












龍が如く5 夢、叶えし者
桐生一馬サーガの第 5 章を 1080p および 60fps で体験してください。前例のない規模のヤクザ体験に備えましょう。日本の 5 つの都市を舞台に、それぞれの夢を達成しようとする 5 人のキャラクターを追ってください。彼らの間のつながりが彼らを結びつけますが、展開される対立は誰もが予測できなかったことでした。
みんなの龍が如く5 夢、叶えし者の評価・レビュー一覧

ぐるぐる
03月16日
龍が如く5クリアー後感想です。
■ボリューム
ストーリーエンディング到達、サブストーリー全クリアー、アナザードラマ全クリアーでプレイ時間は64時間でした!
以下が私のシリーズプレイ時間。過去作品と比べてもかなりのボリュームです。龍が如く0に次ぐプレイ時間でした。
「エンディング+サブストーリーコンプ」
龍が如く0 74時間
龍が如く極 44時間
龍が如く極2 37時間
龍が如く3 50時間
龍が如く4 39時間
龍が如く5 64時間
■ストーリー
近江連合会長の命が幾ばくもない。
次期会長候補は誰がトップになっても東城会と全面戦争になりかねない。全面戦争を回避すべく、東城会は全国の極道組織と杯を交わすべく奔走する。
福岡で起きた東城会会長「堂島大吾」の失踪に端を発した一連の大事件に「桐生一馬」たち5人の主人公達は巻き込まれてゆく。
福岡、札幌、大阪、名古屋、東京の5大都市をまたにかけた本作品。スケールの大きさは過去最大でした。
ストーリー、個人的には面白かったです。黒幕は最後まで読みきれませんでした。多少辻褄が合わないところがあっても絵のインパクト重視な演出がありますが、ドラマを見ているような感覚で嫌いじゃないです。
■アナザードラマ
これまでの龍が如くでもサブストーリーはふんだんに用意され、寄り道要素が龍が如くの一つの特徴ではありました。しかし、これまでのサブストーリーはほぼ単発のお使いでしかなく、ストーリー性を持たないものでした。
アナザードラマは一連のストーリー性を持たせることで、主人公たちの違った一面をみせてくれる要素となっています。また、ミニゲームもレース、マタギ、ダンスバトル、バッティングとこれまでの作品では見られなかった新作のミニゲームが追加されており、そのどれもが一つの独立したゲームとして成り立つほどクオリティが高かったです。
これまでの作品ではミニゲームは1、2要素新しいのが追加される程度のペースでしたが、今作品はミニゲームにより力が込められておりアナザードラマ用ミニゲームを含め数多くのミニゲームが用意されています。
■夢、叶えし者
タイトルにもある「夢」がキーワードになっています。
夢って単純に叶えるだけじゃない。いろんな形で夢に携わることができるんだなというのがプレイしての発見でした。
夢を見させる、夢を届ける、夢を応援する、夢を託す、夢を引き継ぐ、夢の場所を守る、兄弟の夢、親子の夢、一族の夢。
一人の力で叶う夢なんてなくて、色んな人が関わることで大きな力になることを伝えたいように感じました。
■要注意
SteamDeckでのプレイだけで起こるようですが、2025年3月時点では時々ムービーと音声が合っておらず別のムービーの音声が流れることが何度かありました。修正されることを切に望みます。

