












百英雄伝
英雄伝クロニクルズ: ハンドレッド ヒーローズは、プレイヤーに古典的な JRPG 体験を現代風にアレンジしたものを提供するように設計されています。 100 人以上のプレイアブル キャラクターを率いて、あなただけが救える戦争で荒廃した世界を旅する準備をしましょう。
みんなの百英雄伝の評価・レビュー一覧

otamajackson
2024年11月30日
全実績取ったので感想。難易度はノーマル。前作の[url=https://store.steampowered.com/app/1658290/_Rising/]百英雄伝 Rising[/url]プレイ済み。
[h1]なんやかんや言われてるけど、結局このゲームどうなのよ?[/h1]
気になっていたけど買わずじまいで半年経過。他の人の感想を見ても良いのか悪いのか分からない。「こうなったら自分でやるしかない!」と思い、セールで購入。世間がロマサガやドラクエ3で盛り上がるなか、私は静かに百英雄伝を始めるのだった…。
[h3]「っとにしょーもねぇ、くだらねぇゲームだな」という部分と「やっぱこれめちゃくちゃ面白いわ…」という部分がハッキリしているゲーム。[/h3]
UIの不便さ、全体的なテンポの悪さを許容できる人にはおすすめできます。最近のゲームに慣れて、色々便利じゃないと我慢ならない人には厳しい。良くも悪くもPS1時代のような部分が多数あるので、そこを受け入れられるかどうかで明暗分かれると思う。
[h3]前作はプレイした方がいいのか?[/h3]
引継ぎの面で見るとやらなくていいです。アイテムが1つもらえるだけ(後でいくらでも購入できる)。ストーリーも繋がっているわけではないので問題無し。
ただ、やった方が世界観とキャラクターへの理解度が深まります。前作から続投するキャラがいるので、ストーリーで登場すると「おっ!」となるし、何より愛着が湧く。
自分はめいっぱい百英雄伝を楽しみたかったので前作をプレイしましたが、やはり間違っていなかった。やって良かったと思っています。
[h3]良い所[/h3]
●HD‐2Dで描かれるグラフィック、幻想水滸伝を彷彿とさせるドット絵のクオリティ
綺麗な背景とドット絵のキャラクターが違和感なく存在している。のどかな村の風景、都会の街の華やかさといった雰囲気を出すのに貢献している。特に水の都ハイシャーンは必見。BGMも相まって非常に美しい街になっている。
ドット絵のクオリティは文句無し。戦闘モーション、立ち姿、移動姿など見ていて楽しい。幻想水滸伝1、2を正当進化させたドット絵と言ってもいいでしょう。主人公3人は斜め方向も描かれている。仕事が細かい。
●物語を彩る膨大な数のキャラクター
やはりここが最大の魅力でしょう。個性豊かなキャラクターが敵味方合わせて100人以上。獣人、エルフ、サメ人など様々な種族も存在しており、冒険を進めてどこで誰と出会うのか?どんなキャラが仲間になるのか?というのが楽しい。幻想水滸伝からの面白さは損なわれていない。
自分は3人目の主人公を初めて操作できるようになった時が印象に残っている。ここで一気に新キャラが6人ほど登場するので「うわー!何かいっぱい出てきた!」「あれ?こいつ前作にいたやつじゃん!」と終始興奮しっぱなしだった。この時のBGM・雰囲気もバッチリでワクワクが止まらなかったのを覚えている。
●BGM
良曲が多いです。ここも文句無し。主人公3人にそれぞれメインテーマが存在するが、どれもキャラに合っていて良い曲になっている。物語の随所に盛り上がる・場面に合った曲が流れるので耳に残りやすい物が多い。
●100人以上の仲間全員にボイスが付いている
フルボイスではないが9割ボイス付き。いまや声が付くことは珍しい事ではないが、敵味方合わせて100人以上のキャラクターに声が割り振られていることは評価されるべきしょう。
担当声優も有名な人が多く、詳しい人なら聞いただけで分かると思う。
●施設の「劇場」が面白い
[h3]このゲームの魅力の4割は「劇場」にあると言っても過言ではない。そのくらい面白いし沼る。[/h3]
ゲームを進めると「劇場」という施設を使用する事ができる。赤ずきん、シンデレラなどの演目を仲間達に演じてもらえるシステムだ。配役は自由に設定できるので、赤ずきん役を荒々しいおっさん、オオカミ役に優しい女の子を配置して演じてもらう事もできる。
ゲームの進行には関係ないお遊び施設なのだが、これの力の入れようが凄まじい。
まず仲間全員がフルボイスで喋ってくれる。どの配役に配置してもフルボイス。演目は5種類。配役は全部で28なのでそれに仲間の数を計算すると、なんと[b]3360種類[/b]のボイスが聞ける事になる。この施設だけでこの数のボイスが収録されているのが凄い。開発陣の熱が分かる。
配役によってキャラの個性が出るのも面白い。
例えばロミオとジュリエット。
真面目なキャラにジュリエット役を任せた場合は、しっかり台本通りに演じてくれる。一方で荒々しいおっさんをジュリエット役にした場合は、台本なんかガン無視で[h3] 「ロミオ~~!!愛してるぜ~~!!」[/h3]という感じでおっさん要素全開で演じてくれる。
100人以上いるキャラクターがこのような個性を持って演じてくれるので、全然飽きない。
「意外とこのキャラ演技上手いな…」「いや棒読みじゃねーか!」という発見があるのでキャラに親しみが持てる。やっぱ声優ってすげーわ。
これはとんでもないコンテンツになってますよ。
●メインストーリーに絡まないキャラの救済
ストーリーの随所でPTメンバーが一言喋ったり、好感度の高いキャラが登場するイベントが用意されていたりと、メインストーリーに絡まないキャラが埋もれないように工夫がされている。
●戦闘中のセリフの多さ
攻撃、クリティカル、被攻撃、被クリティカル、ダウンなどキャラの状況によって様々なセリフを喋る。自分と仲が良いキャラがダウンしたら怒ったり、身代わりとなって守ってくれたらお礼を言うなど細かい。こういう部分がしっかりしてるとキャラに愛着が湧き、このゲームが好きになる。
●演出
ストーリーを盛り上げる演出はしっかりしている。特に一騎打ちのカメラワーク、攻撃の演出など優れており熱い。
3人の主人公それぞれが戦う理由の描写、そして集まり共同で作戦を行っていく姿をみるのは感慨深い。
スタッフロール→英雄達のその後…の流れは、達成感と感動のあまり泣いてしまった。ここまで感情を揺さぶられるとは思わなかった。
[h3]賛否が分かれそうな所[/h3]
●ストーリー
強大な敵に敗れ、力をつけながら逆襲していく王道ストーリーだが、説明不足・都合がいい所があり納得できない部分がある。
[spoiler]・ハイシャーンにいた時のマールリッジの役職がよく分からなかった。学問所の講師という説明があったが、軍人ではなかったのか?軍人でないなら何故作戦会議に参加できていたのか?
・ノールスターで負けて港から脱出する時、シャークマンが助けに来たがそもそも戦いに参戦していなかったのか?【キーナーンの軍勢が間に合わない】という問題で時間稼ぎの作戦をしていたが、シャークマンの軍勢を待たなかったのは何故なのか?
・何故シャークマンの船にユイリンが乗っていたのか?
・本拠地防衛戦の時に巨人が助けに来たが、あまりにも突然すぎる。巨人の存在を示唆するような伏線も無かったと思う。(あったらごめんなさい。)
・アンデッドの存在も謎。何故あのタイミングで急に出現したのかよく分からない。めちゃくちゃ強い勢力が急に登場し、味方陣営を襲っていくので「こいつらは何?」という疑問を抱えてしまう。
・ヒュースバインが脱獄した事について誰も言及していない。地下にいる兵士に話しかけても「異常ありません!」とか言ってる。異常あるだろ!
EDの分岐に関わる重要な事なので、脱獄した事についてもう少し伏線が欲しかった。
[/spoiler]
後半の展開が駆け足。
[spoiler]・本拠地防衛戦から1ヶ月の間に【ヤールナーン奪還】【アスラバート奪還】【ハイシャーン奪還】【帝国の皇帝救出】の4つの出来事が起きている。「奪還に成功しました」「救出に成功しました」という事後報告で片付いてしまうため、プレイヤーがこれらに関わる事は無い。急に状況が一変するので戸惑う。[/spoiler]
●足の遅さ
移動速度を上げる装備品・仲間は存在するが、ゲーム序盤はそんな物ないため足の遅さが目立つ。
特にエルティスワイスは良くない。PT編成、装備の保管所、宿屋が街の左上奥にあるため入口から移動するのに時間が掛かる。ファストトラベルもないので走っていくしかない。
個人的にはこんなものかなと思ったが、人によっては耐えられないかも。
●戦闘バランス
序盤はキツイかなと思う。ホイミのような回復魔法があるのだが、MP90に対して消費MPが10とコストが高いため気軽に使えない。
ただ、しっかりレベルを上げて装備を整えてダンジョンに挑めば攻略は可能になっている。100時間以上やったが全滅は1、2回くらいしかしなかった。
[h3]不満点[/h3]
[h1]●UIが酷すぎる [/h1]
[b]とにかくこの問題について声を大にして言いたい。このゲームはUIが酷すぎる![/b]
[h2]見づらい
分かりづらい
使いづらい[/h2]
の三拍子揃ってます。
・まずメニュー画面が嫌。
所持品などを確認するためにメニューを開くのだが、項目が
アイテム
魔法
装備
ステータス
という感じの縦の表示ではなく
