くかもしれない。かくいう私は泣きました。
ゲームが気に入ったら、サントラを買うのもおすすめです。思い出に浸りながら聴くと、場面がよく思い出せるでしょう。

one心
2024年03月18日
偏見で避けていたけど、実際にプレイしてみたら、「数年に1回 出逢えるかどうか」の、傑作だった。
タイトルの「ばけもの」という表記とか、「モンスターと少女」みたいな、テーマから、「過去のアニメ映画にもあった、「ばけもの」という表記を使っていて、オリジナリティがないし、日本のゲームだし、少女とモンスターが心を通わせて、少し泣かせる話…みたいな、ロリコン向けの、浅い話かなぁ…」と、敬遠していた。
プレイしたいゲームが無くなって、選択肢を広げて、この作品の体験版をプレイしてみたら、「ただの浅い、ロリコン向けの感動話」とかではないと、わかり、ちょうど翌日にセールが始まったので、購入した。
冒頭に書いたように、「偏見で避けていたけど」(自分を守るため。ロリコン向けで、日本の作者で、浅いとか、性的搾取でイラつくとか、たくさん、あるし… すぐに思いつくのが、「メルン」がどうこう、みたいな、ゲームとか)
実際は、「ストーリー重視の、質の高い、アドベンチャー」だった。
( RPGと言えるほど、自由度はないし、キャラや世界を探索できる感じもない、分類としては、「アドベンチャー」とか「アドベンチャー要素がある、実質はノベルみたいな」読む、眺めるのがメイン、な作品と言える。)
「読むだけ」を求めていない人には、つまらないと感じる人もいるかもしれないけど、「アドベンチャーゲーム」が好きな、ストーリーやキャラや世界観を重視する人間には、「傑作レベルだ」と感じる人もいるような、そういう、「物語やキャラの描写という側面での、質が高い」作品。
日本のゲームゆえの「メインキャラが男ばっかり」とか、「男だから、〇〇するべき」みたいな、差別思想に染まっているキャラが出てきたり(それは、「そのキャラが、色々とヤバイ」という設定の一環として、「性差別主義者」という、要素を表現しているとも、見えるけど)そういった、「メインキャラの男女比が、まったく、平等ではない」という、実際に、社会の権力側に、男中心な、日本社会の問題点を反映している部分はあるけど、そういった点をそこまで気にしなければ、
「物語としての、質が高い」から、そこを求めている人間は、大多数が、満足できるレベルの作品に仕上がっていると感じた。
(わかりやすく言うなら、80点以上と感じる人間が、多い、出来)
多少、ネタバレかもしれないけど、(展開のネタバレなどはなし、「物語の傾向」の、ネタバレはあり)
「悲劇」や「シリアス」要素が強い作品は、「さじ加減が難しい」
あまりにも、「悲しい」「暗い」「主人公や、周りのキャラが、ただただ、かわいそう」というような、「暗い要素だけ」だと、プレイヤーや観客や読者は「不快」だけで、終わってしまう。
かといって、「明るく楽しいだけ、ハッピーエンドしかない」というような、「いつでも気楽に楽しめる」という作品は、「情動が刺激されないから、あまり印象に残らない」という、弱点がある。(そういった、気楽に楽しめる作品、大好きだけれども)
悲劇的要素もありながら、なおかつ、「ストレス過剰ではなく、カタルシスも感じられる」というのが、「傑作といえる物語」の条件だと、思うが(映画にしろ、小説にしろ、ゲームにしろ)
その、さじ加減は、難しい。そこを、上手く表現できるのが「才能のある、作者(ライター)」ということに、なると思う。
この作品は、それを成し得ていたと思う。
悲劇やシリアス展開と、分類できる、全体的な雰囲気があり、でも、「暗すぎず」「悲しいだけではない」キャラ設定や、ストーリー展開があり、「こういった、微妙な塩梅を描ける人は、多くはない」と思うから、
作者(ライター)に、突出した、才能がある、とも言える。
その、「物語性」の、質の高さに、魅力的なキャラや、飽きさせない工夫がある「バトル」があり、( RPGを求めている人には、物足りないと思うけど、「イベント戦闘」がある、ノベルやアドベンチャーを求めている というようなユーザーなら満足できる、退屈ではないバトル )
総合して「質が高く、大多数が満足できるレベルの、作品」に、仕上がっていた。
