













Virgo Versus the Zodiac
この容赦のない時限アクションのターンベース JRPG で、純粋さの女王である乙女座として、黄道帯を王位から奪い、黄金時代を復活させ、銀河に群がる異端者を一掃しましょう。
みんなのVirgo Versus the Zodiacの評価・レビュー一覧

blc1709
2024年10月29日
この作品に出合えただけでもsteamに手を出してよかったと思える一作
とにかく世界観の作りこみがすごい
フィールド上のちょっとしたガジェットを調べるといちいち何か反応が返ってくる
武器にはそれぞれに攻撃アニメーションが数種類用意されていて、やたら総会感たっぷりに敵をぶっとばしてくれるので、それを見ているだけでも楽しい
ストーリー、世界観、音楽、ゲーム性、ボリュームのどれもに一切の不満はない
あ、ストーリーの分岐条件だけはわかりにくいので、一度クリアした後は、コミュニティの攻略情報を確認してから二週目を始めた方がいいと思います

Ta.9.3
2023年03月28日
世界観がしっかりと作り込まれている印象があり好印象。ゲーム内でも情報を集めることはできるが難解ではある。
戦闘に関してもう少しテンポが速ければストレスがなかったと思うのと、スキルに関して効果の分かりにくさがあった。

tenshi
2022年11月30日
序盤の分岐による3種類のEDがありますが、クリア後の引継ぎがありません。
つまりそういうことです。それを踏まえた上で伝えておきたいことが一つあります。
設定の操作タブからテキスト早送りをON
箱コンならRT PSコンならR2
履修科目です。これだけは覚えて帰って下さい。

はーちゃん
2022年10月23日
[h1]ゲーム評価[/h1]
評判の良さに比べると、かなり微妙なゲームでした。
自分からオススメできる要素はありません。
1周目はヒントなしで隅から隅まで調べてクリアまで15時間。
トロコン時点で3周20時間程度なので、ボリュームはかなり少ない方です。
[h3]・QTEについて[/h3]
シビアな割に単調で、成功時のリターンも薄いので面白くないです。
慣れたらミスもしなくなります。
序盤こそガードで純潔を溜めて、QTE成功から反撃という遊びになっていますが、早い段階で敵全体の行動を封じる範囲攻撃が手に入るので、すぐに大味になります。
最終的には敵全体の近距離・遠距離・ガード・カウンターを全て封印でき、さらに毒も入るので殴り放題です。
ラスボスもデバフに一切耐性がないので、ガッカリするくらい弱かったです。
また装備に何のQTEがついているのか使ってみるまで分からなかったり、かなり不親切なところが多いです。
[h3]・グラフィック[/h3]
全体的にダメなところが目立ちます。
ドットはアニメも含めてもの凄く出来が良いのに、立ち絵やイベント絵がそれを台無しにするくらい下手です。
個人的には一番のマイナスポイントです。
[h3]・ストーリー[/h3]
全体的にクセが強すぎて理解し難いです。
日本語の翻訳は完璧なんですが、文章が独特すぎて何の話をしているのか、さっぱり頭に入ってきません。
主人公たちも独善的で躊躇いなく人を殺すような性格なので、最後まで好きになれませんでした。
黄道十二宮がモチーフなので、12人分のエリアがあるのかなと期待していたら、実際は半分くらいしかありません。
しかもほとんどの星座は一瞬しか出番がなく、中盤以降はダイジェストみたいな短さです。
せめてゲーム内にキャラや世界観の資料があれば、もう少し感情移入できたかもしれません。
[h3]・システムについて[/h3]
前のマップに戻れない、ブラックホール以外で稼ぎができない、パラメータやUIがわかりにくいなど、不便な点が目立ちます。
[h1]トロコン難易度:★★☆☆☆[/h1]
獲得が面倒な実績はないものの、集めていて楽しい実績もありません。
3パターンのエンディングを見る間に、ほとんど揃います。
前のマップに戻れないので、取りこぼしをすると最初からやるハメになります。
事前にどれが取りこぼし対象かを軽く調べておいた方がいいでしょう。

ex_twilight_xx
2022年07月23日
1周で出来る事を全部やってクリアまで大体15~20時間程。
クセが強めのRPG。正義の味方とは言えない主人公、難解でカオスな世界観、戦闘はQTE、分かりにくい各種ステータス、クリアしたマップに戻れない等、人を選ぶ要素を山ほど盛り込んでいる。
しかし、ヴァーゴはなぜ他者を害してまで変化を望むのか、他の星座は何を思って狂った世界を保とうとするのか、奇妙でありながらも引き付けられる魅力がある。基本的にヴァーゴ視点でしか展開されず、そもそもの世界観が複雑怪奇なため、誰が何をどこまで考えているのか分からない。もしかしたら何も知らないのはヴァーゴだけなのかもしれない、なんて想像が膨らむ。
以下プレイで気になった点の解説
・装備が分かりにくい
装備個所は8か所。自分のターンで使う4種とカウンターターンで使う4種がある。近接・範囲・遠距離・ガードを1つずつ装備できる。それぞれ武器としての強さ以外にもステータスの増減、使用時の付与効果、クールダウンが異なる。攻撃が単発(×2とか書いてないやつ)かつ高威力で、ステータス減少が固定値、使用者へのマイナス効果が無いものが優秀。使用者が純潔を得る武器は自分のターンでガード発動する必要がなくなるので優秀。威力を見れば分かるが、序盤に手に入る装備が弱いというわけではないという点に注意。終盤で手に入る装備は強化済みなので一見強そうに見えるだけ。
・ステータスが分かりにくい
正直あまり意識する必要はない。レベル上げれば大体解決する上、装備でかなり変動するので、いちいち気にしても仕方ない。装備でマイナス%が偏らないようにだけ注意しておけばいい。
・戦闘が難しい
QTEが結構早め(難易度ゾディアック)、仮にQTE成功してもダメージが痛い。が、割とステータスの影響が大きいので、とりあえず手あたり次第戦っておけばレベルでゴリ押せる。マップ攻略後にブラックホール1周してるくらいで十分。基本的には隊列の先頭は純潔(ダメージ吸収バリア)を保ってカウンター狙い、自分のターンで攻撃するなら純潔が切れてる敵を狙うことを意識しておけばいい。カウンターが怖い時は無理に攻撃しなくていい。状態異常耐性というものが無いようなので、中盤は全体行動不能装備をすると楽。
・金欠
錬成や強化、装備購入で金欠になりやすい。敵シンボルが復活しない関係上、通常のマップ攻略で稼ぐのも限界がある。レベル上げついでにブラックホールで戦闘しよう。

momo-momo
2022年07月02日
ゲームのストーリーや掛け合いはいつも期待していません
退屈な物語につまらない会話がほとんどで途中で飛ばしてしまうこともしばしば
が恐らくこのゲームのストーリーはゲーム史上、5本の指に入るくらい面白い
キャラクターの掛け合いも笑えるくらい面白い
何かを調べた時もいちいち面白い
ありきたりなRPGを優に超える圧倒的なセンスを全体の様々なところで感じられます
超オススメです