ヘルプ ← アイテム → 魔法
という横の表示になっている。
このメニューを使っていて
【一度に三つしか項目が表示されないため、目当ての項目がどこにあるのか分かりづらい】
【項目を切り替える時の動きがもっさりしてる】
【ステータスの項目を見たいのに、装備品など他の項目を経由しないと目的の項目に行けないので無駄な時間がかかる】
【直感的に操作がしづらい】
というストレスを感じた。
メニュー画面なんか頻繁に開くのに何故こんな使いづらい物にしたのか?理解に苦しむ。
・倉庫に預けた装備を取り出す時に、ルーン、防具、アクセサリーに分けてソートができない。
名前順、魔法防御順、物理防御順の3パターンしかソートが用意されていない。何故この3パターンだけなのか?HP順、物理攻撃順などがないのは何故なのか?やくそうなどの道具類は種類別に並び替えできるのに何故装備はできないのか?
・倉庫に預けた装備・道具を売る時にソートができない。
倉庫にぶち込んだ順に並べられているだけ。そもそも何故ソートがないのか?意図はなんなのか?何を考えているのか?
・道具を取り出す時、売買する時に何個で1セットなのか分かりづらい。
やくそうは6個で1セット、特上やくそうは4個で1セットと種類で別れているのだが、分かりやすい表示がないので困る。右上に袋の容量が表示されているが、これで計算しろというのは酷な話ではないか?もっと他に方法があったと思うが…。
・まとめて出来ない事が多すぎる。
鑑定屋でまとめて鑑定できない。
鍛冶屋でまとめて鍛えることができない。
ルーンをまとめて買う事ができない。
防具をまとめて買う事ができない。
カード屋でカードパックをまとめて買う事ができない。
倉庫に預ける時に数種類まとめて預けることができない。一種類ずつしか預けられない。
…etc
というようにとにかく不便極まりない。探せばいくらでも問題が見つかる。
[h1]これ本当に令和6年のゲームですか?[/h1]
この状態で発売した事が逆にすごい。
●派遣部隊の融通の利かなさ
ギルドで派遣中の部隊にPT強制参加のキャラがいた場合、問答無用で派遣が中止される。本拠地に戻って再編しなければならない。このためストーリーに関わりそうなメインキャラを派遣部隊に入れるのはリスクが高い。
また、PT編成画面で派遣部隊に所属しているキャラに何の表示もないため、うっかりPTに入れると派遣が中止され再編しなければならなくなる。
●英雄コンボの確認がPTに入れてステータスを見るしか方法が無い
キャラの英雄コンボを確認したい時は、いちいちPTに入れてメニューを開いてステータスを見て確認するしかない。なぜPT編成の画面で確認ができないのか?
●一騎打ちの説明が無い
チュートリアルはおろかヘルプにもない。何の説明もなしに突然戦いが始まる。幻想水滸伝のような3すくみではなく、攻撃と防御しかないため過去の知識で戦おうにも勝手が違う。
全く勝てないので敗北イベントだと思ってた。
●宿屋で休んだ時に同行者、控えメンバーが回復しない
控えメンバーが回復しないのは百歩譲って分かる。だが同行者が回復しないのは明らかにおかしい。宿屋に泊まってないって事?同行者なのに?
●同行者への不満
このゲームは同行者の扱いが悪いです。体力は回復しない、ステータスは見れない、冒険の途中でPTメンバーと交代できない(宿屋に行かないと編成できない)、装備してるアクセサリーの効果が適応されない、装備をいじれない、戦闘が終わっても経験値をもらえないなど不遇。PTに同行してるのに。
せめてアクセサリーの効果が適応されたら足が遅い問題、アクセサリー枠問題は解決すると思うんだけど。
●倉庫に預ける事ができる場所が1ヶ所しかない
本拠地の倉庫係に話しかけないと持ち物を預けることができない。他の方法はない。なので持ち物が増えてきたら本拠地に帰る必要があるのだが、その往復が面倒。
特に序盤~中盤は持ち運べる数が少ないので、足が遅い問題と相まって往復するのが鬱陶しく感じる。
便利すぎかもしれないが、各地の宿屋で物を預けられる事ができたらよかったかも。
[h3]ミニゲームについて[/h3]
このゲームには6種類のミニゲームが存在しており、実績や仲間集めと関係がある。しっかりイベントをこなさないと仲間が加入しないミニゲームもあるので疎かにはできない。
●釣り
世界各地に存在する釣りスポットを巡り、大物を釣り上げよう!
ルールはどうぶつの森形式。ブイが沈んだらボタンを押す。前作の[url=https://store.steampowered.com/app/1658290/_Rising/]Rising[/url]とやり方が変わった。
[h3]恐らく一番影が薄いミニゲーム[/h3]
・釣りポイントに桟橋がある場所と無い場所があり、無い場所の発見が困難。
難しくはないが面白いわけでもない。しかし、釣りポイントを見かけるとついつい竿を垂らしてしまう。不思議な魅力を持ったミニゲーム。
●シャークシップレース
レースに参加してライバルとタイムを競おう。目指せランキング1位!
船を操作してタイムを競うレースゲーム。ミニゲームの中で唯一技術が求められる。
[h2]面白くないです[/h2]
・船の操作性が悪すぎて思うように操れない。
・レース中にコースが表示されない
・難易度最上級がかなり難しい
という欠点があり、レースゲームに慣れていない人には全くおすすめできません。とにかく操作性が悪すぎて話にならない。
運よく最上級コースで1位になり実績は取れましたが二度とやりたくないです。
やればやるほどこのゲームが嫌いになるでしょう。
●ベーゴマバトル
黄金の回転を求める熱きベーゴマ戦士達の物語。最強のベーゴマ戦士になり自分だけの回転を見つけよう!
ベーゴマを集めてライバルを倒していくミニゲーム。長尺のイベントが用意されており、それを完遂しないと加入しない仲間がいる。
[h3]そこまで悪くない[/h3]
ベーゴマの種類は60種類。モンスターのドロップで入手できるので、気長に戦闘しながら集めたほうがいい。
イベントはホビーアニメのノリと雰囲気で進むので、そういう感じで楽しめばいいと思う。
・イベントが思ったよりも長い
・2ラウンド先取した・されたのに3ラウンド目が始まる。時間の無駄でしかない。
・序盤はベーゴマが弱いので誰にも勝てない可能性が高い。
・倒したベーゴマ戦士と倒してないベーゴマ戦士の区別がつかない
上記の問題点はあるがそこまで悪くない。だが面白いわけでもない。
●カードバトル
160枚のカードからデッキを組んで英雄達と勝負しよう。いざ、デュエルスタート!
様々な効果を持った160枚のカードの中から36枚選び、デッキを組んで英雄達と戦うミニゲーム。
[h3]個人的にミニゲームの中で一番面白い[/h3]
デュエル中の相手のセリフが多く用意されており、状況に応じて喋ってくれる。ルールは簡単なのでカードゲームが苦手な人でも勝てるはず。
・相手が弱すぎる。歯ごたえがない。
・カットインが多すぎてテンポが悪い
・デュエルを途中でやめることができない。サレンダーできない。
・実績を狙う場合は長い苦行が待っている。[spoiler]対戦相手120人倒す[/spoiler]
しっかりしたゲーム性を求めるとアレだが、ミニゲームとして見るといい出来だと思う。キャラクターが色々喋ってくれるのがやはり嬉しい。
●エッグフットレース
仲間のエッグフットとレースで勝負!交配を繰り返して最強のエッグフットを産み出そう!
エッグフットというモンスターを育ててレースに挑戦する育成ゲーム。レースは見守る事しかできない。交配を繰り返すことでエッグフットが強化され、足が速くなったり頭が良くなったりする。
[h2]断トツで面白くない。ミニゲームの中で一番嫌いです。[/h2]
・エッグフットの卵をまとめて預けることができない
・卵の孵化の演出を飛ばす事ができない。まとめて孵化をさせることができない。
・エッグフットをまとめて引退させる事ができない。引退の演出を飛ばす事ができない。
・レース自体のテンポが悪い。変化が少ない。同じ事の繰り返し。
・仲間が自分のエッグフットをレースに参戦させる事があるが、1人しか参加しないので寂しい。6レーンあるんだからもっと参加させるべき。
・レース実況者のボキャブラリーが貧弱。同じ事しか言わないので飽きる。そもそもレースの実況をするために仲間になったのに、ボキャブラリーが貧弱ってどういう事?
兎にも角にもUIが酷いので、面白い・面白くない以前にやる気にならない。本当に嫌。
●料理対決
料理で世界征服を企む闇竜料理会と勝負をしよう。料理人は料理でしか語れない…ゆえに勝負は料理でつけるのだ!
料理界の闇を支配する闇竜料理会というなんだかよく分からん組織との対決を描くミニゲーム。こちらも長いイベントが用意されており、仲間を加入させるには進める必要がある。
[h3]良い所はある。だが長すぎる[/h3]
・レシピの表示がバラバラで前菜、メイン、デザートの料理が分かりづらい。カテゴリー別に分けるべき。
・連打が必要なのが気に入らない。
・料理時間が長い。45秒もいらない。25秒くらいでいい。
・レシピ集めが地獄。低確率でショップに並ぶとか誰が考えたの?悪魔のアイデア。
仲間の審査員コメント、スト―リー、ドット絵の料理など面白い部分はある。だが、ちょっとイベントが長すぎるかな…。
長々と書きましたが、このくらい楽しむことができました。続編期待してます。