過去の自分のように、偏見で避けている人も、いるかもしれないけど、気になった人は、体験版をプレイしてみるのが、オススメ。
(プレイ時間は、「放置時間」も含まれているので、実際は、4時間強 ぐらいになる)

my
2024年01月31日
[h2]「たぶん こりゃあよ メグ おまえと会ったからだ」[/h2]
誰だって泣きたいときはある。怖いものは怖い。
でも、誰かの存在があるから、頑張れることもある。
[b]泣きゲー好きは絶対にプレイしてください。[/b]
メグの何倍も泣きました。難しいことは考えずに、純粋な気持ちでプレイしてほしいです。
自分も、覚えていないだけで小さいころにこんなことがあったかもしれないな…なんて考えてしまいます。大人になった今プレイすることが出来てよかったと思います。
RPGっぽい部分もありますが、戦闘シーンは全然多くないです。それに難しくもありません。レベル上げなども必要なし。[u]普段ADVゲームしかプレイしない方でも安心して遊べます。[/u]
自分のプレイ時間はちょうど6時間くらい。音楽に聴き入っていたり、余韻に浸りながら虚無になっていた時間があるので、それが無ければ5時間程度でクリアできるかと思います。
実績は、[spoiler]ストーリー本編とサブイベントを読むことで全て回収になります。マップ上でサブイベントへの誘導があるので、読み忘れの心配は無いかと。ただ、本編を先に進めると読めなくなってしまうことがあるので、サブイベントのマークが出現したらその時点で読むと良いかと思います。万が一読み忘れてしまったイベントがあったとしても、クリア後にチャプター選択が出来るので大丈夫です。[/spoiler]
[h3]●bgmについて●[/h3]
この作品はbgmがとにかく良いです。
所見プレイ時、タイトル画面のbgmに聞き入ってしまいました。バトルbgmはバトルbgmらしく(聴けばわかります)、RPG好きのプレイヤーさんには特に刺さると思います。
bgmで感情を揺さぶられるのが大好きなので、この作品の中では特にオススメしたいポイントです。
作曲された裏谷さんは、『ぼくが子どもの頃に感じた「ゲームで熱くなった記憶や感情」を再現したいという想いから音楽をつくりました。』と仰っています。
とても“ゲーム音楽”らしく心に残るbgmばかりで、bgmの重要性を改めて感じました。
メグとロイはもちろんですが、一緒に行動しているゴランもめちゃくちゃ良かったです。
彼に感情移入して泣いたシーンも多いです。
長々と書きましたが、難しいことは考えずに、全力で感情移入して楽しんでほしいです。
メグに感情移入するも良し、ロイに感情移入するも良し。それ以外のキャラクターに感情移入しても泣けます。
ストーリーもシステムもbgmも全て含め、心に残る作品になりました。
星空を見るたびに思い出すようになると思います。

RubyMareia
2024年01月07日
泣いたしサントラも買いました。
最高のゲームでした、ありがとうございます。
4時間前後でクリアできるので、祝日や土日のお休みで是非プレイして欲しいです!
やりこみ要素等は特にありませんが、とてもいい映画を見たような気分に浸れます。

地獄変
2024年01月02日
[h1]泣けと言わんばかりの作品じゃないか。見え見えすぎて泣けんよ[/h1]
[b]泣きました。[/b]
[u]※ネタバレしかないので閲覧注意※[/u]
[h1]操作とわかりやすさ[/h1]
パッド対応で操作に対応しているボタンが都度表示されているのでわかりやすい。
ミニゲームも簡単なものばかりで、見覚えのあるものも多いので初見で乗り越えることが出来る。
実績もサブイベントを見て、ごく普通に進んでいればクリア時にはすべて取得可能だ。
ゲーム進行自体も行き先が明示されていることもあって、とてもわかりやすい。
戦闘難易度についてはうっかりゲームオーバーになってもその戦闘からリトライできる上に、恐らくこちらの全能力が向上しているっぽいので、再戦時の突破も容易だ。戦闘の行動選択についても1,2ミス程度はリカバリ可能なので多少無理もできる。特に序盤はぎりぎり耐えられるような調整がわかりやすい。
[h1]感想[/h1]
ゲーム開始。
はいはい、噂の泣きゲーね。
まあ、泣いてやらんでもないよ、うん。
タイトルからしてもうわかりやすすぎ。