Myon763
2022年04月13日
[h1]黄金時代狂信者による征服RPG[/h1]
全EDも見たし、ヴァーゴに対する愛着も湧きました。[b]でも彼女と一緒に住みたくはないです[/b]。
主人公は12星座の一人であるヴァーゴ。彼女は在りし日の黄金時代を復活させるため、[strike]抵抗する「異端者」は皆殺しにして[/strike]他の11星座全てを征服しに行きます。そうです侵略者側なんですね。はなから善の行動とは言えず、しかしヴァーゴ自身は正義のつもりで征服しに行くのでたちが悪いんだ……そうこれがアンチヒーローファンタジー……
難易度ノーマル、ワンボタンモード
1周目クリアまで19時間
全実績解除まで38時間
戦闘はイージーもあるので楽、ランダムエンカウント無し、全滅ペナルティ無し即再戦可能、レベルもサクサク上がっていき、QTEもワンボタンにできる。なのでプレイスキル的に難しい部分はほとんど無いですね。
でも引継ぎ周回が出来なかったり、UIやステータスが使いにくい&分かりにくい、ストーリーが独特で置いてかれがち、などなどあって全エンド見てる方は少ないみたいなんですよね……
ただ3つあるエンディングはそれぞれちょっと違う程度では無く、途中の展開はもとよりラスボスまで違います。[strike]ステージは一緒なんですけどね![/strike]
1周終わった後、多少面倒でも是非残り2つのEDも目指してみて欲しいですね![spoiler]特に1周目のEDが「不動」なら猶更に。[/spoiler]
[h1]実績について[/h1]
[b] 超技術必要なし、時限要素あり、強運必要なし。[/b]
実績難易度自体はそんなに高くないです。
EDが3つあるので1周目は攻略見ずにクリア。そして2周目3周目で攻略(というか実績に関わる部分)を確認しながらやれば問題なく全実績解除出来るでしょう。取得率自体は低いんですが、難しい訳では無いですね。[strike]やっぱ面倒だからだろうね![/strike]
また分岐までの道中は一緒なので、分岐直前のデータからやり直す事考えると実際は(最短で)2.7周くらいになると思います。
もし1周してから攻略見ながら2周目やるなら、エンディングを見る(あくまで個人的な)おススメの順番は[spoiler]不動[/spoiler]→[spoiler]活動[/spoiler]→[spoiler]柔軟[/spoiler]の順番ですね![spoiler]活動と柔軟[/spoiler]はどっちが先か悩むところですが、[spoiler]バッド、グッド、トゥルー[/spoiler]って感じの3つなので、私は[spoiler]柔軟[/spoiler]が後の方がいい気がします。[strike](個人の感想です)[/strike]
[h1]不満点[/h1]
これ直してくれねぇかな……これ追加してくれねぇかな……と思うようなこと。
・[u]バフデバフの説明について[/u]
これ説明が足らないと思うんですよね……装備説明でも「回復する」とか「継続ダメージを与える」とかは書いてあるんですが、例えば戦闘時バフデバフはそれぞれ1種類しか掛けられず上書きされること、速度上昇のバフがかかると早くターンが回る以外にQTEのパーフェクト受付時間が長くなること、属性バフがかかるとその属性の被ダメも減ること、対になるバフ(デバフ)を掛けるとデバフ(バフ)が消滅することなどなど……知らんかったが?な事が多い。
・[u]装備説明について[/u]
上記バフデバフと似てるのですが、説明が……無い!装備が与えるバフデバフの右側に意味深な数字が2つ書いてあるのですが、これは
[b]左は「戦闘開始後使えるようになるまでのターン数」[/b]
[b]右は「使った後再使用可能になるまでのターン数」[/b]
です。しかも間違えて左右を逆に書いてしまっている装備もありました。更にバフデバフの効果時間なんてものは一部を除き書いてありません。「パーフェクトの場合3ターン付与する」とかそういうのは書いて欲しかった……
・[u]選択肢の配色について[/u]
ED分岐の配色は合ってると思うのです……が、色んな寄り道で出る選択肢にも配色があるんですよね。選んだ選択肢によってステータスが微増微減したりしなかったりするんですが、ときどき間違えてると思います、配色。赤選んだのに緑が上がったんだが?緑選んだら赤上がったが?
・[u]ED分岐について[/u]
ED分岐の選択肢は[spoiler]3[/spoiler]回ありますが、[spoiler]2回目が問題。2つのうち片方の選択肢は3回目どちらを選んでもあるEDが確定してしまうもの[/spoiler]。ぼかして言うと[spoiler]グッド(になりそうな方)を選択するとむしろバッドになる感じ。慈悲を掛けるとキレられる。[/spoiler]でもまぁ3周するなら初めはこれに引っ掛かった方がいいかも。
・[u]UIについて[/u]
装備のソート機能は何で無いん……?属性別とキャラ別のソートだけでも欲しかったなぁ。あとセーブもロードも必ずファイル1からの選択で、続きからやる時「何番のセーブファイルだったかな……」って迷ってしまう。セーブもロードも選択時まず最新のファイルから選択させて欲しかった。
・[u]アルパカ[/u]
いつまで乗ってんの?と思ったらアイテムから選択しないと降りられないのね!
[h1]感想[/h1]
いや面白かったですね!バフデバフの説明やら装備説明やら選択肢の配色やら不満点も割とありますね!それでも結構面白かったですね!
正直[spoiler]不動エンド[/spoiler]見て終わりだったら「おススメしない」にしたと思う。ヴァーゴが「[spoiler][i]Always口悪過ぎ黄金時代狂信クレイジーサイコ女[/i][/spoiler]」で終わってたら絶対おススメしないにしてたわ。
でも他2つのエンドを見て評価が変わりましたね。
一つは[spoiler]ちゃんとヴァーゴに人の心があったこと。後悔や自らの性格について内省するシーンは「不動」でもありましたが、エンディングまで見るとビックリするくらい柔らかくなりましたね。こんなヴァーゴが見れて良かった……[strike]相変わらず口は悪かったけど[/strike][/spoiler]。
もう一つでは[spoiler]ヴァーゴのいる世界についてや、なぜ主人公がヴァーゴなのか、途中途中で入るモノローグの真意とは、この辺りの理解が進んで面白かったです。これについては詳しく書かない方が良いでしょうね。[/spoiler]
また世界の作りこみが強い?ですね。調べられるもの全てに対して違うこと言うので、探索が楽しいです。だんだん面倒になりますが。
主人公たちのカラバリが結構数あるのもいいですね。2Pカラーみたいなの。ちなみにドット1枚絵は装備しているカラーが反映されます。(立ち絵は変わらないけど)
ところで一緒に戦ってくれる味方が二人居るんですが、[b]特にアルゴルが可愛いんだ[/b]マジで。大阪弁の魔女。外さない仮面もデカい帽子も彼女のセリフ回しもめっちゃいいんだ。好き……
不満点も多かったですが、サントラ買うくらいには気に入りました。ED的に無いでしょうが、もしDLCが出たら買います。
全EDも見たし、ヴァーゴに対する愛着も湧きました。彼女と一緒に住みたくはないですが、[b]でも彼女と同じアパートぐらいなら喜びますね[/b]。
[spoiler][strike]まぁアルゴルとは一緒に住みたいけどなァ![/strike][/spoiler]