mituekyo
2024年11月04日
先ほどクリア
このゲームは【幻想水滸伝】というゲームに魅入られ、その亡霊を追い求めている亡者向けのゲームである。
(なので一応オススメを押した)
ので、幻水を知らない新規のユーザーにはただの古臭いRPGに見えると思われます。
ただ、幻水の亡者だからといってこのゲームが令和に蘇った幻想水滸伝であるかといえば、その出力は60%程度。期待していたものの「コレジャナイ」感は否めない。
・戦闘バランス、テンポ
協力攻撃前提のバランスのため、いちいち演出を見なくてはいけないのがテンポ悪い。
魔法の消費MPがえげつない(ボス戦以外でMP使えないレベル)
ろくな魔法がない(使える魔法はごく一部のみ)
味方キャラのあからさまな強弱…は元からあったからいいか
・キャラクター
主人公は特筆すべき不幸な過去もなくただ人が良いおせっかいな世話焼きというキャラ付けなのだが、幻水シリーズのように抗えない運命に巻き込まれるという展開もないのでなんでこの戦争のためにここまで尽くせるのか理解ができない…みたいになる。幻水シリーズと違って普通に喋るので何を考えているのかわかるのだが、喋ってもなんで君がここまでしなきゃならないんだっていうのが一切わからなかった…喋らないほうがよかったのでは…?
他キャラもキャラ付けやキャラデザの濃淡は様々だが平成感というのが良くも悪くも目立つ…
ただ、事前に百英雄伝 RisingをやっていたおかげでRising組には愛着があった。
主人公の一人であるメリサが主人公たり得なかったのがもったいない。正直ノアとセイの間に入り込めてない。重要キャラの一人で良かった気がする。一人だけ言ってることが違う。
・ストーリー
ラスボスにあたる悪役の小物感が気になった。
というよりも、紋章に比べて魔導レンズの設定が薄い…使いすぎると世界に良くないとかもないんか…Risingであんなに意味深だったのに…
全体的に薄味なのは軍師キャラが薄味なせいもありそう。
・ミニゲーム
カードバトルもベーゴマもごくごく薄味のつまらないバトルなのに(カードはましかな)やり込まないと仲間にならないキャラがいるのが苦痛。せめて途中で仲間入りしてほしかった…。
料理対決はほぼほぼ幻水2のそれなのに連打しないといけないせいで一気にやろうとするとコントローラーが心配になるレベルで連打要求がある。幻水2の料理対決は本当に面白かった記憶があるのにこっちはやらされてる感…料理で仲間になるキャラもほぼ最後までやらないといけないので義務感が出る…。
戦争パートもほぼ駒を移動させるだけのものなのに演出が長くてダルい。幻水3や5の戦争もダルかったが、あれとは違う意味でダルい。戦死がない(ないよね?)ので緊張感もない。
幻水3であんなに好きだった演劇だがキャラに魅力がいまいちないせいで1度もやらずにクリアした…他のミニゲームがあっさり終わるなら手をつけていたかもしれないだけに残念…。
ミニゲーム系は総じて残念な出来。むしろメインストーリーを阻害する要素すらあるのが悲しい。ミニゲーム由来の仲間集めのせいで10時間くらいもっていかれるのは解せんポイントが一番高い。
・音楽
BGMは総じてクオリティの高いのだが、ゲームにあっているかといえばそこまであっていない。もったいない…。
単体で聴いたらいい曲揃い。
以上のように「幻水2を目指してしまったがために超えられなかった」感がめちゃくちゃあるのが残念。
ただ、これは!と思ったのが一騎打ちの演出が素晴らしかった(一騎打ちのシステムはいつものじゃんけんじゃないのでいまいちなのは置いといて)
一騎打ちすべてに特殊な演出がはいるので盛り上がったのは大変良かったです。
次回のために謎を残しているようだが、次回作があるなら幻想水滸伝という呪縛から枷を解き放ってほしいと思いました。