最初にメグと主人公が出会って、友人のゴランは何やら開幕から怪しいムーブ。
[u]「きみはあれだな、裏切って無残に死ぬ枠だな?」[/u]
と役どころもすぐにわかったので、話の先が見えつつも物語を追う。
ふ~む、世界観の説明が丁寧だな。
強引さはなく彼らがどういった環境で生きているかが自然に理解できる。
登場人物もおっかない人食いからユーモラスなキャラまで多様で個性が豊かだ。
この世界では人は餌という容赦ない現実をプレイヤーに突き付けつつも彼らの中の確かな情緒も感じて、その先の秩序とルールも見えてくる。
おもちゃについてもメグを泣かせないためのアイテムとしてゲーム要素にうまく組み込んでいるのもうまい。
戦闘はシンプルだが、敵の残HPによって会話が発生する仕様のおかげで退屈はしない。
主人公のロイもぶっきらぼうだが、メグと触れることで感情の機微が少しずつわかるようになるのも描写が丁寧だ。
ゴランも陰謀めいた行動をしつつも彼らにほだされているのは見ていて小気味いい。
そうやって一行がメグの母親探しをしながらもロイの部屋には徐々に生活感が出るようになって、メグの存在が文字通り刻まれていき、不器用ながらもなんだかんだでメグの面倒を見るロイとの関係性も心が温まる。仲直りの花についてもこれ以上ないぐらい先が見えてわかりやすい演出だったが、音楽とのシナジーで涙腺直撃だ。
[h1]わかっているのに泣かせる演出がずるい。[/h1]
物語は佳境に入り、ついには母親の手がかりを得て研究所に向かうがここからメグがいなくなったことで戦闘の仕様が若干変更するのは遊びとして面白い変更だ。なるほど、よく出来ている。
所長と対峙してゴランの良いところが見えるが、しかし所長の方が何枚も上手であり、暴走させられて戦わせられるのは見ていてつらかった。
[u]「ゴラン。お前いいやつじゃないか…。いや、いいやつなのは知っていたけどゴランもメグのために……」[/u]
とティッシュの消費量が増える。
悲しみを乗り越えてゴランを倒し、メグを救出するも真相がわかったことでロイとメグの別れも確定となり、メグのために決断を下したロイに強いものを感じたのだが、ロイが一人のときの慟哭は強さの芯の中にあった脆さにプレイヤーが触れることになって気持ちが揺さぶられる。
[u]「ロイの気持ちがものすごくわかる。これはつらい。つらすぎる」[/u]
そしてメグは大人になり、忘れていた記憶を取り戻してロイを忘れていたことを詫び、こうして一つまた成長しましたとさ、とほろ苦い思い出となって物語は完結。私が消費するティッシュもここで打ち止め。
[h1]「は~、泣いた。これは強烈にきたな」[/h1]
とスタッフロールの表示と共にカタルシスを感じたが……おや?
そういえば花畑にそんな設定があったなと思いだして、終わると思っていたテキストを読んでみるとまさかの2周目スタート。
ターニングポイントとなる地点から再開され、早速物語が分岐する。
ここから1周目の伏線を怒涛の勢いで回収し始め、これまでとは違った物語展開に意表を突かれる。
またゴランの内面の描写もこちらではしっかりと掘り下げ、脇役たちのバックボーンも明かされるのは胸が熱くなる。
研究所に到達してからゴランは今度こそ死亡フラグを回避するのかと思いきや、研究所突入前にフラグをへし折るのは面白い。ここらへんのロイとゴランの友情も実に見所だ。
最後にはお約束に忠実ともいえる安心した終わり方で満足。所長撃破からのエンディングまでの流れはまたもや落涙である。
ラストバトルもロイの表情の変化やゲームシステムを使った演出が巧みにプレイヤーの感情を強く揺さぶり、特にロイが感情をあらわにして号泣するシーンでは心が締め付けられるような気持ちになった。
[h1]終わりに[/h1]
若干の不満を言うと、1周目の終わり方でも個人的には良かったこと(伏線投げっぱなしだけど)。
1周目で戦闘をすべてやりきった感があったので2周目の戦闘は正直だるかったこと。
合わせてミニゲーム周りもテンポの阻害を感じた。
道中の演出の必要性や伏線の回収は大事だったが、2周目開始~研究所到達まではすこ~し面倒くさかった。
とはいえ、最後までプレイしてなんだかんだ満足はできたので、終わり良ければ総て良しとしたい。
さ~て、次は買ったサントラを聴いてみるとしよう。