doraemon
2022年04月02日
発売当時に購入して、ちょっとプレーした時の目押しの難しさと聞きなれない
ステータスが理解できずに年単位で放置していました。
ドット絵のゲームがやりたかったので数年ぶりに起動し5時間ほどプレーしました。
絵は当初の印象通り綺麗でストーリも5時間程度プレーしたところでは全く意味が分からないですが
何故か至る所に置いてあるオブジェクトにある説明やキャラの言葉に引き込まれます。
音楽も格好よく、発売当時どうしても無理だった目押しも難易度選択できるようになっており
いまのところはたまにプレーしてちょこちょこと進められる楽しいゲームになりました。
ゲーム自体に余り熱中できなくなったため、このゲームの様に継続して遊べられる時点で楽しいです。
クリアまでまだじかんはかかりそうですが、Moonana の続編も予定されており楽しみです。
続編も良日本語翻訳での発売を期待しています。
きっとストーリは理解できないでしょうが独特の世界観を次のソフトでも体験したいです。
あと、目押しは今作アプデ後のように選択制にして下さい。期待しています。

綿毛フワフワ
2022年01月25日
かなり人を選ぶ作品だと思います。
癖がありすぎる戦闘システムに初見意味不明な展開、偏執的に作りこまれているオブジェクトにテキスト群…
そういうのが好きな人にはこの上なく刺さります。

岩倉プレジデンテ
2021年11月30日
[h1] この作品で"つまづかない"ための心構えについて [/h1]
これからプレイしようと思っている人に伝えたいこと
ストアページの説明文にある以上のゲーム内情報はなるべく伏せて書く
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全エンディング達成済み
難易度ノーマル
戦闘時操作方法デフォルト
XBOXコントローラー使用
初回クリアにかかった時間:14時間ほど
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最終的には、ストーリーも戦闘も共になかなか楽しめた。
このストーリーと戦闘が本作の構成要素の大きな2本の柱となっているが、そのどちらもが見た目の割にクセのある「躓きやすい性質」をしているように感じた。上で「最終的には」と書いたのは、第2ボスを倒すくらいまでの間ずっと「なんだこのゲーム!?」と困惑しながらの進行だったためだ。
グローバル実績データを見てみると、ゲーム開始で達成できる実績獲得者を100とした時に
第1ボス撃破58%
第2ボス撃破32%
となっている。これは14時間でエンディングを見れる規模感のJRPGかつ「非常に好評」なゲームとしては、ちょっと低い獲得率ではないかなと思う。結構な数のプレイヤーが自分と同様に躓きがちなのだろうなと感じたので、このレビュー(ガイド)を書くことにした。
若干の取っ付きづらさがあるだけで、「こういうものなんだよ」ということを知っておき、心構えを持っておけば、ゲームそのものはエンディングまで挫けず到達しやすい部類の作品だ。
[b] 以下に困惑しそうなポイントと、でも大丈夫だよということを書く [/b]
----------
[b] ・QTE戦闘(特に仲間が増えてから) [/b]
[u] 独特だが練られている。慣れよう。 [/u]
3人のキャラクターに対してそれぞれABXボタンが割り振られていて、キャラAの攻撃時/防御時にはAボタンを使用、キャラBならB、XならX、という具合になっている。
他のレビューでも触れられているが、特に防御時のQTEは慣れるまで少し時間がかかった。
と言うのも、本作の戦闘は敵のターンが自動文字送りで進行していくため、防御QTEをこなすには常に身構えている必要があるからだ(私はチュートリアルみたいな戦闘で数回死んだ)。
仲間が増えると「誰が狙われているのか確認→対応ボタンでQTE」という流れが加わり、プレイはより複雑になるように見える。
しかし実際には、(詳しくは書かないが)敵に狙われるキャラは予想しやすい作りになっていて、実はそれほど複雑ではないし、コツを掴みやすいように設計されている。
QTEの成否によって与える/受ける影響には明確な差があるので、敵との攻防に緊張感が生まれているし、敵の攻撃をパーフェクト判定で防御した時の高揚感をターン制戦闘で味わえたのは意外かつ楽しいプレイ体験だった。
若干の難しさを伴なう戦闘システムだが、いつでも(全滅しても)その戦闘をやり直しできる仕様のおかげでテンポ良く再チャレンジできるのも高評価。
また、「戦闘時の決定ボタンが、ターンの回ってきたキャラのQTEボタンと同一」となっている点も他ゲームと比べると独特だが、「決定→攻撃QTE」という風に指の位置を変えずに対応できるため、これも慣れれば遊びやすい仕様と言えると思う。
[b] ・JRPGとしては(?)独特なストーリー手法 [/b]
連載漫画や小説の単行本を、いきなり第2巻から読み始めたかのような錯覚。に陥るくらい、登場人物たちが「プレイヤーに未説明の単語」をガンガン使って会話していく。逐一その単語が説明されるわけでもないので、特に序盤、プレイヤーは何となくでストーリーを追うことになる。
それに加えて「アンチヒーローファンタジー」とあるように、主人公ヴァーゴの行動が単純な正義・善性に基づくものではない点や、舞台や登場人物たちの持つ常識が我々の現実世界のそれとは異なる点が掛け算的に合わさって、プレイヤーは[b] ハチャメチャな情報量 [/b]を未処理のままゲームを進行していくことになる。
よく言えばプレイヤーを信頼しきったような上記のストーリー手法には、はっきり言って面食らってしまった。
(とは言え、決して何もかも分からないまま進んでいくわけではない。先んじて名前だけ出てきていたキャラ等々が後々ちゃんと登場したりして、「へ~」となる)
「プレイヤーと主人公で前提知識や常識を共有しない」、「様々に情報を散りばめるがその場で説明されることが少なく、また単なるフレーバーであったりする」特徴は、ゲームよりもアニメ的なように感じている。
前者はプレイヤー≒主人公的な没入感とは逆のものだし、あくまで主人公を登場人物の一人と見なして(主人公視点とはずらして)話を進めていくような感じがある。
[b] 最終的にはひとつの冒険譚として完結するし、分岐シナリオを網羅することで登場人物や舞台のことが(全てではないが)分かるようになっているので、是非全エンディングを見てほしい。 [/b]
[b] ・各種ステータスや装備、バフデバフが分かりづらい [/b]
ステータス画面の情報量がちょっと多いのに加えて、他RPGでは見慣れない項目があったりする。親切にも項目ごとに説明が読めるので、最初に一読しておくと良さそう。
ステータス項目とバフデバフが似たようなアイコンでちょっと混乱するかもしれないが、[b] そのうち慣れるから安心してほしい。 [/b] 多分
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いろいろ不安になるようなことを書いてしまったかもしれないが、本作は[b] ちゃんと面白いゲームだ。 [/b]
誰にでもは薦めないが、PVを見てグッと来た人には是非触ってみてほしい。