Game-Play-Boy
2024年10月04日
グラフィックや演出に関しては素晴らしい出来だと思います。
ですが、ストーリーについては色々と気になる部分があり勿体ないなと感じました。

Kuen3
2024年10月04日
うーん、微妙というのが序盤までやった正直な感想。
ほかの方の言う通り不便な箇所、ブラッシュアップ不足が否めない。ていうかテストプレイした???
ストーリーの都合で編成必須キャラがいるのは良いのだが、その画面で装備の付け替えができない。
ダッシュブーツやグロウバッチなどの必要なアクセサリーや防具の回収や付け直しが都度そのキャラのパーティーに入れなくてはならない為手間でしかない。
そもそもアクセサリーに関してはグロウリングはともかく、ダッシュブーツをわざわざ装備させる必要があるのか?スタリオンみたいなキャラを期待していたし、そのためにステアップなどをつけられないのがストレス。
またメニュー画面に関してもタブの切り替え等が全体的に遅い割に、選択式ではなく一つずつ切り替えのため目的のページにいくまでに無駄に時間をとられてしまう。
肝心のストーリーも言葉選びや会話の順序(特にリーンの居場所の件)、状況描写(気を失う程の高所落下なのに怪我に関しての話がない、何故焚火?、村の右手に抜けていったのに合流した先に村が見える(これに関してはそういうルートを選定した可能性はあるが)。)などで違和感が多く、また村人たちにも急に英語の名前の人がいたりして没入感がいまいちない。
多種族多文明とあるが序盤で特に説明もないためカタカナでの名づけで差別化できなかったのか?
ルーンもSPはともかくMPが効果と使用量見合っているか?と思ってしまうし、英雄コンボも序盤では全体ならともかく敵1体のみが対象なら打つメリットがないようにも感じる。
あと地味にストレスなのが一秒移動してまたイベント戦闘みたいなの多すぎない?それなら全部イベント進行で複数戦闘挟むとかじゃダメなの?都度回復とかするためにしてもその都度切り替えの暗転挟むのがなぁという感じ。
ほかにも気になる点が多く私が気にしすぎているだけかもしれないが、昔のような時間も忘れてというゲームを求めていたしかなり楽しみにしていただけに落差が大きく感じる。

