










The Bookwalker: Thief of Tales
The Bookwalker は、本の中に飛び込む能力を持つ作家から泥棒になった Etienne Quist としてプレイする、物語性のあるアドベンチャーです。自分の力を使って現実と本の世界を横断し、創造的な自由と引き換えに、トールのハンマーやエクスカリバーなどの有名なアイテムを追跡して回収します。
みんなのThe Bookwalker: Thief of Talesの評価・レビュー一覧

OKN
03月23日
[H1] 小説世界を渡り歩く能力者の物語 [/H1]
本の世界に入り込める能力を持つ泥棒が、犯罪組織の依頼に応じて、物語に登場するアイテムを現実世界に盗み出してくるという話。
ダイブする本ごとにテーマや世界観が異なるステージ展開や、虚構の世界と知りつつ、物語の登場人物を傷つけることを躊躇する主人公の心理描写が面白い。
なお、アドベンチャーゲームとしてはよくあるポイント&クリック型の探索に、ターン戦闘イベントをくっつけたような構成となっている。
1エピソードのクリアには1時間もかからず、全体的な難易度は低め。
ストーリーは非常に良くできているが、戦闘やアイテムクラフト、現実世界とのリンクといった要素はやや冗長で、もう少し捻りが欲しいところ。
訳のせいかテキストにそこはかとない違和感があり、微妙にふわっとしている。
個人的には楽しめたものの、人を選ぶタイトルかもしれない。
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[tr]
[th]言語依存度[/th]
[th]なし(日本語対応)[/th]
[/tr]
[tr]
[td]難易度[/td]
[td]★★★☆☆[/td]
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[tr]
[td]伏線回収度[/td]
[td]★★★☆☆[/td]
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auhkar
2024年09月08日
「おすすめしない」にするほどではないけれど、文句なしに「おすすめ」ではない…くらいでした。
扱っている小説がどれも架空のものなので、わざわざ「本の中に入れる」という設定にしなくてもよかったのでは?という気持ちになってしまいました。単に「異世界に行っている」という印象です。これが実在の小説だったら楽しめたかもしれません。現実世界との行き来に関してもゲーム内で明確な指示があるので、あまりおもしろみがなかったです…。
文章というか翻訳がわかりにくいことに加えて、1行あたりの文字数が少ないのもわかりにくさに拍車をかけています。単語の途中で改行が来てしまうので読みにくく、文章全体の理解が妨げられてしまいます。日本語はどこで改行してもよいことが裏目に出ています(が、これに気づくのは難しいですよね)
「あまり期待せずに買ってみたら意外と面白かった」という感じだと思います。

Toxin9182
2024年08月11日
"物語"の中から秘宝を泥棒するストーリー。戦闘もあるが1つの手段、演出的な扱い。難度は控えめ、マップを調べ、選択肢を潰していけば結末までは行き着く。インタラクトの微妙な判定だけ不満

Hitsuji
2023年10月13日
おすすめにはしていますが定価で買うのは待った方がいいと思います。
設定や展開がとても興味を惹かれるもので、かなり期待を持って始めたのですが、
アイデアにゲームプレイ部分が追いついていません。
本の世界に入り込んで物語を読み進め攻略していく…のですが、
それぞれの本にあまり違いがなく、毎回同じアイテムをクラフトして、
あまり深みのない戦闘をこなしていくことになります。
わざわざこのレビューを書こうと思ったのはその文章のマズさからで、
最初は翻訳のせいなのかなと思い英語に切り替えて遊んでみたのですが、
その内容は小説、もしくは文章好きが書いたものとはとても思えないものでした。
オノマトペまでは許容できても、顔文字を使っているのはさすがにどうかと思います。
それでもおすすめにしているのは、このゲームが小さなスタジオの最初の作品で、
そのアイデアに光るものがあったと思うからです。
安くなっていたら応援として買ってみよう、ぐらいの気持ちで手に取ってみてください。
それならきっと楽しめると思います。

GIFくん
2023年07月16日
〈あらすじ〉
作家法や公認出版社など、出版物に統制を敷いている近未来の世界で30年の刑期を言い渡された主人公が、刑罰の象徴である「手錠」を外すためとある組織に力を借ります。
組織からの指示で様々な本に潜り込み、本に登場する品々(魔法の薬や聖剣など)を現実世界に盗み出すことで依頼を達成していき、最終的に全ての依頼を達成して「手錠」を外してもらうことが目的です。
気になっているなら絶対にやるべきです。
ストーリー展開が良く、結末も私の好みに合っていたためおすすめします。
※全実績を解除する上での注意点(微ネタバレ)
[spoiler] 「全ての戦闘を回避する」という実績説明がありますがおそらく翻訳ミスで、正しくは「全ての戦闘に勝利する」です。全てというのは会話の選択次第で発生するものも含んでいます。悪者を演じていけば回収できるはずです。 [/spoiler]