Pent
03月05日
極、0、極2、3、4、本作の順にプレイ。
このシリーズはいつもそうなのだが、本作もいいところと悪いところが混在していて評価がとても難しい。
簡単なほうから言うと、まず格闘ゲームとしての面では、新世代エンジンで作られた極2辺りと比較すると依然として改善すべき点が多いものの、3を底として4、5と概ね少しずつ良くなってきている。戦闘の難易度は4よりも一度に出現する敵の数が増えてその分難化したが、それでも3よりはやりやすい。特筆すべきこととして、ついにPC側にもHPの二周目が持てるようになった。今までボスキャラだけが独占していて憧れだった二周目である。まあ、大ボスは当たり前のように三周目四周目を持っているのだが…
ランダムエンカウントでは、敵が増援を呼ぶようになったが、これにより一回あたりの戦闘時間が延び、あまりありがたくない印象。元々ランダムエンカウントは別の用事があって移動しているときにいやいやながら巻き込まれるということが多いわけだが、その面倒さをさらに悪化させている可能性がある。なお、ランダムエンカウントの遭遇率も上がっており、戦闘終了から数歩歩いただけで次の戦闘になることがあった。もっとも、数学的に言って、発生が文字通りランダムである場合、遭遇率がある程度大きくなってくると、戦闘が連続する確率はそれ以上に早いペースで上昇するので、遭遇率自体はそれほど大幅には上がっていないのかも知れない。
QTEは相変わらず乱用されている。QTEはゲームと呼ぶに値するものではない。
また、本作も4同様に複数のPCを操作するシステムだが、キャラ数が5人に増え、それぞれが独自の技を持っているので、覚えなければならない量が増え、少々辛くなってきた感はある。特に、一旦そのキャラの話が終わってしばらく経ってから戻ってくると、そのキャラの戦い方を忘れてしまっていることがあり、そういうところが辛い。また、武器システムに熟練度の縛りが追加されたが、レベル上げしなけれぱならない面倒な要素がまた一つ増えたという印象で、あまり面白さに貢献していないように感じられた。これはそれぞれのキャラでやらなければならない。
レベルデザイン面では、ちょっと複雑になりすぎた神室町の屋上や地下は大半が削除された。一方で、桐生編では福岡、冴島編では札幌、品田編では名古屋が追加され、新マップという点では充実していたと思われる。ただ細かいことを云えば、今回の新マップは観光客目線が強くて、観光名所の寄せ集めみたいに見えなくもなかった。これにはメリットもあるだろうから痛し痒しではあるが…。そのことと関連しているかわからないが、3のときの沖縄マップでも感じたことだが、神室町と比較して地方の新マップはどうもこじんまり感が強いように感じられるのは筆者だけだろうか。神室町も歌舞伎町そのままではないのだが、それにしても極端なミニチュア化はされていない。歌舞伎町は規模が大きく独特な町なので、同じことを地方都市でしようとしてもうまく行かないのかもしれない。また、既存マップ含め相変わらずセーブポイントやタクシー乗降場、各種店舗といったものが少なすぎたり配置が偏ったりしているが、特に新マップではその傾向が顕著だった。
この辺りから議論を呼ぶ要素になってくるが、本作では複数のPCそれぞれのパートにアナザードラマと呼ばれる、独立したストーリー付きの拡大版ミニゲームのようなものが追加された。その内容は、桐生編ではタクシードライブゲーム、冴島編では雪山での狩猟ゲーム、秋山・遥編ではアイドル育成シミュレーションゲーム、そして品田編ではバッティングゲーム。これらはメインストーリー進行上は概ね初めの方だけプレイ必須で、残りは任意という形になっている。
元々ミニゲームというものは、メインストーリーの進行を停滞させること、開発リソースの関係でしばしば出来が中途半端であること、そして何より、単品作品として購入する場合と異なりプレイヤーが気に入った内容の作品を選択して購入するというプロセスがなく、プレイヤーが気に入る内容であることを担保するものが何もないこと、などの理由・原因から、少なくともプレイ必須の形ではあまり歓迎されない傾向にあると思われる。一方で、制作側の都合としては、フルプライスゲームに要求されるボリュームは相当大きいのに、人間が書いたり理解したりできるストーリーのサイズにはかなりきつい制約があるため(私見では1時間ドラマくらいの分量を超えたらもう長すぎて無理が出る)、メインストーリーを長くしていくということには困難が伴い、その対策として、水増しとまでは言わないがプレイ時間を稼ぐ目的でミニゲームの強化が必要になってきているのだと思われる。本作全体のボリュームは、過去作と比べると増えている実感があり、制作側としてはこのやり方はやりやすかったのだろう。なお、ストーリーを長くするための定番手法として描写すべきキャラの数を増やすというのがあり、前作からPCが増えているのも一つにはそういう目的のはずである。
本作では、遥編以外のアナザードラマのストーリーは、メインストーリーとは形式的には接続しているものの本質的には関係がない。やりたくなければやらなくてもいいシステムにはなっているので、その意味での押しつけがましさは緩和されている。ただ経験値稼ぎには、サブストーリー同様に有効なので、結局多くの人は大半をクリアするのではないかと思われる。実際やってみた感想としては、サブストーリーと比べれば充実していて楽しめた面はあるけれど、やっぱりメインストーリーとは大分関係ない。そして個人的には、本作全体のボリュームはちょっと多すぎた印象があり、失敗とは言わないがアナザードラマはなくてもよかったのでは…というのが率直なところである。存在していると、経験値稼ぎのほか、コンプリートの賞品とかなんだかんだでやらないといけないような雰囲気が漂ってくるもので、やらなければいいで済まない部分がある。アナザードラマを追加するとしても、遥編以外にどれかひとつくらいでよかった。発売順としては本作の後に来る『0』や『極2』の水商売アイランドを、ストーリー付きのミニゲームという意味でアナザードラマ的なものの後継とみるならば、そういう意味では進歩していたのかも知れない(ただあれでも長すぎたと思うが)。