Polyscias
2021年06月26日
かつての“黄金時代”の復興を掲げ、各地を治める星々と戦う一人の星座の物語。クリアタイムは1周18時間。難易度ゾディアックモード、操作はパーティボタンモード。
世界設定や戦闘システムが独特ですがそれを活かしきれていません。物珍しいのは前半くらいなもので後半に行くほど単調になります。パステルカラーで粗めのドットキャラが戦う姿はアニメーションが多彩で好感触。しかしそれだけで中身が伴っていないように感じました。
ビジュアルや設定は好みに合うのに書き出すと指摘事項の方が多くなってしまったため、心苦しいのですけれど「おすすめしない」とさせていただきます。良かった点は最後の「まとめ」に記載しています。
[h1]戸惑いが入り混じる物語[/h1]
星座がモチーフの舞台で企業とかインフラとか現実寄りな話が出るところや、やたら残虐な言葉遣いをする見目麗しい姫といったギャップが一風変わっています。星や星座の名前の登場人物は見た目だけでなく口調でも濃く特徴付けられています。
言語は丁寧にローカライズされていて珍妙な訳もなさそう。にもかかわらずまるで話が頭に入ってきませんでした。
会話で状況や目的が一応提示されてはいますが、ものすごくわかりにくかったです。無駄な会話や難解な言い回しが盛り沢山で主軸がぼやけてしまっています。何が話の本筋なのか、一体何をしたいのかが伝わってきません。
日本語なのにこんなに理解しにくいことは初めてです。
道端には調べられるオブジェクト(箱や本棚等)が雑多に設置されています。一つとして同じ説明がなく、過剰とも言えるテキスト量で気合が入っています。
逆にこれが厄介でもあります。大半が無意味かつ抽象的で意味不明なものばかり。次第に読むのが苦痛になってしまい、途中からはボタン連打で早送りしまいました。
なら調べなければいいだけなのですが、そうもいきません。調べると稀にアイテムや装備品が取得できるものが紛れています。宝箱ではなくて普通のオブジェクトから。これで調べるのを半ば強制されているようでした。
各地の風土や世界観を深く知ることができるとか、攻略に役立つ情報が得られるとかあればまた違ったかもしれません。
このように見失いがちな物語に加えて、人物の言動でも感情移入や共感がありませんでした。
一貫して物騒な物言いの主人公たちに対しては理解に苦しみましたし、穏便に済ませようと選択したプレイヤーの意図に反した結末に進んでしまう場面があって、どことなく疎外感が付き纏います。バッドエンドと思われる結末では予想もしなかった後味の悪い方向へと展開してしまいます。
[b]物語に入り込むには少し灰汁が強め[/b]です。周回すると話の流れが読めてきます。物語の背景を想像させるようなテキストがあれば1周目でも納得しやすかったのですが。
[h1]大味な戦闘バランス[/h1]
戦闘は簡単なコマンド入力で進行するQTE形式です。種類の多い装備は変えるたびにアクションが変わり、攻撃モーションも武器毎に用意されています。ステータスの他にもカラーチェンジでキャラクターの見た目を変えることだってできます。
戦闘の面でもいくつか問題があります。
まず各種ステータスについて。
バフ・デバフ、ステータスの種類が多くて初めのうちは把握できません。戦闘中はアイコンで表示されるだけなので余計に。メニューから説明を参照できますが使ってみるまで効果のイメージが掴みにくいです。そんな中、武器の説明は登場人物にまつわる話があって読む意欲が湧きました。
バフ・デバフは他の種類のものが掛かると上書きされる仕様です。武器にはメリット・デメリットの効果が必ず設定されていて、複数武器をキャラクター毎に使うわけだから、大体は効果を実感する前にどんどん別のが上書きされて消えてしまいます。
次に戦闘はQTEを考慮してもやや戦略性が乏しいです。
レベルが上がってくると[b]攻撃行動がテンプレ化[/b]してきます。武器毎に違ったアクションがあるとはいえ、どの敵が出ても対処方法はそう変わりません。「範囲攻撃で削って叩いて最後に盾を構えてカウンター」の繰り返しで新鮮味に欠けます。
そのかわり、強化していけば最後まで好きな武器で戦えるメリットもあります。
それから操作のレクチャーが段階的ではありません。
最初のボス「カプリコーン」が一番手強かった気さえします。この戦闘に限って時間制限が設けられており、まだ操作に慣れていない状態でいきなり急かされて時間切れで負けるのは辛いものがありました。
パーティメンバーは2人目加入後、早々と3人揃います。それまで決定ボタンのつもりで「A」を押していたところに「B」「X」が増えて最初はよく押し間違えました。
プレイヤーへの[b]操作要求レベルの上がり方が急角度[/b]です。
[h1]QTEのユーザビリティを損なうUI[/h1]
UIが見にくいのもよくありません。戦闘中に余計な視点移動が増えてしまい、操作し辛く感じました。
先ほど述べた通り、ターン最後の味方に盾を構えさせるために行動順を確認するのですが、そのタイムラインは画面左端に小さく表示されています。
味方3人のQTE対応ボタンが違うのは特色ですし良しとしても、身代わりスキルを使うと「敵の攻撃対象」と「実際に押すボタン」が入れ違いになってますます頭が混乱します。
さらには入力ボタンの表示位置が敵または味方の頭上だったり、画面中央だったりと定まっていなくて見落としそうになります。
咄嗟にボタンを押すことが重要なのにこれでは反応が遅れてしまいます。QTEに成功する前提の戦闘バランスなので失敗すると場合によっては一気にピンチに追い込まれます。
失敗した時はポーズメニューからすぐさま戦闘をやり直せるのは気が利いています。
QTEの感触が今一つな理由にSEが少ないことも考えられます。
アイテム錬成やレベルアップ、コマンド入力等々、BGMと画面表示だけでSEが鳴らない場面が多々あります。プレイヤーのボタン入力に対する反応が弱く、[b]コマンド成否の判断が直感的ではありません[/b]。ただし、本作はフィールドと戦闘のBGMが共通で途切れが無い仕様であることから、もしかするとその雰囲気を壊さないためにあえて抑えられているのかもしれません。
錬成と言えばカーソル位置記憶が無いのもやや不便でした。
[h1]それ以外の気付き[/h1]
・シューティングゲームあり
何の脈絡もないシューティングゲームが挟まれます。作品ならではのオリジナリティあるミニゲームは大歓迎だけれど、取って付けたようなシューティングならいっその事無くてもいいのではと思ってしまいました。スキップは可能です。
これはただ私が嫌いなだけですね……。
・選択肢のカラーリング
会話中の選択肢やクエストがゾディアックの3すくみの色になっているものがあります。ED分岐条件はこの色とは無関係ですし、選んだ色でステータスが上がるわけでもなさそうです。何か意味ありげで実は何でもないのかちょっと気になりました。
・非圧縮スクリーンショットが撮れない
Steamクライアント側の設定である[b]「圧縮されていないコピーを保存する」が機能しません[/b](pngが指定フォルダに保存されない)。Steamユーザフォルダのjpgだけ撮れています。コントローラとキーボード操作のどちらとも、フルスクリーンON/OFF、保存先のフォルダやドライブを変更しても改善せず原因不明。
今までいくつもゲームをプレイしてきた中で本作で初めて遭遇した現象です。ソフト側に何か問題があるのではないかと疑っています。
[h1]まとめ[/h1]
物語か戦闘かどちらかでも光るものがあればおすすめしたかったのですが、不満がちょこちょこ出てきてしまいました。
星座をモチーフにした設定やコマンドバトルの見せ方はユニークで悪くありません。人形劇のようなフィールドを背景に戦う[b]ドットのアニメーションは生き生きとした動きで賑やか[/b]です。どうしてもQTEに馴染めなければ、難易度変更や同一ボタンに割り振る設定がいつでも可能です。
フレーバーテキストに抵抗が無い、あるいは「神話はそんなもんだよ」と受け流せる寛容な心を持ち合わせていれば、さして障壁とはならないでしょう。