satohiraku1
2023年06月29日
ファンタジー/SF/ミステリー文学や映画が好きで作品の雰囲気にビビッと来たならやってみる価値のある作品です。
基本のゲームの流れはADVのように物語を追っていき、要所でのプレイヤーの選択が本の世界での登場人物達の運命と、現実世界の主人公の運命と二重構造になった物語に変化を与えていきます。
その中で探索やターン制バトルなどRPG要素が差し込まれたりするのですが、レベルや装備のクリエイションの概念は存在せず、各本の中で入手したアイテムが持ち越されることもないため、あくまで物語を追っていく上でのフレーバー程度の感触です。
この作品の真骨頂は、作品内の独特の退廃的雰囲気や作り込まれた世界設定を味わうところにあり、文章の中から色々なことを想像するのが好きならば興味をそそられるフレーバーテキストが多く用意されています。
その点で非常に残念なのが、現時点でローカライズがgoogle翻訳にそのままぶちこんだレベルの非常に雑なクオリティであることです。
全体に、状況説明や台詞を感覚的に理解することが難しく、ん?と思いながら一々噛み砕いて理解していく必要があり、場合によっては選択肢の意図自体が違う表現に置き換わってしまっているという致命的な欠陥もあるため、今後改善されることを願います。
後はゲーム内容自体の欠点として、物語を進行するためのフラグ回収の導線が甘いところがあります。"Aの人物に会うためにBの人物に話を聞きに行って居場所を聞かなければいけない。"という導線があったとして、ステージを回っている内に先にAと会うことができてしまい、「Bから話を聞いたんだが...」と唐突に主人公がプレイヤーの知らない話を始めるといった展開が何度かあったので、台詞のバリエーションを増やす等工夫がほしいなあと感じました。
世界観やステージのギミック、物語の展開自体は高クオリティである程度満足できる水準なのですが、ナラティブなストーリーを楽しむことが主軸であるゲームの性質上2回以上プレイする価値は低いと感じるので、気になっている方はローカライズが改善してからプレイすることをおすすめしたいです。

トロロアニマル
2023年06月27日
第3章で進行不能バグがあって詰んだ。
発売セールの10%引きで買っちゃったが、後悔した。
問題を抱える魔法使いと関わる→その結果を魔法使いの娘に話に行く、という手順を踏むと進行不能になる。
娘と話したらもう進めなくなる。娘は親のことを気にしていたんだから、普通話に行くだろ。
章の終盤なのに最初からやり直さないといけない。
面倒になってやる気が失せた。
制作者が言うにはXBOXゲームパス特有のバグで他なら修正済みとのことだが、Steamで単品購入でこのバグが出た。
進行不能バグに遭遇したせいでゲーム全体も微妙に思えてしまった。
物語の世界に入ってシナリオを書き換えるといえば面白そうだが、出てくる物語は既存のものではなく架空のもので、元のシナリオをこちらは知らないのだから「こんな風に変わってしまうなんて!」という驚きはない。
物語の世界から「トールのハンマー」を盗む、と聞けば神話世界に入り込み神々との壮大な物語が待っているかと思いきや、神話パロディで神々の名前を持っているだけの人間たちの話で別に壮大でもなかった。

meganu1216
2023年06月23日
[h1] この世界における本とは何か[/h1]
クリア済みレビュー
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なんらかの罪によって作家警察に目を付けられ執筆能力をはく奪された主人公が、刑期を短くするために本の中に入って指定されたものを現実に持ち帰る、という犯罪に加担することになる
もうこの設定の時点でワクワクが止まらない
ゲーム内ではいつでも本の中と現実世界を行き来出来、本の中でピッキングする必要があるため現実でツールを探す…という風に攻略していく
現実世界は3Dのマンションの一角で、行動範囲は決して広くないがウォーキングシミュレーターのような作り
本世界はアイソメトリックなオールドRPGのような画面で、正しく雰囲気を作り出している
RPGらしく戦闘もあるがおまけ程度で装備等はない
ポイント&クリックで色んな箇所を調べることが出来、ツールを作るのに使う素材等が多く手に入るためスカベンジ欲も若干満たしてくれる
本の中では登場人物に関わる機会があるが、選択肢で問われるのは良心に訴えかけるものが多い
主人公には謎のパートナーが付いてくるが、彼はそれらの存在に対して情に厚い
本の中の存在として割り切るか否かはプレーヤー次第である
ストーリーは各本を中心にオムニバス形式で語られていくが、それと並行して徐々に現実世界における本とは何か、主人公は一体何者なのかが判明していく
何もかもが謎の設定故に一つ一つ紐解いていくのは面白い
何気ないロアをちゃんと読み解く気にさせてくれる
ラストは綺麗に終わるため満足感は非常に高い
[u] 気になった点[/u]
あまり頻度は高くないのでそこまでマイナスポイントではないが戦闘のテンポが悪い
序盤だけでも非常に惹きつけられる作品
設定が気になった方にはぜひおススメ

ホトトギスくん
2023年06月23日
[h1] 追記[/h1]
進行不能バグのレビューを見たので検証してみましたが自分は大丈夫でした
もちろんレビューに書かれた通りにプレイ
父親を治療した・治療しないの両パターン試しました
(クリア後に第3章を選択したので状況が全く同じではないですが初回時も同手順で大丈夫だった記憶はあります)
自分は遭遇しませんでしたが、リリース後に頻繁にパッチが行われていることから完全にバグがなくなった訳ではないと思われます
完璧を求める方はもうちょっと様子見がいいかもしれませんね
[h1]異世界へダイブ![/h1]
本の中では斜め見降ろし視点、本の外では一人称視点のアドベンチャーゲーム
主人公の目的は本の世界に入ってお宝をくすねること
[h1]感想[/h1]
時間を忘れて何時間もプレイしてしまうくらい面白いです
プレイ前は見た目から「Disco Elysium」っぽいなと思いましたが結構違いますね
戦闘シーンがそこそこあってRPG感があります
テキストはこちらが読みやすい&少ないです
少ないというと悪いイメージですが必要十分で適量だと個人的には思います
[strike]まだクリアしてないですが[/strike]値段の割にボリュームもあると思います
→クリアまで約9時間でした
トレイラームービーを見て面白そうだと思う方はセールの時にでもぜひ