一方で、遥編のアイドル育成シミュレーション部分は、メインストーリーと直結しているといって過言でない内容である。詳しいストーリー分析は後述するが、今回のメインストーリーは、一言で言えば遥がアイドルを目指すという話で、いつも通りの(?)東と西のヤクザたちの大ゲンカの筋もあるけれど、それを含めてその他の部分はオマケ、つまりそれに従属する内容である。
第一作から今まで長年苦楽を共にしてきた遥だが、アサガオの経営は余裕がありそうには見えず、またメタな話ではあるがシリーズを通じた世界観として、孤児が普通に生きようとすると大変苦労する、一旗揚げようとすればアウトローになるしかない…ということが繰り返し語られてきていたので、そろそろ将来のことを考える時期になって、遥の進路というか就職先というか…彼女の未来がどうなっていくのか、親でもないのに親心を発揮して心配していた観客(プレーヤー)たちは多かったのではないかと思われる(ここのレビューを読んでいるとそうでもないような気もしてくるのだが、おそらく年齢層によって感じ方に違いがあり、筆者のようなオジサンオバサン世代だと小さな遥のことが大分気になっていたはずである)。
そこへ降って湧いたアイドルデビューの話は、遥や朴だけでなく、観客にとっても夢のような話である。物語やゲームにおいて、登場人物(PC)と観客(プレイヤー)は別人であり、登場人物がどのような状況に置かれようが観客にとっては本来他人事である。しかし遥の場合は前述のような理由で到底他人事のようには思えず、遥編のアイドル育成ゲームへの意欲や没入感は単なるミニゲームとは段違いに高かった。ここのレビューに異論もあるけれども、私見では、本作で一番やる価値の高かったのは遥編である。分量は少ないながら単品のアイドル育成ゲームにも引けを取らない出来だったのではないか。ただゲーム性としては音ゲーだから格闘ゲームとは全然違うわけであり、まあある意味前作までもあったカラオケミニゲームの延長線上だし、難度も高いわけではなかったけれども、このジャンルが嫌いで面白くなかったという人もいただろうとは思う。それは前述のミニゲームの欠点が生まれる原因と同じことである。ただ客観的に見ても、他のアナザードラマのシステムと比較して遥編は力が入っていたように見えるし、楽曲の質も既存のカラオケ曲よりずっと高かったように思われる。『KONNANじゃないっ!』は遥のテーマソングとして、桐生の『JUDGEMENT-審判-』、真島の『24時間シンデレラ』と並び、プレイヤーの記憶に残る一曲となるだろう。遥への愛情から作り手側のやる気(と開発投資額)も大分ブーストされたのかもしれない。今回の遥は、モデルや歩き方からして一般女性キャラと全然違う! キャバクラ嬢と比べても明らかに違う。遥愛を感じるゆえんである。
そうであるがゆえに、本作の結末は議論を呼んだ。これについてはメインストーリーの話なので後でネタバレで論じるが、この結末に対する個人的な評価は、ぎりぎり「アリ」といったところ。筆者は一応事前に結末の展開はザックリ知っていたのだが、それでも実際に見た後は考え込んでしまい、今回ばかりはエンドロールをスキップしようとする余裕もなかった。しかしここまで考えさせるような結末を持つゲームはあまりあるものでなく、特に本シリーズではいままでなかったことなので、いい悪いは別としても少なくとも一度この結末を経験してみる価値はあると思う。
メインストーリーの力の入れ具合についても、遥編と、桐生・冴島編とでは大分差があった。というより、本作については、桐生・冴島編のシナリオは雑だったと言わざるを得ないところがある。それが特に顕著だったのが、戦うことへの理由付けについて。そもそも実際のヤクザがこれほど日常的に乱闘しているということはあり得ず、格闘ゲームであるということが要求する頻度で戦闘が発生することをシナリオ上正当化することは極めて難しい。ややジャンルは違うものの『ファークライ3』のシナリオは、ここの正当化を諦めて、はっきり主人公のことを殺人鬼と化した人間として表現しているくらいである。ただ本シリーズの場合はあくまでアウトローなりに立派な人間を描こうとしているのでそういうわけにもいかない。そういった事情はプレイヤーもわかってはいるので、戦いでそれぞれの問題を解決しようとするというところに少々無理があっても大目に見てきたわけだが、本作では少々無理があるという域を超え、もっともらしい理由付けをしようという努力すら放棄されたように見える。作劇において人物の行動が不自然なのは重罪である。
一方、品田編は様相が異なり、かなり手堅く作られたミステリーのシナリオという印象を受けた。品田という人物が魅力的に描けているし、役者の芝居がよかったこともあるとは思うが台詞回しもよかった。また、シナリオの教養レベルみたいなものが他の部やこれまでのシリーズと比べて明らかに高かった。おそらく、品田編はシナリオライターが違い、スピンオフの『JUDGE EYES』シリーズを担当した古田剛志氏が書いたのではないか(本作でのクレジットは「脚本補」)。ただ、ミステリーのセオリーを踏襲した作劇のため、どうしても主人公が受け身的になり、またサスペンスが不足するという欠点は、このシナリオにも見られた。例えば、建物の上から突然物が落ちて来るというシーンがあったが、あまりハラハラしなかった(QTEを失敗しないかという心配を除けば)。これは、それが起こった時点では、品田のしているのが正義から言って是非とも成功すべきことだという確信がプレイヤー側にないことと、物が落ちてきたことがプレイヤーが正しいと思ってした選択の結果であるということがその時点ではプレイヤーに認識されていないことから、どうしても他人事感が出てしまうためである。典型的なミステリーでは、探偵役がするのは第三者の立場での情報収集のみで当事者として事件に関与しない傾向があるのと、極力事件に関する情報は隠さなければならないという意識があるのが要因と思われる。後期クイーン的問題みたいな問題意識はこれらをさらに悪化させる。また、全体のメインストーリーとのつながりはかなり形式的であり、品田編がなくとも十分メインストーリーは成立したと思われる。夢というテーマが共通するように書かれた話と思うが、どちらかというとこちらは夢破れた後どう折り合いをつけるかという話であり、今まさに夢に向かっている遥の話とは似て非なる話になっていたように感じた。とはいうものの、全般に品田編のシナリオの出来はよく、JUDGE EYESの方もプレイしてみたい気にさせられた。