Player
2024年10月01日
何度も中断しながら続けていたが諦めた(が結局クリアした)
この戦闘のテンポの悪さとバランス崩壊具合はストレスしかたまらない(戦闘はロジック設定だけしてオートが安定)
これクリアできてる人ってみんな悟り開いてる?ってくらいにつまらない苦行だ(言い過ぎたけど訂正はしない)
俺はJRPGを愛してるけどおまえは一体なんなんだ?と問いたい
ドット絵風味でノスタルジー刺激しちゃいましたか?じゃないんだよ!
この作品を開発した奴らが目指すべきだったのは単なる古臭いJRPGや幻想水滸伝の劣化焼き直しではなく!
90年代のレトロ感を漂わせながらも中身は令和最新版のUIとグラと戦闘システムとシナリオで「21世紀の正統進化JRPG」ではなかったか
それが蓋を開けたらJRPGが20年前から海外勢に叩かれまくっている「クソ単調でスローなコマンド式戦闘」で「無駄に声優陣に金かけてて」ついでに「設定やシナリオにひねりもない」というないない尽くし
久々にフルプライスで買って大損したとハッキリ言えるレベルの○○でした
↑↑↑これ書いて半年後「やっとおまえの長所を見つけた!」
ま、冷静に考えると購入から何回も挫けながら20時間かけてワープや釣り場、超絶かわいくないウマ娘みたいな配合レースにカードゲームができるようになってようやく「ちょっと古臭いけど遊べなくもない凡ゲー」になっただけなんけどね
釣りとレースをしながら仲間集めする段階まで来たら「苦痛が普通になった」感じ
でも一騎打ちとかいうクソみたいなシステムのボス戦とかやっぱオススメはできねーわ

Fain
2024年09月30日
幻想水滸伝1からのファンだったので購入。もちろん百英雄伝 Risingも購入しました。
幻想水滸伝ファンには間違いなくおススメです。ストーリーは幻想水滸伝ファンなら納得の出来だと思います。
しかし、多くの方が指摘している通りUI/UXが最悪です。120人もキャラクターが居てコロコロパーティ変更も発生するのに倉庫に預けている装備を参照出来ません。倉庫の荷物を取り出すには本拠地に戻らないといけません。パーティ以外のメンバーの装備を参照するのも本拠地でないと行えません。この仕組みのおかげでパーティ変更するたびに本拠地で身支度を選択しなければなりませんでした。せめて宿屋の編成の時にでも倉庫や身支度が出来ればまだもう少し快適だったと思います。
ルーンも道中で自由に変更出来ない理由もわかりません。
とにかくUI/UXが120人のキャラクターを自由に組み合わせたりする楽しみを完全に潰してしまっており、素材の良さを殺してしまっています。
カードゲーム、ベーゴマ、料理対決、団体戦、レース、一騎討、ミニゲームの全てがどれもクソゲーです。
ゲームそのものは面白いのに何故こんな余計なミニゲームを詰め込んだのか?ミニゲームは無くした方がゲームの評価高くなったと思います。
散々なことを書いてますが、メインのシナリオやグラフィック、音楽はどれも素晴らしくゲームそのものは面白かったです。最悪なUI/UX、ミニゲームのお陰で評価を下げてしまっていると思いますが、ゲーム本編だけなら名作だと思います。

minto
2024年09月29日
ストーリークリア、仲間キャラ120人集めてTrueEnd見たので書きます
まず全体の総評として
・ストーリー 7/10点
・キャラクター 8/10点
・UI 0/10点
・ミニゲーム 0/10点
・ゲームバランス 0/10点
の合計50点満点中の15点の神ゲー作品です(僕はもう二度とプレイしません)
まずストーリーについては王道のストーリーなのでこれについては基準点以上、もう少し主人公とかのキャラ深堀出来ていれば8点あげてもいいくらいの出来でした
キャラクターに関しては120名それぞれ個性を持ったキャラクターで確実に自分の好きなキャラクターが見つけられ、お気に入りでパーティー作ったりと色々強さ以外の補正もあるように感じたのでこの点数です
UIに関しては「終わってる」の一言
このゲームファストトラベルはあるキャラクターを仲間にするとできるようになるのですが、毎回このファストトラベルの最中そのキャラクターの芝居に付き合って音声ボイスが再生されます
ファストトラベルの時「毎回」言われます
これがどれくらいうざいのかはプレイしてたプレイヤーだとすぐにわかるでしょう
今すぐアップデートして消せ
その他もステータスやアイテム画面のUIは独特、タブを移動にもドット絵にも関わらず体感できるくらい時間がかかって遅い
ルーンの着脱もメニュー画面で行えずルーン屋か本拠地でしか変えられない
ストーリー中盤から後半に鑑定アイテム入手しての鑑定に一斉鑑定がない
毎回糞みたいなドラムの音で1個1個鑑定するのがもう苦痛でしょうがない
その他皆さんが上げてくれるのがいっぱいあるのですが自分が苦痛に感じたのはここらです
続いてミニゲームに関しては作ってるやつは絶対サイコパスが作ってます
ベーゴマ、料理対決、カード、エッグフットレース、シャークレース
全てがつまらない よくこんなつまんないミニゲーム量産できるなと感心するレベル
仲間を120人集めるのにベーゴマと料理対決は必須なのですがこの2つがマジでミニゲームとして終わってます
ベーゴマに関しては強いベーゴマを持ってる相手に下位のベーゴマで勝つことはかなり厳しく、結局強いベーゴマを手に入れるストーリー終盤までは手を出せませんし、そのベーゴマのミニゲーム自体もマジで面白みの何もないただのクソゲー
料理対決は卵料理3品目で勝てるバグが修正されましたが修正されなくても正直よかったってくらい運ゲーです
おそらく修正が入り、ストーリー後半で手に入るレシピには他キャラの好みの補正が数多く入ってるっぽく万人受けにするようになっていて、初期料理レシピと比べて明らかに高得点が取れる仕様に変更になってるように感じました
でも審査員の味の好みが全てで5人全員バラバラだと点数が伸びないので本当に運ゲーです
審査員の味の好みが全て似通っていればある程度高得点を出せる料理は作れるのですがそれは相手も一緒
相手は自分が持ってないレシピを使って料理してくるのでそれが最高点を叩き出せる審査員の組み合わせの場合絶対勝てません
それを勝つまで永遠にボタン連打させられます 何が楽しくてこのミニゲーム作ったの?
それにボタン連打もストーリー後半で手に入るレシピになればなるほど連打量が加速度的に増えていきます
かろうじてマシだったのがカードくらいでこれはプレイじゃなく種類を揃えるほうだったのが残念ですね
今すぐにでも料理かベーゴマと変えてほしいレベルです
最後にゲームバランス
一番最初に気づくかもしれませんがルーンの消費MP量がバグりちらかしていて終わってます
敵1体攻撃する魔法攻撃でMP最低値「15」もいります 威力は通常攻撃よりかろうじて強いくらい
流石に消費MPちゃんと見返した?ってレベルで魔法の威力も消費MPも終わりすぎててバランスが悪いとしか言いようがありません結局ボスでしかちゃんとMPが使えないってどんだけ縛らせる気ですか?
一番使うのが水の魔法防御底上げとMP40で使えるベホマラーくらいで、終盤に男の娘が入ると上位の魔法を使って1撃で敵を殲滅できるくらいでそれ以外は本当にボス戦で使ったかな?ってくらい影が薄い
結局プレイヤーは燃費のいいスキルキャラを多く入れた編成に偏ってしまうし何のためにルーン作ったのかなといわれてもおかしくない
それに英雄コンボも終わり散らかしていて、最初のチュートリアルで教えてもらって敵全体にダメージは使えるなと思いましたがその他の英雄コンボが2~6人のキャラクターの行動とSPを使って打つようなものがほとんどないのです
英雄コンボ使うくらいなら各キャラクター独自に攻撃やSP使ったほうが伸びる場合が多く正直もっと威力を上げたり全体化させて良かったレベル
キャラクターで強さの差が出てくるのはご愛敬なので最強パーティーか自分好みパーティーでやるかはその人次第なのであえてキャラ差についてはいいませんが、絶望的なくらい不遇なキャラと優遇されてる強キャラ感はあります
総評としては200円程度なら買ってもいいですがフルプライスで買うと相当痛い目をみますね