mijukichi-yuduki
2021年05月25日
先ず日本語訳が適当。Skul: The Hero Slayer程ではないけど、アッチは純粋に面白い。ストーリーも解る。
このゲームは多分惑星が擬人化した物語?
会話が兎に角意味不明で無駄に長くて毎回「その話要る?」と思わされる。
戦闘は今の所、タイミングよくボタンを押すだけ。
三竦みになってるらしいが日本語が適当で良く解らない。
世界観自体は悪くない。が、感情移入は全くできない。連続で何十分、何時間もするのは苦行。
PV詐欺過ぎる。

HOI
2021年05月03日
気が狂ったような量の素晴らしいテキストとビルドに悩まされるステキ戦闘システムを兼ね備えたRPG
ONESHOTをもちろんクリアしている君なら1000円で遊べちゃうから買って、どうぞ

nehan
2021年05月03日
[h1] Undertale + 百合 + 宇宙 = Virgo Versus The Zodiac [/h1]
BGMとSEが秀逸です。
プレイがやめられないくらい非常に面白かったのですが、戦闘や移動が長い分、全分岐を見るためだけに初めからまたプレイしようという気にはなれなかった。

Luyins
2021年01月15日
☆わるかったところ
・なし
☆よかったところ
・わくわくする
・せつない
・ドキドキする
・文字通り「色」だけで統一された完璧なゲームルール
・最高にハラハラするバトル
・いくらでも時間を使えるビルド
2020年度いちばん面白いRPGです。異論は認めません。ゲームオブザイヤーです。
買って、遊んでください。

てがみChang
2021年01月03日
世界観の設定とかテキストが独特にぶっ飛んでいて内容が今一つ理解し辛い所があるんですが面白いゲームだと思いました
基本的にはRPGと同じコマンド式の戦闘なのですが一つ一つのコマンドにタイミングゲーが上手く絡み合っていてタイミングで成功するかしないかで戦局が大きく左右されるので雑魚戦でも気の抜けない戦闘になっていて普段RPGよりアクションゲームの方が好きな私も夢中になってやってました
ただ仲間毎で行動ボタンが違うのだけは注意です。例えば主人公のヴァーゴはAボタン、仲間の一人アルゴルはBボタンでそれぞれ攻撃や防御をします。
ややこしいので慣れるまでは止めてくれーーーー!と思いながらやってました。
合間に謎にシューティングゲームが挟まってたりしますがそっちはSTG苦手な私にとってもプレイしやすい難易度で楽しかったです。
電波的だけど可愛い世界観、意外にも物騒だったり容赦なかったりする女の子達、迫力のある戦闘アニメーション、魅力的なものがたくさんあるゲームだと思います。
あと誰かが言及してましたが百合もあります

Win-CL
2020年11月14日
. ヴァーゴ
[h1]純潔の乙女が導く、[/h1]
. さだめ
[h1]星空の運命とは――[/h1]
[b]星座や星々がモチーフのキャラクターたち[/b]が織りなす物語。十二の冠を集めて開く[b]黄金時代の扉[/b]へと、ヴァーゴはたどり着くことができるのか。
といった内容の、とても遊びごたえのある[b]QTE式RPGゲーム[/b]。
3周して全てのEDを見て、全実績解除したのでレビュー。難易度は終始ストレスフリーモード。1周目はいろいろと探索しながらで、約15時間でクリア。2周目、3周目はスムーズに進めて5時間程度でした。(実績には関わらないので、難しいと感じたら迷わず難易度は下げてよいと思います)
任天堂のペーパーマリオシリーズを彷彿とさせるシンプルなQTEに、[b]ヌルヌルと動くドット絵[/b]、そして個性がはっきりしていて[b]とても可愛いキャラクターたち[/b]。テキストはマップ上のオブジェクトそれぞれで細かく変化する丁寧さがあったりと、ハマる人はとことんハマると思います。
[b]使う武器によってアクションが変わる[/b]ので、戦闘も飽きがきませんでした。
[spoiler]慣れるまでは敵が強く感じるだろうけど、最初にシールドを張ってカウンター中心に動くのを覚えると楽に進めることができます。[/spoiler]
セーブも好きなところにでき、スロットも多め。
[spoiler]セーブをした方がいいポイントでは丁寧にセーブザウルスがその存在で知らせてくれるよ![/spoiler]
全滅して[b]ゲームオーバーになっても、その戦闘から再開できる[/b]親切設計。
マルチEDのゲームだけれども、分岐のフラグが序盤からあったので、二周目を始めるときは少し二の足を踏みましたが――始めてみるとそれほど苦労もなく。
むしろ遊べば遊ぶほど、物語の理解度が進んでいく。予想外のキャラクターが味方側に回ってくれるなど、新しい発見が盛り沢山。
イベントの会話を見逃したりすると、次に行くべき場所がよく分からなかったりする部分があるので、そこだけは気をつけておかないといけません。が、それを含めても、とても良いゲームでした。
迷わずオススメできる作品です。