ここから先はネタバレでストーリーの結末について。
[hr][/hr]
遥「実は皆さんに--
どうしても話しておかなければならないことがあります
今 私がこのステージの上に
立てているのは--
決して自分ひとりの力ではありません
私を支えてくれた
事務所の社長やマネージャー
ダメな私を見捨てずに
指導してくれた先生方
プリンセスリーグで 互いに
競い合ったライバルたち
そして 何よりもこんな私のことを
応援してくれる--
皆のおかげです
でも そんな皆に
隠していたことがあります
それは 私の家族のことです
私はずっと 自分の親の顔を
知らずに育ちました
親のいない私にとって
養護施設で一緒に暮らす子供たちや--
面倒を見てくれるおじさんは
本当の家族以上に大切な存在でした
でも その大好きな皆から--
私は離れてしまいました
アイドルとしてデビューするためです」
係員A「何やってんだアイツは?
警備に指示して止めさせろ!」
係員B「はい!」
遥「アイドルって 女の子なら誰もが一度は
夢に見ますよね?
もちろん私もそうでした
でも私にはそれ以上に 決して裕福とは
言えない現実がありました
私は 自分がアイドルになって
成功することで--
養護施設の経営を
助けられると思いました
しかし それは同時に--
私と 私をこれまで育ててくれた
大事な人との絆を--
断ち切ることに繋がったんです
私を育ててくれたおじさんは--
昔 極道と呼ばれていた人でした
他の人から見たら怖いかも知れないけど……
私にとってのおじさんは
強くて 優しくて--
頼りがいがあるけど でも
どこかちょっと抜けてて……
私はそんなおじさんのことが--
大好きでした
けど 今はもう--
おじさんのことを家族とは
呼んじゃいけないんです
それでも私 後悔はしてません
私にこの世界を見せてくれた
事務所の社長には--
言葉にはできないくらいの感謝をしています
毎日が新鮮な驚きに満ちていて
嬉しいこと 楽しいこと--
辛いこと 悲しいこと……
たくさんありました
これからもそんな生活が続くのかと
思うと 心がワクワクします
けど ファンの皆や 何より自分自身に
嘘をついて生きていくことは--
私には出来ません
私の夢はアイドルになること
でも もう一つあったんです
大好きな人たちと
一緒に幸せに暮らすこと
今日この舞台に立って 私にとって
何が一番大事なのかやっと分かりました
だからもう これ以上
歌うことは出来ません
私は 桐生一馬の家族です」
(横山昌義脚本、古田剛志脚本補、能登秀美脚本補、名越稔洋総合監督、セガ『龍が如く5 夢、叶えし者』(Yakuza 5 Remastered)(2012・2015)最終部最終章「夢、叶えし後」より)
遥はこう言って、ドームコンサートを途中で抜け出しアイドルを引退する。
批判の多いこの遥の決断だが、筆者としては、事前に想像していたよりは割と冷静な判断だなと感じた。少なくともアイドル稼業が養護施設の経営の助けになることや、多くの人間、特に事務所関係者の協力を得てここまで来たことを明確に認識した上で判断しており、一時の衝動でコンサートから抜け出したというわけではない。一方で、言っていることはあくまで遥個人の都合であり、多くの人に迷惑をかけることが正当化されるとは考えにくい。すべてわかっての選択となると、ある意味ではより悪質と評価される可能性もある。
もし遥がまだ小学生くらいだったら、保護者と一緒にいることは正当な権利だから、桐生のもとに戻ることは何人も否定できないことで、いかに大人たちに損害が生じようと非難を受けることはなかった。しかし高校生となると、そろそろ自立を考えはじめる微妙な時期である。
遥に対する親心からも残念である。誤解されがちだが、上のセリフを読めば、「遥はアイドルになることには興味がなかったが、朴の夢をかなえるためにドームコンサートに臨んだ」という解釈は正しくないとわかる(この点は、『極2』のサブストーリーで遥がアイドルになることに興味を示さなかったという経緯があるので混乱しがちなところである)。アイドルは遥の夢だった。その夢の職業につけたというのに……。しかしそれよりも、やはり多くの恩人に迷惑をかけることの方が大問題である。
まさか遥を悪人として描写したかったわけではあるまいし、シナリオライターは一体何を狙って遥にこのような決断をさせたのか?
この点の可能性はいくつか考えられるが、第一に筆者が疑っているのは、このシリーズでは従来から、地位から降りるということが過大評価されているように見えることである。つまり遥は自らトップアイドル(もしくはその候補)の立場から降りたのだから、迷惑をかけることは不問となる、何なら美しい自己犠牲だくらいに考えられたのではないか。以前のレビューでも書いたが、桐生が四代目を早々に辞めたことは、客観的に見ると決して立派なことではなく、辞めていなかったら東城会は今のように弱体化していなかったし、少なくとも極2の事件は起こらなかった。一方的な指名だったから辞める権利はあったかも知れないが、かといってそうすることが立派ではない。ゼロの序盤で疑いをかけられたときに桐生が辞めることで責任を取ろうとしたのも、(実際取るべき責任はなかったけれども、もし取るしたら)あれでは責任をとることになってなかった。ちなみに、本作での相沢との最終戦闘前のシーンで、相沢が桐生に対して四代目を辞めなければよかったと言い、桐生もそれを肯定したのには少なからず驚いた。それをわかっていながら今回も繰り返したということは、このシナリオライター、確信犯である。
第二に、...
(字数制限のためここまで。全文は以下で読んでください)
https://nakag0711.hatenadiary.org/entry/2025/03/05/194629