DoA
2024年09月25日
まず思ったのは、これコナミの幻想水滸伝じゃないのか?ということ。
・紋章=レンズ
・108人の仲間=百英雄
・本拠地の強化に仲間が関係する
などと共通点が多い。
あと戦闘難易度が妙に高い。
戦闘難易度がノーマルでも、ザコ戦闘終了時に紙装甲キャラが戦闘不能になっているくらいのバランス。
通常戦闘なのに素早いザコ敵が全体攻撃を連発してあっという間にパーティが壊滅状態で唖然としたのは記憶に新しい。
一番防御が高いキャラでもザコの通常攻撃を集中されると瀕死になるくらいだから、そりゃ紙装甲なら戦闘不能になるのは当たり前と思った次第。
防御主体のキャラが被ダメージ1桁でも、紙防御のキャラが1回受けると瀕死とかどんな調整をしてるのだろうか。
ステータスの物理防御や魔法防御の数値が被ダメージに相当影響するらしく、数値が10も違えば受けるダメージは25くらいは違う。
物理防御が低いキャラには最優先で装備を買い換えないと耐えきれない(正確には換えても耐えきれない)ので注意が必要。
薬草を沢山持って、防御の高いキャラを6人編成した方が戦闘し易いとか正直困る。
何しろストーリー的に編成に必須なキャラが紙防御だと通常戦闘で戦闘不能になってイライラする。
それでも一応、編成必須キャラを戦闘に参加しない同行者に配置できるのは配慮といえるのか?
でも同行者はレベルが上がらない・・・
レベルが上がると紙装甲の後衛もザコ敵の攻撃を耐えられるようになってくるので、レベル上げが非常に重要な要素になっていると感じた。
戦闘バランスに対して色々と愚痴ってしまったが、要するに近年のヌルゲーにどっぷり首まで浸かっている人には向かないゲーム。
まぁでもシナリオは面白いからおすすめ。
戦闘が無傷で簡単に終わってしまうと物足りなくなってしまうのは毒されているのだろうか・・・

sanazura3
2024年09月15日
先ほど百英雄伝をクリアしました。
百英雄伝というタイトルが今後どうなるか予想できませんが、続編やRising のような派生作品が出たら、私が購入する確率は高いと思います。
○良かった点
・個人的には、幻想水滸伝1と同じくらいの満足度。
(私は幻想水滸伝2がPS1のゲームソフト全ての中で一番好きですが、幻想水滸伝1は普通に楽しめたくらい)
・仲間集めも占い師の仲間いればどこで仲間にできるかのヒントもあるので、幻想水滸伝1より仲間は集めやすい気がする。
・イベントスキップがある(キャンセルボタン長押し)
・ほぼボイスあり
・グラフィックが綺麗に感じた
△良くも悪くも
・ストーリー展開やゲームバランスなど、昔のゲームを感じる。
×気になる点
・最初の村でバッカ―の名前を使っているが言語が違うのでバグかと思った。バッカ―専用の村を用意する等、混乱させないような対処が欲しかった。
・仲間集めでミニゲームはいいが、メインストーリー内でのミニゲームは個人的に要らない。
・ダッシュブーツの機能は標準搭載で良かった。装備時はエア(スタリオン枠)と同じ速度を希望。
・戦争イベントや一騎打ちが、幻想水滸伝より分かりづらかった。
・PSコントローラー使用したが、×決定ボタンと○キャンセルボタンは設定させてほしい
(Steamオクトパストラベラー2は変更できたので、出来なくはないはず。ただ 百英雄伝Rising は変更できなかったので予想はしていた)。
・百英雄伝の公式youtube サイトに桜庭さんの曲(英雄達の出立)以外に、マリアムさんの曲(Run Through The Field)が公開されているが本編で出てこない(と思っている)。DLCで使われるとかだったら嬉しいが、本編クリアしたのにマリアムさんの曲が聴けなかったのが残念。
あと、現在はパッチで改善された(と思う)が、私は発売日(2024/4/23)頃から数週間かけて10~20時間くらいで一度中断し、約4~5か月あけてから再開してクリアしました。
発売当初はフレームレート設定をFPS60にするだけでファンがやたら回りうるさかったのですが、数か月経った今は全く音がしなくなりました。おそらくグラフィック表示不具合か何かがあって、アップデートパッチで改善されたのだと思っていますが、とても嬉しかったです(私のPC環境は、他のゲームでは60FPSではファンの音が気になるほど回ったことがない)。
開発者や関係者の皆さん、バッカ―の皆さん、このゲームを世に出してくれてありがとうございました。
このゲームを遊ぶことが出来て良かったです。