Tukasass9999
2020年09月12日
全エンド回収&全実績解除したのでレビューさせていただきます。
このゲームは、なんといっても主人公、聖なる女王ヴァーゴをはじめとした12のゾディアックたちそれぞれの個性や思惑、各星界の文化や理念、倫理観の違いが細かく表現されており、物語の進行とともに描かれていくのがとてもイイ所です。各星界の民やゾディアックの臣下たちもこれまた個性が強く、キャラが立ってますね。
各キャラたちが自ら信じるものを持っていて、愛するものを持っていて、その感情の下に行動し、そしてプレイヤーの選択によってそれぞれの結末に向かっていく。めっちゃイイ…めっちゃイイ。
そしてその主人公たるヴァーゴが結構いい性格をしていて、このゲームの登場人物は基本的に星たちやそれらと生きる者ゆえに誰しも私たちとは異なる価値観を有していますが、なかでもヴァーゴは一段と異彩を放っており、基本的に他の星界に住む住民に対しては容赦なく、問題解決の選択肢に「暴力」があれば平気で選択するという、ちょっと主人公としてどうなんだと思わされる性格をしています。が、そんな彼女の成長や心の揺らめきが、この作品の魅力のひとつですね。
英語アレルギーを患っているため日本語翻訳について若干不安をもちつつプレイしましたが杞憂でしたね。違和感なく、というか翻訳の妙を楽しみつつ最後までプレイできました。
このゲームのすごいところはそのテキスト量にもあります。1キャラにつき8つまで付けられる装備や各種アイテム、またマップ上のオブジェクト(特に箱の類)に個別のメッセージが用意されており、探索中にあちこち調べるだけでも面白いです。RPGにおける「探索の面白さ」はやっぱり大事だなと実感しますね。翻訳の人ありがとう。感謝の決定キーを押して押して押しまくろう。
戦闘は非常にスピーディで、高難度でなくともQTEをミスると普通にあっさり全滅します。でも、その場でリトライ可能、回復アイテムの入手性の高さなども相まって、負けるたび「もう一回!」となりやすいつくりになっています。
その戦闘、そして冒険を彩るBGMがまたいいんですよこれが。携帯にゲームのサントラをいっぱい入れてる系のヲタクなので興奮しますよね。
あとこれは共感できるか微妙なところなんですが、このゲーム、セーブスロットがめちゃくちゃ多いんですよ。80個もある。そんでもってどこでもセーブ可能。普段ツクール製のゲームとかやっててもほぼ無意味に30個とか使い切っちゃう人間なのでこれは助かりましたね。イベント見返すのが捗るんですよ。[strike]どれがどれだかわかんなくなるけど。[/strike]
良いところが多いだけに、少し気になる点もあります。
他の方も仰られているように、エンド回収のための周回プレイについてですね。結構進まないとストーリーの大きな変化がなく、本格的に装備の組み合わせを試行錯誤したりできるのも中盤以降になってくるので、2週目以降はちょっぴりシンドイかも?
分岐までのショートカットといわずとも、2週目からの何かしらの恩恵が欲しかった感はありますね。装備を引き継げるとか。
色々とだらだら書きましたがとても楽しいRPGでした。
「Virgo Versus The Zodiac」、ぜひプレイしてみてください。
次回作も制作中とのことで非常に楽しみにしています。
最後に、最も重要なことを書いてお別れしたいと思います。
[b]僕が一番好きなゾディアックはいて座、究める者サジタリウスです。[/b]
それでは。

watayuki_toro
2020年09月05日
全ルート攻略済み
可愛いキャラが正義と純潔のためにポップに殺戮していく不思議なRPG
音楽やミニキャラが動くところなどはすごく良いのだが
ED分岐周りはかなりアレな上に周回引き継ぎ的なものがないのでそこは不満

TecBoy
2020年08月29日
【全体を通して】
1エンディングまでクリアして、17時間ほどかかりました。
RPG部分は普通に面白い、ピクセルアートのアニメーションも迫力があってみていて非常に楽しい。
ゲーム自体は1回のゲーム体験を重視しているタイプのゲームで、周回性やリプレイ性、やりこみ要素などはない。
通常にプレイしていれば武器の強化などは普通にすべて最高レベル(+5)までできるようになっている。
【難易度】
かなり柔軟に調節できるようになっています。
QTE難易度から、ゲームの難易度、いろいろいじれる
お好きなように調整ができてVery Good
【シナリオ】
非常に個性的で、他でみないタイプの斬新なシナリオが楽しめる
癖が強いので好きな人は好きになるが合わない人はよみ続けるのが苦痛になるかもしれない
(私は面白いと感じたが)
【最悪なポイント】(ネタバレを含む)
[spoiler] シナリオの最後に旅してきた仲間を皆殺しにするみたいな胸クソエンドに分岐する選択肢がかなり序盤にある糞仕様 (こういう仕様にするなら分岐直前にオートセーブするなりなんなりしてほしい)
周回ボーナスとかやりこみとかもない1回限りの冒険系ノゲームのためやりなおす気力が・・・
改善したほうがいいとおもう。
[/spoiler]
【総評】
リプレイ性はないが、1回きりのゲーム体験に重きをおいた良質なRPG
[spoiler]
ただし 攻略をみないで普通に進めると警告もなしに大変胸糞なエンディングにたどりついて非常に気分が悪くなったため、私的な理由ですがオススメはしません
[/spoiler]

Rig-Rin
2020年07月25日
全実績達成する程プレイしました。
世界観やBGMなどから雰囲気が気に入ればハマるゲームと思います。
体験版があるので合うかどうか確かめてみましょう。
物語上は必須ではないのですが、
そこら中に転がっている箱や植物にまで個別にテキストやイベントがあり、フィールドの隅々まで調べたくなります。
セリフも天体系ならではの言い回しがとても気に入っています。

Amakura
2020年07月14日
かなり面白いけどプレイアブルキャラより敵のほうが可愛い子多いというよりプレイアブルキャラ全員可愛くない。
アプデで立ち絵の修正希望。