im-encryption-0709
02月13日
2週目以降のプレイがきつかったです。
ストーリー中の会話シーンがスキップできません。早送りはできますが腕を組んだり頭をかく等のモーションがある場合はその動作が終わるまで会話が早送りできません。またTVの中継が流れるシーンは早送りできず中継そのものが終わるまで何もできないのが不便でした。
エンカウント率が高く、敵の接近速度がプレイヤーキャラよりも速いため戦闘になることが多かったです。また戦闘に入る前に数秒のムービーが挿入される場合があり、途中でだれる感覚がありました。サクサク進めたい場合はエンカウント率を下げる「開運の数珠」装備することをお勧めします。
開運の数珠は桐生のサブストーリー「遥を重ねて」クリアか神室町のコインロッカーを全て開けると入手できます。
ボリュームはシリーズ屈指だと思いますが、細かい部分でテンポが悪くプレイ時間を水増しさせる魂胆があるんじゃないかと邪推してしまいました。

yoinoha
01月29日
3部になってリズムダンスゲームが始まった。
龍が如く内のミニゲームはそこまで魅力を感じた事はない。戦闘の箸休めだ。
steamは色々なゲームが遊べるので、
わざわざゲーム内ミニゲームをやる位なら他の同系統で完成度の高いゲームをプレイしたい。
如くシリーズは同じミニゲームが複数作品で収録されているので、
元々の年一発売ならよかったが、纏め買いすると食傷気味になる。
まあシリーズ全部をクリアする必要も無いだろう。5はここで止めだ。