liar331
2024年09月11日
幻想水滸伝シリーズのスタッフの作った幻想水滸伝の翻案のようなもの
だいたい1&2のようなものが遊びたい人には期待通りの出来
ラーメン屋に行ってちゃんとラーメンが出てきた喜びを感じたい
そういう人にはおススメできる
ただ、令和のゲームとするにはブラッシュアップ不足
例えば、武器の強化が一括でできず延々とボタンを押しつづけなければならない点
例えば、目当てのアイテムが出るまで宿屋から道具屋までひたすら走る必要がある点
例えば、料理対決の度になぜかボタンを連打させられる点
そういったゲーム体験をプレイヤーに強いるのはクリエイターのエゴか、
考慮不足でしかないので改善が必要
(平成時代のゲームのプレイ時間の嵩増しをプレイヤーに追体験させたい意図なら成功か?)
それから一騎打ちのシステムがわかりにくくて雰囲気でプレイする感じになっているので、
そこは改善してほしい
追記
下記も改善してほしい
倉庫のソートが無い
ベーゴマの対戦相手はわかるように頭の上にマークを出すなどしてほしい
ここまで追記
豊富なキャラクターについてはデザインも良く、演劇はフルボイス(ではなかったです、一部ボイスあり)というところが素晴らしい
これを活かせるようにシミュレーションパートはもっと多くても良かった
ただし冗長なのでもっとサクサク進むようにして、
仲間の数が多い場合にもっと恩恵が得られるようなデザインの方が面白いと思った
最後に
村山吉隆さんのご冥福をお祈りします

KURIN
2024年08月25日
幻想水滸伝が好きでその開発陣が再度集まって作ったゲームということで購入。
ゲームが違うので当たり前ですが、新の27の紋章は無く、新しい意味深なレンズに切り替わった…のか?
(続編に期待)
幻想水滸伝同様、仲間を集めること重点が置かれているゲームです。
(仲間を集める難易度としては幻想水滸伝3・4ぐらいで1・2ぐらいを基準に作ってほしかった感はあります)
本作は全キャラにボイスが付いているので、良い!と感じる方もいるかと思いますが、
せっかくボイスがついているので。と音声を流して読み進めると私は「会話が長い…」と感じてしまいました。
1週目は音声付でキャラを集めずクリア、2週目は音声読み飛ばして全キャラ収集というのが私としてはオススメです。
戦争システムは変わらず面白く、決闘システムはかなりシビアになっててクリアできない感も楽しかったので、
次回作も作ってくれることを個体したいと思います。(村山吉隆さんありがとうございました。)

Reigen
2024年08月04日
実績コンプ、幻想水滸伝は未プレイです。
RPGとしてのレベル上げやアイテム収集、バトルシステムだけは普通に面白かった。
ストーリーはキャラが多い分薄っぺらく、また物語の鍵となるアイテムの説明および深掘りが全然できていないままエンディングを迎えてしまう。
さらに細かな不満点が多くそれらを総合するとおすすめできない。
※以下はレビューというより直してほしい部分
①周回時の引継ぎ項目が少ない
装備アイテムの引き継ぎができるのはありがたい。
1周に1個2個しか取れない最強装備も周回すればパーティ全員に装備できる。
ただしエネミー図鑑や魚図鑑、ミニゲーム関連の収集アイテムやクリア状況など引き継げない項目が多すぎる。
この手の要素は周回プレイがある場合、周回を重ねながら取り漏らしたものを回収していくのがスタンダードだと思うが、1周の間に集めきらないと実績が解除できず周回すると集めたものがリセットされてしまうのでやる気が削がれる。
ユーザーに個別に引き継ぐかどうか選択させるくらいの気概を見せてほしい。
②意味のないミニゲーム
ほとんどがボタン連打かタイミングよくボタンを押すか、強いミニゲーム用アイテムを集めてそれを使うだけ。
ミニゲームとして面白いわけではないのに実績を埋めたければ苦行を強いられる。
上記のように周回に入るとクリアしてないことになるのでなんともやるせない気持ちに。
また時間がかかる割にまともな報酬がほとんどない。
例えば料理ならレシピが一定数増えるたびに報酬をくれる常連客を置くとか、魚釣りなら図鑑が一定数埋まると報酬が貰えるとか素人が考えてもこの程度のアイデアは出る。
演劇とエッグフットレースだけ使えるユニーク装備が貰えるので余計に他のミニゲームが酷く見えてしまう。
色々な収集要素やミニゲームがあるのに痒いところに手が届かない感じはさながら劣化SO2Rといった感じ。
③装備アイテムのソート機能が不十分(現実的なラインなので一番直して欲しい)
現状防御力順で並び替えるのがベストになっているという意味不明な状態。
それでも防具とルーンが入り乱れたりしているので単純に種類順という項目を作ってほしい。
アイテムを装備するときに最初はソート順に並んでいるのに1個装備してそのまま次の装備を変えようとするとアイテムの並びがぐちゃぐちゃになるバグあり。探してる装備が見つけにくいし単純に気持ち悪い。
④同じ敵を同時に倒したときに同じセリフが被って爆音になる
これは初歩的なミスすぎる。さっさと直したほうがいい。
⑤ストーリースキップの方法が分かりにくい
自分の場合は3週目に入ってからネットで調べてやっと分かった。
2週目はスキップないのキツいと思いつつプレイしていた。
使っているコントローラーによって違うと思うがBボタン長押しでできる。
ストーリースキップしようとしている場合、どのボタンが対応しているかガチャガチャボタンを押すので長押しは分かりづらい。せめて何かボタンを押したときに右下に~でスキップみたいな補足が出たほうがいい。
⑥たまにフリーズする
オートセーブはあるが正直セーブしてくれるタイミングが少なすぎてほぼ機能していない。
特に問題なのはボスラッシュを繰り返すエンドコンテンツでフリーズするともうやる気がなくなる。
しかも自分の場合フリーズの多くはそこで起こる。
敵が出現してからコマンドを選択する画面が延々出てこない場合と敵を倒してからリザルトが延々出てこないパターンがある。せっかく最強パーティを作ってもこれではエンドコンテンツに挑む気が起きないので何とかしてほしい。
以上。
ミニゲーム云々はさておいてもアイテムのソートやフリーズ、音声が爆音になるなど最低限のところは早く修正してほしい。そうすればおすすめするに変更できる出来だと思う。
追加コンテンツの実装すら大幅に予定が遅れているので、細かい修正はその後になるのかもはややる気がないのか分からないがとにかく今のままでは到底おすすめはできない。