Pers
2020年05月06日
セールを期に購入をしました。
PVを見て惹かれる要素があれば買って損はないと思います。
■グラフィックス 4.5/5
よく動くドット絵が主体で、味方・敵含めて素晴らしかったです。
同じ装備でも使用するメンバーによりモーションも違うなど拘りもいい感じ。
会話シーンの止め絵が1枚絵使い回しなのが惜しい。
■サウンド 5/5
BGM・SEともに飽きず聞けました。
アリエス関連のBGMが個人的には1番好きです。
■バトル 4/5
難易度はいつでも調整可能。
ゲームオーバーになってもリトライはしやすい。
難易度関係は実績に影響しないので、難しいと感じる方は素直に難易度落としましょう。
強弱は勿論ありますが、どの装備もデメリットがあるので、装備はお好みで大丈夫。
PVに出てくるシューティングは選択肢次第でスキップ可能。(実績あるので注意)
■システム 3/5
他の方のレビューでもありますが、ゲームの設定はデフォルトだとプレイしづらいです。
QTE関連と移動関連は設定見直すとストレス軽減できるでしょう。
またステータス表記がこのゲーム独自のものなので、覚えるまでこれなんだっけ?となります。
実績やストーリー的に周回ゲーなのに、引き継ぎ要素ないのは残念です。
章が切り替わると前の章のステージには引き返せませんので、こだわる人は注意です。
■ストーリー 4/5
独自の世界観や日本語訳はかなり良かったです。
ただ私的には一部キャラを除き、キャラの掘り下げが全体的に低いとは思いました。
各星座と味方はもう少し心情とか見たかったなと感じます。

TOM_Fragile
2020年03月26日
[h1]ヘンテコな世界観と中毒性の高い戦闘を併せ持つクセ強め良作コマンドRPG[/h1]
難易度は常にゾディアックモード(ノーマル難易度)、エンディング全て達成後の感想です。
大きく分けて、ストーリー・キャラクター・テキスト、戦闘、サウンド面の3つについて記述します。
----------ストーリー・キャラクター・テキスト----------
まずキャラクターについてですが、
ゴリゴリの関西弁を話す仮面の魔女、スキあらば会話にダジャレを織り交ぜるギャル、毛皮が圧倒的にもふもふで暴力的なアルパカ、常にプルプル震えてるサカナのモブなど、主要キャラクターからモブまで、よくわかんないけどなんか面白い個性を放つキャラクターだらけです。
まず主人公のヴァーゴからして、お嬢様言葉を話しながら、解決できないことは暴力で解決しようとするワガママ女王様なので、この世界で常識人であるキャラはレアです。こう書くとヴァーゴが感情移入しにくいようなキャラに感じますが、不思議と愛着が湧いてくるようになっています。
次にストーリーについて。
キャラクターに関してはコミカルなものが多い一方で、ストーリー自体はシリアス寄りです。詳細は省きますが、おとめ座のゾディアック(星座のトップに君臨する女王)であるヴァーゴを除いた11星座の王冠を奪いに行くというのが目標であり、王冠を持つゾディアックたちも抵抗してくるので、その抵抗に無慈悲な鉄槌を下すか、慈悲を見せるかはプレイヤー次第。結末が大きく変わります。各ルートで得られる情報も異なるので周回の価値アリ。
ここでこのゲームを「クセ強め」と表現した原因のひとつについて。
このゲームは、固有名詞についての解説が特にされないままスタートし進めなければならないため、特に序盤はキャラクター名に関して混乱すると思います。対策としては、黄道12星座をモチーフとしたゲームということもあり、キャラクターの名前も星座や星の名前から来ているので、予備知識として各星座の英語名を知っておくとキャラクター名に関してはわかりやすくなるかもしれません。
そしてこれらを支えるテキストについて。
本作は海外産のゲームになるのですが、翻訳が非常に凝っており、言葉遊びも違和感なく日本語特有のものになっていて、ヘンテコな世界観を思う存分堪能することができます。このゲームでは探索パートにおいて、調べることのできるものが膨大で、なおかつそれぞれ異なるテキストが仕込まれているという点も行き届いた翻訳により、しっかりユニークな文章となっていて周回プレイ時にもつい読んでしまうほど面白いです。
各キャラクターの話し方もそれぞれ合った話し方をするので、愛着が湧きやすいです。アルゴルの「ばあちゃ~ん!」は癒し。
----------戦闘----------
ゲームプレイにおいて一番魅力的に感じた戦闘は期待を裏切らず本当に面白かったです。
ストアページの概要にもあるように、一瞬の油断が命取りになります。QTEを採用したターンベースのコマンドバトルとなっていて、そのQTEのほとんどはスピードが速く、成功タイミングもややシビア。慣れきった周回プレイ時でも少し気を抜くと失敗するほどです。ただこれらの仕組みはシンプルなので、初見では速すぎて掴めなかったタイミングも、早い段階で慣れることができるものです。このちょうどいいバランスが戦闘の緊張感をほどよく保っていて、戦闘の中毒性に繋がっています。
QTEのアクション性だけでなく、RPGとしての要素もさまざまで、主に「活動」「柔軟」「不動」というあまり聞きなれない名称の3属性による3すくみがベースとなり、「純潔」というシールドゲージがある状態で相手の攻撃を受けると発動するカウンターや、隊列の概念、バフ・デバフなどがあります。
本作の戦闘で特に推したい要素は「バフ・デバフの応酬」です。状態異常を含めたバフ・デバフは武器それぞれに固定のものが備えられていて、攻撃すると同時に敵に与えるものとなっていますが、これらは一定確率で付与するというものではなく、攻撃のQTEが成功すれば確実に付与することができるため、パズルのように考えることができる面白さがあります。バフ・デバフは、
・[u]同じものを各キャラに重ね掛けを最高で3段階、それぞれ1種類まで保持される[/u]
・[u]異なる種類のバフ・デバフをかけられると、それまでかけられていたバフ・デバフを上書きする[/u]
といった性質があるため、重ね掛けをしてバフを強化することはもちろん、敵から受けた厄介なデバフを防ぐために、攻撃すると自らにデバフがかかるようなデメリットのある武器をあえて使用し上書きしてしまう、といった戦法を取ることもできます。
さらに対の関係にあるバフ・デバフは互いに打ち消しあったり…と考えることのできる要素が非常に豊富です。これらもQTEに失敗するとバフ・デバフの効果を付与できなくなるため、アクション性による不確定要素とRPGとしてのシステムによる確定要素が上手く入り混じり、夢中になれる戦闘となっています。
ゲームバランスも、序盤が難しめである以外は概ね良好で、装備も種類が豊富かつ多くが一長一短となっているので、こんなの使えないだろ…と思っていた装備も使ってみると意外に強かったなんてこともよくあり、周回プレイもいろいろ装備を試しながらダレず楽しむことができました。理解が深まるたびに面白さが増すゲームは理想的です。
以下、ネタバレではありませんが余談になるため伏せます
3すくみの属性の名称について
[spoiler]「活動」「柔軟」「不動」という属性ですが、このような聞きなれない名称になっているのは、占星術における12星座がこれら3つの属性に分類できることに由来しています。[strike]最初は「なんだこの翻訳!?」と思ってました[/strike][/spoiler]
----------サウンド面---------
このゲームの戦闘と同じぐらい評価したい点がサウンド面です。タイトル画面で流れる「The Holy Queen」を始めとしてメロディアスな曲が多く、耳に残るものが非常に多いです。楽曲の幅も広く、ゲームにもマッチしていて、世界観の魅力として機能しています。戦闘におけるアクションの爽快感を補助する効果音も気持ち良く、これもまた戦闘の中毒性を高めています。
ちなみにBGMのサウンドトラックはSteamの販売だけでなく、筆者が確認した限りApple Music、Spotifyにも存在しているので、サブスク登録されている方はこれらのサービスでも聴けます。また、Virgo Versus the Zodiac公式Youtubeチャンネルの再生リストの項目から[url=https://www.youtube.com/playlist?list=PLQGkSACR3ajU64ZGH0dtcF90GuhUkBO0p]全曲試聴可能なリスト[/url]にアクセスできるので、音楽が気に入った方や気になる方は利用してみると幸せになれるかもしれません。「Delay Lama」「Long Way Home」は無限に聴けます。
----------その他(これからやるよ!という人向け)----------
・戦闘の操作方法について
戦闘での操作方法はオプションで3種類設定でき、その中で筆者は初期状態の「パーティーモード」でプレイしました。この操作方法はパーティー3人の行動の決定とQTE操作がそれぞれ□、×、○ボタン(PS4コントローラー使用の場合)に割り振られる操作方法で、他の方のレビューを見ると、操作ミスが多発し混乱するため、×ボタンのみで操作することのできる「ワンボタンモード」推奨という意見が多かったです。しかし、攻撃を受けるキャラは事前に「!」という吹き出しの表示と、キャラの下部にハート/純潔ゲージが表示されるため、押すボタンを適切に判断すること自体は可能です。そのため個人的には、押すボタンを瞬時に判断するというのも、ゲームシステムの一部として楽しむことができました。
ちなみに「パーティーモード」のQTE操作はいいけど行動決定ボタンが混乱する、という人のために行動決定ボタンのみ×ボタンで固定になる「クラシックモード」もあります。
・設定の「HUD最小化」項目について
記憶が正しければなのですが、このゲームの初期設定では「HUD最小化」という設定がONになっているかと思います。この設定は戦闘で行える各攻撃の簡単な説明の表示などが省かれてしまい、戦闘を進める上では不便になってしまうのでOFFを推奨します。
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クリア後の熱量の発散としてレビューを書いた結果、かなり長大な文となってしまいましたが、これでも書き足りないほど要素の詰まったゲームとなっています。文章でいろいろ書きましたが、やはり実際にプレイするのが一番。独特なRPGを求めている方におすすめの作品です。
運命は我々の手に!