Mount_Position
01月02日
最終まで進んで途中でセーブポイント挟んでくれよと。
1時間以上セーブポイントなく終われないタイミングでこうなるとやり直しが面倒すぎる。

brother.kumako
2024年12月29日
予想外の展開でプレイヤーを驚かせたかったのか知らないが、終盤の「実は◯◯でした」というどんでん返しのせいで、むしろ支離滅裂になった作品。クリア後に2周目をやってみると、キャラクターの台詞があまりにも矛盾だらけなのがよく分かる。桐生や遥といったシリーズ主要人物の物語をどうしても知っておきたいのなら、セール価格の654円ならまぁ満足、というところだろうが、それでもシステム面の古さはプレイ前に留意していたほうがよいと思う。

shadow
2024年12月21日
[h3] 意欲的だがまとまりに欠ける挑戦作 [/h3]
「龍が如く5」は、5人の主人公と5つの都市を舞台にした壮大なスケールで、シリーズとして新しい挑戦を試みた意欲作です。しかし、その野心的な構成が裏目に出てしまい、全体としてのまとまりやテンポに課題が残る印象を受けました。
[b]5人の主人公の物語が散漫に感じる[/b]
本作では、桐生一馬をはじめとする5人の主人公がそれぞれ異なるストーリーを展開しますが、それぞれのエピソードの濃さやテンポにばらつきがあります。特に、品田や遥のパートは新鮮な要素を取り入れているものの、他の主人公たちとの繋がりが希薄に感じられ、全体のストーリーがやや散漫に映ります。終盤で一気に物語を収束させる展開も急ぎ足に感じられ、感情移入が難しい部分がありました。
[b]膨大なボリュームが逆効果に[/b]
5つの都市を舞台にした壮大なスケールは魅力的ですが、各都市の個性が薄く、マップが広がった分だけ移動や探索が単調に感じる場面も。また、サイドコンテンツやミニゲームのボリュームが多い反面、それらがメインストーリーとの関連性が薄く、プレイ中に散漫な印象を受けることがありました。シリーズ特有の「街を生きる」感覚がやや弱まっているように感じます。
[b]戦闘の爽快感に欠ける部分も[/b]
各主人公ごとに異なる戦闘スタイルが用意されていますが、全体的にバランスが悪く、一部のキャラクターでは単調さを感じることがありました。また、ヒートアクションの演出は派手ですが、戦闘自体のテンポがやや鈍く、長時間プレイしているとマンネリ感が出てしまうことも。
[b]サイドコンテンツの完成度は高いが…[/b]
カラオケや釣り、ダンスバトルなど、多彩なミニゲームが用意されていますが、これらがメインストーリーの進行と絡みにくく、全体のゲーム体験に統一感が欠けている印象です。特に、遥のアイドル活動はユニークではあるものの、他の主人公たちのシリアスな物語とのトーンの違いが強く、浮いているように感じられる部分がありました。
[h3] 総評 [/h3]
「龍が如く5」は、シリーズとして新しい試みを多数取り入れた意欲的な作品ですが、その結果として、全体のまとまりやテンポが犠牲になってしまった印象を受けます。5人の主人公や5つの都市という壮大なスケールは魅力的ですが、それらが十分に活かされているとは言い難く、散漫な印象が残る仕上がりとなっています。シリーズファンであれば楽しめる部分も多いものの、初めてプレイする人にとっては少し取っ付きづらい作品かもしれません。

Java1sAn
2024年12月07日
フルスクリーンの状態でWindowsキー押さないで!!
このゲームはあまりにも糞なのでフルスクリーンの状態でWindowsキーを押して別のタブに行くとフリーズします。なので最後にセーブしたところからやり直しなので相当めんどくさいです。
なので皆さんには不幸になってほしくないので、やらないことをお勧めします。