nukinuki
2024年07月11日
まずクラファンしてくれた人たちに感謝と彼らは何も悪くないのを前提とした上で
クラファンの特典によりゲームが台無しになってしまっている
最初の村で知らんおっさんの肖像画や銅像が設置されており謎のローマ字名が表示され
なんなんだこれはと思った所クラファン特典で作られたオブジェクトらしい
村や街の中にはクラファン特典による命名権で作られたモブキャラたちが多数存在しており
海外の特典者はローマ字で表示されるので世界観が崩れる
それらを見るたびに現実世界に引き戻されゲームの中に没頭できない
シリアスな戦闘イベントでもふざけた名前の軍隊名が何度も出てくるし(同じ名前のやつが難度も戦死したと表示される)
極めつけは幻水シリーズではできた本拠地の名前を自分で考えることさえできずに
いくつかの選択肢の中から選ばされることに(大喜利のようなふざけた名前が多い)
改めて言うけどクラファンした人たちは何も悪くない、彼らのおかげでもう実現できないと思っていた幻水シリーズの精神的続編が発売までこぎつけたのだから
開発が何も考えずにゲーム内に特典要素をばら撒いたのが全て悪い
ゲームタイトルに出てくる全てのJRPGのファンへという一文が笑けてくる
まだ序盤までのプレイなので一番気になるクラファン特典による弊害について触れたが
他にも色々ストレスに感じる部分も多く幻水シリーズをもう一度プレイしたいという人以外にはおすすめできない
ただ名作である2の原点回帰の作品ならばPS2で発売された5が地味だが素直に楽しめた
最後までプレイしてみるけど評価が覆ることは期待できない
追記
ストーリークリア
戦闘の難易度はボス戦は程よく難しくよかったが雑魚戦はダンジョンの長さも相まって面倒くさくなる
システム面は細かいところが物足りない事が多い バグやフリーズには遭遇しなかった
仲間を増やして本拠地を大きくしていくのはこのゲームの醍醐味でやはり面白い
劇場のお嬢様やキャリーの演技は必見
ストーリーはあまり感情移入できなかった
後半は三人主人公みたいになるのだが三人目が特に思い入れもなく感情的なキャラなのでちょっと苛つくことも
総評としてはやはりおすすめはできない
シリーズが好きでJRPGの悪いところに目をつむれるような人ならセールに買う分にはまぁ

Ponsyuskies
2024年07月02日
幻想水滸伝1,2はすごく好きでした。
期待していた分自分の中ではがっかり感が半端なかった
良い意味でも悪い意味でも古きJRPGです。
個人的には良いところは4割くらい…
10時間もプレイしてませんが
このストレスにつきあっていくのはちょっとなと
起動が億劫になってしまった

DragonZaghnal
2024年07月02日
シリーズ、と言って良いか分からないものの、百英雄伝Rising、幻想水滸伝1と2、ティアクライスをプレイ済み。
ひとまずクリアするところまでプレイ、ここまで100時間弱。
少なくとも値段分の価値はあります。特にボイスに力を入れているようで、ランダムで誰かが一言喋る場面ですらボイス付きだったりします。ただ音量バランスがおかしくてキャラによってやたら声がデカかったり、主人公もデカい時と小さい時があったりしてしっかりとバランス調整がされてないような感じがします。あと温泉やエンディングもボイス欲しかったですね、というかエンディングでボイス無しは何故なのか…。
シナリオに関しては所々そうきたか!と思わせる場面があるものの、最後の方が明らかに急ぎ足でほーんくらいにしか感じず、最後の方は時間が足りなかった感が凄く出てました。エンディングで相当台無しにしちゃってます。
あとメリサが主人公面してますが、なんでその立場でこんな前面に出てる…?とかなり違和感。もうちょっとこの辺の理由作りが欲しかったところ。
JRPGと書かれているもののそういった要素があまり分からず、もしあれが一騎打ちでの結果ランダムのことを言っているのであれば、かなーーーりクソだと思います。負けてもすぐやり直せるからいいとかではなくあのシステムの一騎打ちそのものがホントダメ。
戦闘面は散々言われてますが、とにかく防御力が重要。敵からの攻撃を1に抑えられるキャラもいれば同じ攻撃で100以上くらうキャラもいたりとかなり極端。単純に攻撃力-防御力のみで計算してるみたいなのと、キャラによって数値がだいぶ違うので攻略が楽になるキャラ・厳しくなるキャラが決まっちゃっています。初心者の作るツクールゲーム並みにバランスが雑。
防御に徹するキャラやレンジがM・Lのキャラは後ろに置けるのでまだ良いのですが、レンジSかつ低装甲だと本当にどうしようもありません。ミオさん推しの方は愛で乗り切りましょう。ガオウさん推しの方は最後まで安心して使えます。
魔法攻撃も終盤にならないと消費MPに対して効果が付いてこないので必然的に魔法は回復・バフ・睡眠付与のみになりがち。
ミニゲームは思ったより多く、中でも全メンバーがフルボイスで演じる劇場、そしてカードゲームがなかなか面白い。ただしベイブr ベーゴマバトルだけはクソ。終盤で強いコマ手に入れてから始めた方が良い、と言う仕様の時点で失敗してる。戦うたびに強くなるとのセリフが何回も出てくるもののそういった要素もなく、ただ強いコマを持っている者が勝者になれるだけという。
あと細かいところを言うとメニュー画面で装備や作戦を変更しようとすると地味にロードで足止めされたり、戦闘開始直後にパーティコマンドが出ているのに数秒待たされるとか、サブクエのリストが存在しないとか、セーブが宿屋やセーブポイントしかできないとか、変に不便だったりするところがあるのがマイナス点。
一番無いなと思ったのは、敵モンスターや背景がCGでぬるぬる動くのにキャラはドット絵でカクカク、なんでわざわざキャラだけドット絵にしたのかが本当にわけわからないです。幻想水滸伝1や2に近付けたかったのか予算の都合だったのか。
もはや古き良く、ではなく古臭く不便。
そう言ったマイナス要素も合わさり、総合評価としては68点くらいかなと。良いところも多いのに悪いところが凄い足引っ張ってるんですよね…。