LCAC
2020年03月23日
現在7時間程度遊んだ感想です。まだまだ遊べそうです。
もともとはBGMとドット絵に惹かれて、セールに便乗する形で購入しました。(BGMはmomodora3と同じアーティストか?)
内容としては宇宙の秩序を取り戻すために様々な星を冒険する感じの、なんか壮大な話です。内容が内容なので、主人公は命のやり取りをする事になります。流血表現や追い詰められていく敵キャラクターの演出もあり、ダークな成分を含んでいますが、おかしなキャラクターの掛け合いのおかげで気分まで重くなるような事は今のところありませんね。(追伸:一部を除く)
魅力的かつ個性的な仲間が増えていき、ワクワクしながらプレイしてます^^
ゲームプレイにおいてまず素晴らしいのは戦闘システムです。三すくみの一貫したルールと、アクション成分が優れているのです。最初は難易度ノーマルでも難しかったのですが、トライアンドエラーを繰り返していくうちに慣れていき、今ではかなり楽しめています。マップを歩き回る事にもなりますが、ロケーションが豊富でテキストも非常に丁寧なので、こちらもかなり楽しめています。ロケーションごとに違った文化的なものが垣間見える。
UIも凝ってる!
以上の理由により、自分としてはかなりおすすめできるゲームだと思います。

wired-lain
2020年03月22日
評判が良かったのでセールもあって購入
開始してすぐ思ったのがストーリーに感情移入する以前に置いてけぼりで
全然内容が頭に入ってきませんでした。
翻訳内容にかなり難があり、英語でプレイした方が良いかもしれません。
難易度はゾディアックをプレイ。
戦闘にメリハリが無くて行き成り目押しを要求され即死
ターン制ではあるが凄く分かり辛かったです。
UIも何故か見辛く感じました、雰囲気だけはめちゃくちゃ良いんですけどね。
その後も死に覚えで暫く進みましたが、ストーリーが頭に入ってこない事もありプレイは断念。
正直普通のRPGを期待すると肩透かしを食らう内容、ノーマルとされているモードが
とにかく死んで覚えろ、慣れろと言うゲームデザインなので
RPGと言うよりはアクションが得意な人の方が楽しめるかもしれません。
戦闘も慣れると面白いんでしょうけど、しょっぱなからこれはやる気が無くなりますね。
一般的なRPGとしてはかなり難易度が高くユーザーを選ぶと感じました。
序盤から全力の難易度なので萎えてしまいました、もうやる気になれません。

nqj16626
2020年03月12日
一度エンディングを迎えての感想です。
戦闘システムは最初はとっつきにくい気がしたものの第一章を終えるくらいには慣れますし、
慣れてしまえばバランスが上手いこと調整されているので面白く遊べました。
なによりマザー2を思い起こさせる独特の世界観・キャラクターたちと、それを表現するドット絵が素敵なゲームだと感じました。(マザー2に似ているということで購入を決めたのです)
ゾディアックを倒し章を終えると、次にヴァーゴがぶち壊す星界はどんなところなんだろうなと楽しみになります。
そして日本語ローカライズがすごいです!!!
マップ上の大量のオブジェクト(置いてある家具や箱や像なんか)を調べることが出来るんですが、それぞれ違うテキストが表示されます。
ウィットが効いていたり哲学的(?)なものもたくさんあり、これを翻訳した人には頭が下がる思いです。

zangiriatama
2020年02月02日
ゲーム説明のどこにも書いてないんですが、このゲームは百合ゲーです。百合が話の根幹部分に関わっているため、百合が好きな人もそうでない人も購入を検討するにあたってこの点は認識しておいた方がいいです。
それとゲームを始めたらまず設定画面を開いて「常時ダッシュ」にチェックを入れましょう。歩く速度が妙に遅い上、走らず歩くことに意味が生じる場面が一切ないのでただ遅いだけです。走りましょう。