宇喜多直家
2024年09月06日
クリアまでプレイしたが、突っ込みどころ満載なストーリーで正直楽しめなかった。
キャラクターを分割して進めるシステムは4からの踏襲だが、4人のキャラクターが切り替わるタイミングでアイテムやLv、所持金が初期状態にリセットされるので不便だった。
また、設定回りをいじると操作不能になるバグが存在するので設定をいじる直前にセーブしていないと最後にセーブした場面からやり直しになるので注意が必要。
![GTA rockstar [JP]](https://avatars.steamstatic.com/15c157546680b5eafe6d886f2581c7ff7d23fe91_full.jpg)
GTA rockstar [JP]
2024年08月31日
注意:STEAM DECKでプレイするとイベントムービーの音声が他のイベントの音声と置き換わるバグあり。*2024年8月時点
(5より以前の龍が如くでこのバグはなかった。再起動しても改善しない。メインメニューの動画振り返りで再生しても音声が置き換わっている。PCだとこのバグは一切起こらない。DECKでプレイしたセーブデータでもPCでプレイすれば問題なく再生される)
ゲームレビュー
5以前の作品よりボリュームが多い。神室町、札幌、福岡、名古屋が楽しめる。
途中自分がプレイしているのはヤクザゲームなのか?と頭をかしげる部分があった。ここは好き嫌い別れるかと。
これまでの作品より各キャラの語りが多く話が長いと感じた。何度も寝落ちした。
最終ミッションは途中セーブできずとにかく長いので2時間は確保してプレイした方がいい。

taiyounosita
2024年08月30日
アナザーストーリーと亜門以外のサブクエクリア。他の方も書かれているように広げた風呂敷のたたみ方がひど過ぎる。
4までは結構楽しめていましたし、5もラスボスちょっと前までは好評レビュー書くつもりでしたが・・。
個人的には第4部終盤で「実は旧友だった」と判明した数分後に無印ラスボスバトル開始時のオマージュされたのも辛かった。そんな軽い文脈であの再現はしてほしくない。

This_meron
2024年08月24日
お金を稼ぐのも、敵を殺しまくるのも何もかもが自由です。敵がいやなら敵が来ないアイテムだってあります。アイドル育成要素もあってボリュームを求める人にはお勧めです。ただタクシー関係のイベントはコントローラーがないと厳しいです。

toranekonf
2024年08月16日
イベント時のボイスが別のシーンのものが流れるのは百歩譲って我慢できるが
steam deckでのプレイ時
イワガメを釣り上げるとフリーズする
これはつらいこまめにセーブする大切さを思い出した。
ゲーム自体はおもしろいので一応おすすめにはしますけど・・・

umemayo
2024年08月11日
他の方のレビューにもあるように、ムービーで、そのシーンとは関係のない音声が流れる不具合があります。割と頻繁します。しかもムービーよりも音声が短い場合は、ムービーが途中で終了します。致命的すぎる不具合

sabanomisosuke
2024年07月01日
ストーリーに関しては言語道断なので割愛
個人的にどうしようもなく不満なのが戦闘とエンカウントの仕様
前作に比べて入力の受付がガバガバで、出したい攻撃を出してくれず暴発しまくり
特に連続攻撃でコンボを重ねる秋山の空中コンボなど狙っても難しいぐらい
この時点でもう4の足下にも及ばない駄作で、以降も入力の受付はマシになったが4よりも厳しいままという、シリーズの迷走が戦闘面にも表れている
エンカウントでは手早く戦える場合と長ったらしい上に腹が立つ口上でウザ絡みされるムービーを眺めさせられる二者択一で、言うまでもなく後者が害悪
おかげで4と違い戦闘目当てでもやり直す気にならず、可能なら返品したい

Kurogane
2024年06月18日
改善した所は多いけど、それ以上に改悪点が多くなってしまった作品です。
[h1]良かった点[/h1]
・タクドラ桐生ちゃん(かけそば美味しそう)
・品田(キャラ&シナリオ◎。桐生ちゃん以外なら5で一番好きかも)
・マタギ生活(マップは小さめですがお金が稼げるし緊張感&達成感があってGood)
・キャバクラ(攻略キャバ嬢数減少。5までが多すぎたので)
・物価(2012年頃の物価。現在(2024)と比べてみると面白いです)
[h1]ダメな点
・朴社長(やる事なす事ブラック社長過ぎる)[/h1]
・ラスボス(間に合わせ感が凄い)
・物語の結末(当時は多分荒れたでしょう)
・雑魚敵(発見追跡性能が上がったのでスルーするのが困難に)
・通行人(多すぎて邪魔)
・タクシー(街の外周にしか停車しない)
・パチンコ(4と同じく見せられるだけで遊べません)
・麻雀(CPUが異常に早くリーチしてくる)
・賭場、カジノ(CPUの積み込みが酷い)
・西郷(ノリがつまらない。あとマシンガン使用は絶許)
・プレミアムアドベンチャー(周回引継ぎ不可)
・疾走闘技3のフォークリフト(コツを理解しないと色々理不尽)
・テクスチャ(ムービーなどで主人公達の髪近くにズームすると解像度の境界線の様なものが目立つ)

IINORI
2024年06月14日
エンディングまで行きましたが面白かったです
でも不満もいっぱいなんです
相変わらず少ないセーブポイント
街の中心地には意地でも運ばない利便性クソなタクシー
アイテム所持数少なすぎ問題
クソ狭通路にわらわら湧き出る障害物通行人
戦闘終了後即エンカ多発な多すぎる雑魚
エンカすると10秒程度入るウザすぎる前置き
全員倒したと思ったらまだ残っている敵がいるんだけれど離れた場所にいてなかなか見つからない敵
夢がテーマな今作ですがやたらと夢々うるさくてテーマってもっとさりげなく差し込むものなのでは…?
色々と補足を入れるべきストーリーがあると思うんですが、真島関連やその友人関係、ラスボスの生い立ちや高杉さんのこと、刑務所のこと
アナザードラマよりも本編の方に力を入れて欲しかったですね
あとエンディングは…消化不良が凄い

iAi
2024年05月27日
0~ここまでリプレイを兼ねてSteam版をプレイしてきたのですが、桐生シリーズの中では5はやっぱり好きな作品だなぁ。
4に引き続き、多主人公(今作は5人。。。5.5人?)なので、いろんな楽しみが盛りだくさん。それぞれの「夢」をベースに繰り広げられる物語が、私も頑張ろうという前向きな気持ちにさせてくれるので元気になれます。あと、脇役達もみないい味出している所も良かったです。
タクシードライバー、マタギ、アイドル、風俗ライター??
と、正直ギャグも入ってるでしょ?というラインナップですが、ギャグかと思える出来事ももひたすらに一生懸命作られてるとそれはもう立派な面白いゲーム。ミニゲーム的なものがたくさん入っているけど、どれも丁寧に作られていて面白かったです。
タクシーで走り屋と競争!北の大地でマタギになる!!
・・・・いや、もうヤクザ関係なくねぇ?といいたくなりますが、ある意味本当の「極道」に皆さんなっていらっしゃって、プレイするこちら側も思わず真剣に頑張ってしまいました。おかげで自分が何のゲームやっているのか忘れるぐらい没頭してしまって、こんなプレイ時間数になってますw
今回も本編だけ進めるとサクッと終わりますが、サブ(アナザーストーリー)が本編以上に面白いので、ぜひ好きなキャラだけでも全話コンプを目指して堪能してほしいなぁと思います。
また、バトルもいい感じで、桐生シリーズの中では自分は一番に爽快にプレイできたかなと思います。。。。まぁ、ちょっと街のチンピラの数が多くて、めんどくさいなぁ感があったけどアイテムで遠ざけるとかすれば対応可です。
今回は東京、博多、大阪、名古屋、北海道と街歩きも大変ボリューム満点で、それぞれのご当地料理や方言などが堪能できて面白かったです。ヤクザ達の啖呵もご当地啖呵!自分は博多とか、あまりなじみがなかったので、博多弁で啖呵きられるのとかとても良かったです♪こういう日本のご当地楽しめるのいいですね。
シリーズも5作目ということで、龍如好きな人でないとなかなかここからプレイする人も少ないかと思いますが、好きになったらぜひ!プレイして欲しい作品だと思います!。。あ、最後にこれだけ言っとこう。
[H1]冴島好きは、とにかく買え![/H1]
キャバクラに行かない男、冴島。カラオケは歌わない男、冴島。
そんな冴島の「ばかみたい」が聞ける5。。。。それだけで国宝級。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=3255601818

脱水少女
2024年05月06日
ストーリーや章毎のキャラ変更などは好みによる所なので置いておいて、個人的にお勧めできないポイントとして一番はエンカウントが高すぎる事。数歩歩いてまた戦闘なんて事もあるし基本道が狭いのに待ち伏せされてたり、戦闘回避が厳しい状況が続いたり。その上戦闘中に敵に増援呼ばれる事もあったりガードが硬くその間に周りから叩かれたりなどストレスとイライラがかなり溜まりました。戦闘面、エンカウントのせいでテンポが悪くなっています。そこを許容できるかどうかで評価は変わると思います。相変わらずサブクエやミニゲームなどやり込み要素は健在です。